徒然なる野鳥のままに悠々散歩

週末には近くの公園、丘陵や海岸を散歩しながら野鳥の撮影を楽しんでいます。

キンクロハジロによく似ているスズガモ

2021-02-28 | 野鳥
スズガモは冬鳥として全国に飛来し海水域に好んで生息します。
名前の由来は、飛んだときの羽音が鈴の音に似ていることによるそうです。
潜水採餌ガモでアサリなどの貝類のほか甲殻類や魚を捕食したりします。

スズガモのオスです。

頭部には黒緑色の光沢があり、
背中は灰色で細かな波状の模様があります。

スズガモのオスは一見、キンクロハジロのオスに似ていますが、キンクロハジロのオスには寝癖のような冠羽があり背中は黒色をしています。

お腹を出して羽繕いをしている姿は可愛いです。



スズガモのメスです。

メスはクチバシのつけねが白いのが特徴ですが、キンクロハジロのメスにも時にクチバシのつけねが白い個体があるようで紛らわしいです。
相違点として、スズガモのメスには冠羽がなく背中や脇に灰色みがあることで見分けることができます。

メスの羽ばたきのシーンです。





正面から見た姿はなんともいえないユーモラスさがあります。


とても可愛いカモです。




雪の中のミコアイサ

2021-02-26 | 野鳥
先日、雪が降る中、ミコアイサのオスが水路を泳いでいるところを撮影しました。
ミコアイサのオスは愛称、パンダガモと呼ばれています。


クチバシから水も滴るミコアイサ。
冠羽がとてもオシャレで泳いでいる姿は優雅です。


黒いパンダ模様の中の目がクリクリとしていて可愛いです。
















尾羽の先端が赤いヒレンジャク

2021-02-26 | 野鳥
ヒレンジャクは冬鳥として飛来し、越冬地の日本ではヤドリギやナナカマドなどの果実を主食としています。
レンジャクの漢字表記は「連雀」で雀が連なっていることを意味していますが、レンジャクが雀のように群れる習性があることに名前の由来があるようです。
ちなみに尾羽の先端が赤いのがヒレンジャク(緋連雀)で黄色いのがキレンジャク(黄連雀)です。

年によってその飛来数には大きな差があって、ヒレンジャクは西日本にキレンジャクは東日本に多く見られるそうです。

ヒレンジャクはずんぐりとした体型でトサカのような立派な冠羽がトレードマークになっています。
喉は黒く、サングラスのような黒い過眼線は冠羽まで達しています。
少し派手目な風貌はバードウォッチャーには人気があります。



体の下面の中央は淡い黄色、尾羽の先端は赤色をしています。











この木には十数羽のヒレンジャクが群れでいました。




ボサボサ頭のウミアイサ

2021-02-25 | 野鳥
ウミアイサは冬鳥として日本にやってきます。
今週、河口付近の波が比較的穏やかなところでウミアイサのオスを撮影しました。
ウミアイサとカワアイサは遠目からのシルエットはよく似ていますが、羽の配色パターンが違うので容易に見分けることができます。


ウミアイサのオスには冠羽がありボサボサ頭で可愛いです。
また、赤黒いクチバシや赤い虹彩が特徴的です。

この個体は上クチバシの先端が欠けているようでしたが、元気に潜水をしては魚を採っていました。







ウミアイサは潜水して採餌しますが、水面に浮いた状態で頭だけを水中に入れて魚を探すシュノーケリングのような行動もよく見せたりします。


赤い脚とクチバシがきれいなユリカモメ

2021-02-24 | 野鳥
ユリカモメは赤い脚とクチバシがきれいな小型のカモメ類で、東京都の鳥にも指定されています。

橋の欄干にとまっているユリカモメです。




後ろ姿も可愛いです。

海上の波消しブロックいるユリカモメです。





ユリカモメは他のカモメ類と違って虹彩が黒いせいか、優しい感じの目をしています。


飛翔シーンです。

風の強い海岸でも自由に飛びまわれるように翼は細長いです。


扇状に広がった尾羽の純白が美しいです。

ユリカモメは4月ごろになると黒い頭巾を被ったように頭だけが黒色になり、その時期はすでに繁殖地に向かって旅立っていることが多いのですが、日本でも時に夏羽の姿を観察することができます。

ちなみにユリカモメの夏羽は

顔がユーモラスな印象に変化します。










ウミネコの飛翔

2021-02-22 | 野鳥
2月22日は猫の日ということで、ウミネコの飛翔シーンをアップしました。
週末に近くの海岸で撮影しました。
ウミネコは日本の代表的なカモメ類で、日本およびその近辺にしか繁殖しない世界的には珍しい鳥のようです。
その名前の由来のとおり、鳴き声がミャーオ、ミャーオと猫の鳴き声に似ています。

ウミネコは尾羽に太い黒帯があるのが特徴で、日本に生息する他のカモメ類には見られません。















ウミネコの顔をズームアップしてみました。
クチバシは黄色で先端に赤と黒の帯があります。
眼光が鋭くきついイメージがあります。








採餌中のタゲリ

2021-02-21 | 野鳥
週末に農耕地で採餌中のタゲリを撮影しました。
タゲリはチドリの仲間で餌を採っては数歩歩く「stop and go」を繰り返します。
近年、その個体数は減少傾向にあり、日本各地で(準)絶滅危惧種や希少野生生物に指定されています。


タゲリは長い冠羽がトレードマークで、顔の隈取りのような黒い模様も個性的です。

羽は構造色といって、ホログラムのように光のあたり具合によって変化する美しい輝きがあります。

外見だけでなく鳴き声も個性的で、ミューと猫のような声で鳴くので最初はすこしびっくりします。


冠羽を風になびかせながら採餌をしています。












虎斑模様のトラツグミ

2021-02-20 | 野鳥
トラツグミは日本最大のツグミ類で
夏は山地の林で繁殖し、冬には平地に移動して都市公園でも観察することができます。
雑食性でミミズや昆虫類を捕食しますが、植物の実を食べたりもします。

体の上面は黄褐色で黒いウロコ模様があり、体の下面は白地に黒い三日月斑が並んでいます。
その羽模様はとても美しいです。












やんちゃ顔のキンクロハジロ

2021-02-19 | 野鳥
近くの公園で撮影しました。
水も滴るキンクロハジロ。

キンクロハジロのオスは寝癖のような冠羽がチャームポイントで、
やんちゃな顔立ちや仕草には愛らしさがあります。
潜水ガモといって足がお尻の方についていて泳ぎや潜水に特化した体型をしているため、歩くのは大の苦手です。


光があたった時の頭の紫色の光沢が美しいです。






いろいろな体勢で器用に羽繕いをしていますが表情も豊かです。








お腹を出して羽繕いをしている姿は可愛いです。






雪上を歩くオオバン

2021-02-18 | 野鳥
オオバンが餌を求めて雪上を歩いていました。
池の中に餌が不足しているからでしょうか。



雪上をトコトコとぎこちなく歩く後ろ姿にはなんとも言えない可愛さがあります。



オオバンの足趾は弁足といって、各々の趾に木の葉状の弁膜がついています。
陸上に上がるとよく観察することができます。











草を啄んでいます。


アカウソのメス

2021-02-18 | 野鳥
アカウソのオスとペアで、一緒に行動していました。

地上に降りては採餌しています。
オスに比べると全体的に少し地味な印象ですが上品さがあります。



クチバシにはつねにたくさんの餌をくわえています。
















地上で採餌中のアカウソ

2021-02-16 | 野鳥
地上に降りては採餌しているアカウソのオスを撮影しました。


クチバシにはつねにたくさんの餌をくわえています。















マヒワのオスと一緒にいるところですが、マヒワの十数羽の群れと一緒に採餌していました。


イソヒヨドリのオス

2021-02-16 | 野鳥
イソヒヨドリは海岸で見かけることの多い身近な鳥ですが、オスのくすんだ羽色も繁殖期が近づいてくると鮮やかな色に変化してきます。
週末に堤防で撮影しました。

無機質なコンクリートの堤防にただずむイソヒヨドリの翼の青さや腹部の茶褐色はよく映えます。
















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