Casa de Celia

iHasta la victoria siempre!

世界のどこかで

2007-06-24 | Monologo(独り言)

Baghdad Burning(2007年2月22日付「サーブリーンのレイプ・・・」より)

  これを書いている今、チャンネル4(ナイル衛星放送で見られるMBCのチャンネル)では、借金から抜け出す方法をオプラ[トークショーの司会者]がアメリカ人に教えている。スタジオを埋める、見るからに買い物しすぎてるアメリカ女性たちに対して、ブランド品をもっと減らしてもやっていけるとゲストが話している。

 収入と財産をいかに増やすか、彼らがしゃべっている時、アル=ジャジーラでは若いイラク女性のサーブリーン・アル=ジャナービーが、イラク治安部隊に家から拉致され、レイプされたと語っているのだ。視聴者には彼女の目しか見えない。彼女の声はかすれ、上ずったり詰まったりする。ついに彼女はもうこれ以上話せないとレポーターに告げ、恥ずかしさのあまり目を覆ってしまった。
  彼女は誰よりも勇気あるイラク女性かもしれない。アメリカ軍とイラク治安部隊が女性たち(男性たちも)をレイプしていることはみんな知っている。でも実名でこのことを世間に明らかにしたのは、彼女が最初ではないだろうか。彼女が自分の身に起こったことを語るのを聞くと、私の心は痛む。彼女をうそつきという人もいるだろう。他の人たち(戦争を支持するイラク人も含む)は彼女を売春婦と呼ぶだろう―あらかじめ言っておく。恥を知れ。

 サーブリーンを誘拐するとき、どんな口実を使ったのだろうか。たぶん彼女は「テロリスト容疑者」といういつもの見出しでやつらが拘束する何千人もの人々の一人なのだろう。CNNやBBCやアラビーヤの字幕で「イラク治安部隊が暴徒を13人拘束した」と出たうちの一人だったかもしれない。彼女をレイプした男たちは、ブッシュとコンディがあんなに自慢しているあの治安部隊、つまり、アメリカ人に訓練された人々なのだ。これはアメリカのイラク占領ドキュメンタリーをひもとけばすぐに見つかる章。レイプされ、殺され、両親と妹たちとともに焼かれた14歳のアベールのことを語る章だ。 やつらは、バグダード南部のハイ・アル=アミルという地域にある家から彼女を誘拐した。ギャングなんかじゃない。イラク平和維持隊か治安部隊。アメリカによって訓練されたやつらじゃないの?どういうやつらか知ってるでしょ。彼女は残酷に集団レイプされ、今そのことを語っている。彼女は、安全のためかプライバシー保護のため、顔を半分隠している。彼女が語ったことをここに翻訳してみる。

  「私は『私は何も持ってない(私は何もしてない)』とその人に言いました。彼は『何も持ってないって?』と言いました。ひとりの男が私を地面に投げつけ、私はタイルで頭を打ちました。彼はそのことをやりました―つまり、私をレイプしました。次の男が来て、私をレイプしました。3人目もまた私をレイプしました。(間―すすり泣く)私は彼らに頼み、叫びました。すると、一人の男が私の口を覆いました。(不明瞭、泣く)別の男が来て言いました。『終わったか?おれたちも番を待ってるんだ』すると彼らが言いました。『だめだ、アメリカ人の委員が来た』。彼らは私を裁判官のもとに連れて行きました。

 キャスター:サーブリーン・アル=ジャーナビーは、治安部隊のひとりが彼女のビデオ/写真を撮り、レイプのことを人に話したら殺すと脅したと語っています。彼女が調査官に会ったあとで、また別の将官が彼女をレイプしました。
 
 サーブリーンは続ける。

 「男たちの一人が言いました…私は彼にこう言ったのです。『どうか―あなたのお父様とお母様にかけて―私を放してください』彼は『いや、いや。母親の魂にかけて、おまえを放してやるさ。ただし条件がある。お前がたった一つこっちにくれさえすればね』と言いました。私は『何を?』と尋ねました。彼は『レイプしたいのさ』と答えました。私は『だめ―できません』と言いました。すると、彼は私を武器のある部屋に連れて行きました・・・そこには武器、カラシニコフがあり、小さなベッドが(不明瞭)、彼は私をそこに座らせました。それから(将官が来て)彼に言いました。『この女を置いていけ』。私はクルアーンにかけて誓い、言いました。『預言者の光にかけて、私はそのようなことをしません・・・』。彼は言いました『そのようなことをしないって?』私は答えました。『はい』。(泣く)彼は黒いホースを持ち上げました。管のようでした。それで腿をぶたれました。(泣く)私は言いました『私になにをしてほしいというの?レイプしてと言えというの?私にはできないわ・・・私は***(売春婦)じゃないもの。そういうことはできないわ』。すると彼は『俺たちは欲しいものを取る。欲しいものでなければ殺す。それだけだ』と言いました。(すすり泣く)もうこれ以上話せない・・・ごめんなさい。最後まで話せません」

 今、このときも、リアルタイムで行われている数々の非道。
 アメリカ兵たちに、イラクの女性たちがレイプされ、殺されている。
 このサイトを紹介している「きっこのブログ」のきっこさんは、彼らレイプ野郎たちをせっせとイラクに運んでいる航空自衛隊の共犯性を指摘している。
 まったく、同感である。
 しかし、驚くには当たらない。
 この国の要職にある人々が、日本軍慰安婦たちに行っている“セカンドレイプ”発言を見れば、共犯で済んでいるだけ、まだマシなのかもしれない。

 このレイプ集団に、税金が湯水の如く使われている。
 沖縄海兵隊司令部のグアム移転を巡り、施設の建設費だけで一兆円を越えるという。毎年、在日米軍駐留経費など、5000億円以上充てている上に、である。

 国内を見れば、年金でつつましく暮らしている老人世帯に「万」単位の税金が掛けられている。
 彼らの命をつなぐ「年金」が“宙に浮いていた”問題について、当初、安倍総理は「払えと言ってきた全員に払えと言うのか」と凄んだ、という話を、今日、社民党・福島党首の街頭演説会で聞いた。

 どこか、何か、壊れている、この国、この世界・・・。

 チェ・ゲバラは、最期の地に発つとき子どもたちに遺した手紙にこう書いている。

世界のどこかである不正が誰かに対して犯されたならば、それがどんなものであれ、それを心の底から深く悲しむことのできる人間になりなさい。

 いつか、心の中から、一切の痛みが消える日は、来るのだろうか・・・

[チェの手紙]
 わが子たちへ
 愛するイルディータ、アレイディータ、カミーロ、セーリアそしてエルネスト、もしいつかお前たちがこの手紙を読まなくてはならなくなった時、それはパパがもうお前たちの間にはいないからだ。
 お前たちはもう私を思い出さないかもしれない、とくに小さい子供達は何も覚えていないかもしれない。お前たちの父はいつも考えた通りに行動してきた人間であり、みずからの信念に忠実であった。すぐれた革命家として成長しなさい。それによって自然を支配することのできる技術を習得するためにたくさん勉強しなさい。また次のことを覚えておきなさい。革命は最も重要なものであり、またわれわれの一人一人は(ばらばらであるかぎり)何の価値もないのだということを。
  とりわけ、世界のどこかである不正が誰かに対して犯されたならば、それがどんなものであれ、それを心の底から深く悲しむことのできる人間になりなさい。それが一人の革命家のもっとも美しい資質なのだ。
 さようなら、わが子たち。まだ私はお前たちに会いたいと思う。しかし今はただバパの最大のキスと抱擁を送る。 
パパより

[原 文]
A mis hijos Queridos Hildita, Aleidita, Camilo, Celia y Ernesto:
Si alguna vez tienen que leer esta carta, será porque yo no esté entre Uds.
Casi no se acordarán de mi y los más chiquitos no recordarán nada. Su padre ha sido un hombre que actúa como piensa y, seguro, ha sido leal a sus convicciones. Crezcan como buenos revolucionarios.
Estudien mucho para poder dominar la técnica que permite dominar la naturaleza.
Acuérdense que la revolución es lo importante y que cada uno de nosotros, solo, no vale nada.
Sobre todo, sean siempre capaces de sentir en lo más hondo cualquier injusticia cometida contra cualquiera en cualquier parte del mundo.
Es la cualidad más linda de un revolucionario.
Hasta siempre hijitos, espero verlos todavía.
Un beso grandote y un gran abrazo de Papá.


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