統一地方選挙、前半戦の県議会議員選挙で、某候補の“ウグイスさん"をやってきました
こういう派手な場所に意外と向いてるんですよね~、私ってば
もちろん、名前の連呼連呼連呼なんていうヤボなマネはしませんよ。
候補者の政策をしっかり勉強して、訴えたい内容をきちんと訴えてますから。
それでも、周囲から見たらウルサイだけの存在かもしれないですけどね
実際、デカいスピーカーと看板つけてワーワー言って走ってる「選車」って、ホント異様なヤツです。
だけど、支持者にしてみたら、応援している候補の「選車」が近くに来るのは、それはもう嬉しいらしくって、急いで家から飛び出してきて、候補者と握手をしながら、いろんな話をします。
「安倍をやめさせないと日本は大変なことになる」
「松岡(農水相)に、いつまでもやらせておくわけにはいかん!」
地方議員にそこまでの力があるかどうか・・・それはさておき、そんな光景を見ていると、「選車」って、政治を身近に感じる瞬間をプロデュースしているのかな、という気もします。
それに、あんな車でもウヨウヨ走ってないと、「今、選挙中だよ」ってこともわからない人が増えて、今以上に、つまりは致命的に投票率が下がるんじゃないかな。そういう意味では、啓発の役割もあるのかな、という気もします。
さて、選車の車窓から見た選挙光景ですが。
最近の傾向なんでしょうかね。
年齢の連呼が多く見られます。
曰く、
「ふくしま太郎、37才」
「けんかい次郎、41才」
「若さで頑張ります」
若い人に期待したいという気持ちを汲んだ戦術はわかるけど、年は誰だって取るもので、年しかアピールするものがないっていうのは、どうよ?
しかも、ウチの候補者57才と、すれ違いざまに「若さの太郎、若さの太郎、若さの太郎」と意味のない連呼で挑んでくる無礼さ。
一体、何者なんだ、こいつら~!
ま、こっちは4期目のベテランだし、アタシも百戦錬磨の“ウグイスさん"ですから「豊かな経験と実績」でやり過ごしますけどね。
ちなみに、37才(民主党公認)と41才(自民党公認)ともに落選でした
こちら57才(社民党公認)にしても、ギリギリの選挙でした。
今まで2回(1期目は無投票当選)、この候補者の選車をお手伝いしました。
自治体職員出身らしく、「10時と3時の休憩は必須。人間の集中力はそれほど持たないものだから」というポリシーを持っていて、穏やかな「選車」活動をしてきましたが、今回はさすがに違ってました。
寸分を惜しんで走り、声を涸らして訴えました。
ご葬儀に遭遇した際、「故人のご冥福をお祈りします」という“ウグイスさん"定番のセリフがあるのですが、それに続けて候補者が「故人にもどうか宜しくお伝え下さい」と言ったときは、さすがにギョっとしました。
また、最終日、同僚の“ウグイスさん"が、感極まって「皆さん、何とかして下さい!」と支離滅裂なことを口走って、それが私のツボに入ってしまい、しばらく仕事が出来なくなってしまったり・・・そのくらいせっぱ詰まった選挙でした。
でも、そういう状況下だからこそ、候補者の“本気さ"が私たちにも伝わったし、周囲の有権者にもしっかり伝わったのだと思います。
予想外の中位当選でした。
当確が出たときは嬉しかったなぁ。
久々に泣いちゃったよ~(テレビカメラにアップで捉えられてしまったし)
さて、日曜日(明日)からは、心機一転、市議会議員選挙です。
頑張ってきまーす
当地では、既に自治体選挙が終了しました。応援していた無所属庶民派現職は落選、落としたかった市長はギリギリ当選(もう一歩まで追い詰めたのに)と最悪の結果となりました。
新自由主義勢力に対抗し労働者勢力の反撃の礎を築くため、がんばりましょう。
こちらは2戦2勝でした。
でも、年々、状況が厳しくなってきているのがわかります。社会の横の絆が断ち切られて、体制的な刷り込みが容易になっているのを選挙のたびに痛感します。
私は私の投票権を大切にして、今までもこれからも行使していこうと思っていますが、それだけでは絶対的に足りない気がします。非常に歯がゆいです。