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チェロローグへようこそ! 万年初心者のひとり語り、音楽や身の回りのよしなしごとを気ままに綴っています。

ブレヴァールのソナタ

2015年11月03日 | チェロ
 なかなか休みが取れず、今日も仕事から帰ってからようやく30分ほど、久しぶりの練習。多分、3日後くらいに右肩に筋肉痛という予測ができそう(笑)。短い時間なので、Suzukiをひっぱり出してきて、ブレヴァールのソナタ、ハ長調を弾いてみた。易しいと言えば易しいが、聴いてもらえるように弾くには難しい。依然として難しい。
 このブレヴァールのソナタは、知る限り、CDも1種類だけ、Youtubeも素人の方々のオンパレードだったが、最近、スザンヌ・ビアの動画がアップされていて、よい演奏が聴けるようになったのは嬉しい。

 ブレヴァールは、私のレベルで言うのは気がひけるが、弾いていてもしっくりこない様式の作曲家である。バッハの没後3年に生まれ、ベートーベンより4年早く亡くなっている一生が関わっているように思う。その時代のフランスの音楽がしっくりこないのは私だけだろうか。このビアの演奏は、その「違和感」をすこしは溶かしてくれそうである。

 ところで、ブレヴァール(ブレヴァル)は、チェロ関係者しか知らない、マイナー作曲家、あるいはレッスン名曲作曲家である。練習に取り組んでいた頃、大部な音楽辞典などをひっくり返して調べたメモが残っているが、それによれば、だいたい次のような作曲家だ。

Jean-Baptiste Sebastien Breval, 1753-1823.
 パリ生まれのフランスの作曲家、チェリストで、1774年頃にはチェリストとして活動。1775年に『6曲の協奏的四重奏曲』作品1を出版している。1778年、コンセール・スピリテュエル(フランス革命まであった公開演奏会)にデビュー。以後、ソリスト、オペラ座のオーケストラメンバーとして活動。1796年から1802年の間、パリ音楽院でチェロの教授を務めた。
 作品は、室内楽作品を中心に、チェロ協奏曲、協奏交響曲、オペラにも及んでいる。チェロ教則本も残している。室内楽作品は、「技巧的には過度の要求のない、優美で短いもの」という評価がある。易しいのは、学習者への配慮であろう。


Jean Babtiste Breval, Sonata in C Major, op. 40, No. 1, Susanne Beer and Gareth Hancock


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