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小林寛道著『若返りウォーキング:脳と体が10歳若くなる歩き方があった』を読む

2007年08月21日 | 折々の読書
ここのところ,お盆休みに並行して読んでいた本が続々ゴールインしている。しばらく,「夏休みの読書感想文」にお付き合いください。

    ***   ***   ***

「10歳若くなる...」という,お昼のワイド・ショーのようなフレーズに色めき立つではないか。頭も体もすっきりするウォーキング方法があるなら飛びつきたくもなるだろう。今や国民の4人に1人が実行しているというウォーキングだ。道理で早朝から歩き回っている人が多いわけだ。だが,姿勢が悪く脚のみを頼りに歩いている人が大多数らしい。では「正しい」歩き方とはどんな歩き方か。

腕や脚など体表に近い部分にある筋肉は馴染みが深い。ところが体の奥深い位置にある大腰筋,脊柱起立筋,腸骨筋などは意識したこともなく,この本で初めて知るわけだ。これら体幹部にある筋肉こそウォーキング効果を決定づける大切な筋肉であり「ボディー・インナー・マッスル」という。これら体の「核」となる筋肉を動かして歩くこと=「コア・ストレッチ・ウォーキング」が有酸素運動を効果的にし脳と体の活性化に役立つという。特に大腰筋を鍛えると寝たきり防止にも効果があるというのである。

だが,肝心の説明がいまひとつ。簡潔なイラストは入っているのだが,やはりbefore-after的な写真が効果的だろう。「胸を張る」という説明は分かるが,みぞおちから脚が生えている感覚で歩けと言われてもイメージできない。第一,胸より腹の方が出てしまう(笑)。数日間,説明通りに歩いていたつもりだがまだ分からない。

よく考えてみれば10年前だって頭がすっきりしていなかった(笑)。腰痛はあるし,短足,がに股ではストレッチもマッスルもどうでもよい。正しくなくてもいい(爆)。自分にとって歩きやすく障害にならなければよしとしよう。大腰筋などが太くなったらまた体重増加になるし。今日は負け惜しみ書評(笑)。

■小林寛道著『若返りウォーキング:脳と体が10歳若くなる歩き方があった』(宝島社新書[241]),2007年8月


3 コメント

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若返り (ひなげし)
2007-08-22 00:29:24
若返りという言葉には私も弱いです。
でもウオーキングはしていません。

最近「はいて運動すると大腰筋が鍛えられるスパッツ」と「身につけると肩甲骨の位置を正しくしてくれるトップス」というものを身につけて練習しています。
これはなかなかいい感じです。
肩こり腰痛が軽減される、っーか、気のせい?
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武具? (isis)
2007-08-22 23:04:57
ひなげしさん,

同じような歳の連中と話すと話題は健康と病気のことばかり。後がないなあ。。。空しいなあ。。。と感じるこの頃です(笑)。

大腰筋をご存知でしたか。さすが体育会系!
スパッツとトップスですか。なんだか甲冑を身につけているみたいですね。いやいや,そんな感じはしませんか?
私も腰痛全盛時代に一般的なコルセットをしていましたが,腰の安定感が感じられました。そんな感じですか?はたまた,チェロ演奏矯正ギプス感(笑)?
いずれにせよ,正しい姿勢が結局,楽。。。?
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チェロ演奏矯正ギプス (ひなげし)
2007-08-22 23:47:46
こんばんは。

着用すると甲冑というよりはデューク更家(ご存知ですか?笑)みたいな感じです。
裏にパワーネットが張ってあって、筋肉に負荷をかける仕組みですが、着用感は普通のフィットネスウエアです。

夏休みは毎日これを着て練習した結果、昨年のように体重激減はしませんでしたが体脂肪率がさらに3パーセント減りました。

近頃練習していて思うのは、肩甲骨や鎖骨・肩関節の可動域を広げることと、それを支える広背筋・棘下筋・腹直筋・大腰筋の強さと柔軟性をバランスよく鍛えていく必要があるのではないかということです。
それができないと、手の中で弓をすばやく扱えないような気がします。

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