徒然なる野鳥のままに悠々散歩

週末には近くの公園、丘陵や海岸を散歩しながら野鳥の撮影を楽しんでいます。

クロツグミのメス

2021-04-30 | 野鳥
クロツグミは夏鳥で山地に生息し繁殖しますが、この渡りの時期は低地でも観察することができます。

クロツグミのメスです。

頭から体の上面は褐色で胸から腹にかけて白地に暗褐色の斑があります。
脇はやや橙色をしています。
クチバシは茶色がかった黄色で、黄色いアイリングはオスほどには目立ちません。












ユリカモメの飛翔(2)

2021-04-29 | 野鳥
ユリカモメはカモメ類の中で、一番内陸にまで飛来する鳥で、田植え前のこの時期は日中、水張り田で採餌している姿をよく見かけます。

先日のユリカモメの飛翔シーンからです。
沖の波消しブロックの上を飛んでいるところです。


背後にいるのはセグロカモメです。

ユリカモメは頭巾を被ったような頭に白く縁取られた目が可愛いです。









太陽光で羽が透けて見えるところがきれいです。






チュウシャクシギの飛翔

2021-04-28 | 野鳥
チュウシャクシギシギは旅鳥として春と秋の渡りの時期に飛来する中型のシギ類ですが、特に春に多く群れとして観察されます。


洋上の波消しブロックで休息しているところです。
チュウシャクシギはひしゃくのように下に湾曲した長いクチバシが特徴的です。
ダイシャクシギより短くコシャクシギより長いのが名前の由来です。

飛翔シーンからです。

























新緑によく映えるキビタキ

2021-04-27 | 野鳥
キビタキは東南アジアで越冬し、日本には夏鳥として全国の平地から山地の落葉広葉樹林に飛来します。
春や秋の渡りの時期には都市公園や近くの丘陵地帯でも観察できます。

キビタキのオスです。




眉斑と腹部の黄色や喉の鮮やかな橙色は新緑によく映えて美しいです。

体の上面は黒く、腰部は黄色、翼に白斑があります。

















冬羽のオオソリハシシギ

2021-04-25 | 野鳥
オオソリハシシギは春や秋の渡りの時期に日本に飛来するシギ類です。
春の渡りは他のシギ類に先駆けて早い時期に飛来します。

今週、近くの海岸でまだ冬羽のままのオオソリハシシギを撮影しました。

名前の通り先端が上に反った長いクチバシが特徴です。
夏羽になると頭部から体下面が橙色に変化します。


クチバシの基部はピンク色で先端に向かって黒くなります。
クチバシを泥の中に差し込んで、ゴカイやカニを捕食します。






















ホオジロ

2021-04-24 | 野鳥
ホオジロ類の地鳴きは似ていますが、ホオジロはチチチッと三声で鳴くことが多いです。
ちなみに地鳴きが似ているカシラダカはチッ、チッと一声ずつ鳴き、アオジも一声ずつですがやや濁ります。
さえずりは複雑すぎてカタカナ表記しにくいのですが、聞きなしの代表的なものに「一筆啓上仕り候」や「札幌ラーメン味噌ラーメン」などがあります。


ホオジロも冠羽が少し逆立つことがあります。











よく見ると脚を怪我でもしているのでしょうか。
しかし、それを感じさせるふうもなく元気に飛び回っていましたが、小鳥ながらも野生に生きるたくましさときびしさを感じました。




アオジ

2021-04-23 | 野鳥
アオジは留鳥あるいは漂鳥として山地の森林で繁殖します。
冬は平地に降りて越冬し、公園の林でも見かけることができます。

アオジのオスは頭が暗い緑色で目の周りが黒いです。

体の上面は茶褐色で黒い縦斑があり、体下面は黄色で脇の黒い縦斑が目立ちます。


アオジのメスです。
メスは頭部が褐色で淡黄色の眉斑があります。





足趾は全部で4本あり、第1趾(後趾)は後方を、第2趾から第4趾は前方を向いていて木の枝を掴みやすい構造になっています。
このようなタイプの足を三前趾足(さんぜんしそく)または正足(せいそく)と呼ぶようです。




アオジはカシラダカやミヤマホオジロほどではありませんが興奮したり鳴いたりする時は冠羽が立つことがあります。






夏羽のカシラダカ

2021-04-22 | 野鳥
カシラダカという名前は興奮したりすると頭の冠羽か立ち、頭(かしら)が高くなることに由来しているそうです。
ユーラシア大陸北部で繁殖し、日本には越冬のため飛来します。
比較的に開けた場所を好み、山地、農耕地、河原に生息して地上で種子を食べたりします。
今週、近くの公園で撮影しました。

カシラダカのオスです。
夏羽は頭が黒くなり、白い眉斑が目立ちます。

体の下面は白色に胸から脇にかけて茶色の縦斑があるのが特徴的で、一見顔つきの似ているホオジロとの相違点です。














ちなみにカシラダカの冬羽は↓





婚姻色のアオサギ

2021-04-21 | 野鳥
アオサギは繁殖期になるとクチバシが黄色からピンク色に変化してきます。
つがいが成立した時が一番鮮やかになります。





首から胸にかけての飾り羽が繊細です。





羽繕いをしているところです。







複雑に首をくねらせて羽繕いをしています。


暗い林を好むクロジ

2021-04-20 | 野鳥
クロジは日本とサハリン、カムチャッカ、千島列島にしか分布しない鳥のようです。
漂鳥として北海道から本州中部以北で繁殖し、冬には本州中部以南の暗い林に生息します。
やぶの中にいることが多いので、なかなか姿を見せません。
週末に近くの丘陵で撮影しました。


全身が青灰色をしていて、背中は褐色で黒い縦斑があります。





クチバシに種子のようなものを咥えています。











羽色とさえずりが美しいキビタキのオス

2021-04-19 | 野鳥
いよいよ夏鳥飛来です。
キビタキは東南アジアで越冬し、日本には夏鳥として全国の平地から山地の落葉広葉樹林に生息します。
春や秋の渡りの時期には都市公園や近くの丘陵地帯でも観察できます。
この週末、近くの丘陵で撮影しました。

キビタキのオスです。

喉は鮮やかな橙色で美しいです。
眉斑は黄色で翼に白斑があります。










夏羽のオバシギ

2021-04-18 | 野鳥
オバシギはシベリア北東部で繁殖し、オーストラリアや東南アジアなどで越冬するシギ類です。
旅鳥として春や秋の渡りの時期に日本に飛来します。
カニやゴカイを食べたりしますが、二枚貝を好んで食べる習性があり丸呑みします。

シギ類は識別が難しいものが多く、特に冬羽のオバシギとコオバシギの識別は難しいです。

オバシギはずんぐりとした横長体型の中型のシギ類です。

クチバシは黒く真っ直ぐで、やや長めです。

夏羽は体上面は黒褐色で白い羽縁があり、肩羽には橙色の斑があります。


また胸の帯状の黒い斑が特徴的です。





















ベニマシコのメス

2021-04-17 | 野鳥
4月は夏鳥と冬鳥が交代する季節です。
家の近くの公園ではふだん見かけないベニマシコを見ました。
ベニマシコは北海道で繁殖し、冬鳥として本州以南に渡り越冬するようです。

ベニマシコのメスです。






















ツバメの飛翔

2021-04-16 | 野鳥
今にも雨の降りそうな曇り空の天気でしたが、高速で水上を飛び回るツバメを撮影してみました。

ツバメは優れた飛翔能力を持ち、飛行速度を急に落としたり、小さく急旋回できます。
ちなみに、飛行速度は時速40〜50kmのようです。
飛びながらカゲロウ、ユスリカ、アブ、ハエなどの昆虫を捕食したり水も飲んだりできます。



ふたつに分かれた尾羽が特徴的です。














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