瑞原唯子のひとりごと

幻惑の死と使途(森 博嗣)

幻惑の死と使途(森 博嗣)。読み終わりました。愛知県警の刑事さんたちはほとんどアイドル親衛隊と化してますが、大丈夫なんでしょうか(笑)。今回はマジシャンの話。いやもうすっかり騙されました。犯人の正体が明らかになっても、頭の中はハテナでいっぱい。まいりました。


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以下、ネタバレありです。

今回の犯人はまるでノーマークでした。遺体消失のトリックだけなら、関わっている可能性が高いですけど、他には無関係だと思っていたので除外してしまってました。言われてみれば確かに納得ですが、そんなこと思いもつきませんって。

犀川は動機まで推測していましたね。けっこう意外でした。なんの根拠もない推測をみんなの前で披露することが。名前のためにというのは、第1章の最初にある男のモノローグから当たっているように思いますが(すると加部谷恵美が会っていたのは原沼だったのか)、ミカル殺害の動機は推測に推測を重ねてますし、かなり曖昧ですよね。それっぽい話はどこにも出てきていませんし。私は、ミカルは匠幻の娘だと思い込んでました。って、それじゃ「冷たい密室」と同じパターンだ(汗)。

にしても、萌絵は本当に危険に巻き込まれます。自ら巻き込まれているようなものですね。こうなったら、犀川に頑張ってもらうしか。興味はなくとも、全力で事件を解決するとか。萌絵がのめり込む前に(笑)。犀川が本気になって警察にも協力すれば、もっと早く事件が解決すると思うのですよ。まあ、無理ですよねぇ。

萌絵の友達の杜萌ことが気にかかって仕方ないのですが、結局最後まで出てこなかったです。次の事件がそれなのだろうか。

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コメント一覧

瑞原唯子
コメントありがとうございます
http://celest.serio.jp/
わん太さん、コメントありがとうございます!



> 犀川先生が本気で取り組んだら

> 多分、本の厚さは半分以下になってしまう気がします。



ですね(笑)。しかも、萌絵の活躍が少なくなってしまうので

魅力も半減でしょうか。



> それより今回は犀川先生の車選びの微妙な

> こだわりが面白かったです。



犀川があっというまに車を決めてしまったときは

吹き出してしまいました。

萌絵が慌てるのも無理はない(笑)。

外側の色にはこだわりないんですね。

確かに乗っているときにはあまり見えないけど

駐車場に止めてるときとか、けっこう目にする

機会はあると思うんですけどね。

まあ、見た目よりは乗り心地とかで選ぶのは

正しいと思いますけど。この極端さというか

潔さというのが、犀川らしいというか。

わん太
こんにちは。
犀川先生が本気で取り組んだら

多分、本の厚さは半分以下になってしまう気がします。





今回は確かにまったく分からなかったですね。

中盤、ほとんど姿すら見せていないし。



それより今回は犀川先生の車選びの微妙な

こだわりが面白かったです。

こだわりとは言わないのかな。

でも折角の新車も萌絵が乗り回しちゃいましたが…。
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