瑞原唯子のひとりごと

心が叫びたがってるんだ

2017年8月3日
心が叫びたがってるんだ。アニメのほう。録画してあったのを見ました。青春ものは苦手なのになんで録画したんだろう、気が重いな…と思いながら見始めたけど、目が離せなくて最後まで一気に見てしまいました。リアルな気持ち悪さもちょいちょいありつつ、そういうところも含めて面白かったです。初っ端からどえらい展開でびびった。え、ちょっ……そのお城に憧れちゃダメー! とハラハラしながら見てた(笑)。しかし、この両親はどっちもクズだな…人としてクズとまでは言えないけど、親としては間違いなくクズ。父親はともかく、母親のほうはいろいろつらいこともあってギリギリだったんだろうな、と同情する気持ちもないわけではないけど、娘にあんな仕打ちをして許されるということにはならない。感情が昂ぶって思わずひどいこと言っちゃった、というレベルじゃないもんな。普段から日常的に詰って、隠して、面倒でしかないという態度で。こんな環境にいながらあんなにピュアに育ったのは奇跡でしかないよ。これだけ純粋で、書く才能があって、歌うのも上手くて、だからこそ乗り越えられたんだと思う。まわりに理解してくれる人もいて恵まれていたよね。しかし発表会当日の行動は最悪だわ…自分がやりたいといって、みんなを巻き込んで、曲を作って、衣装を作って、大道具も作って、振り付けもして、練習を重ねてきたのに、それをすべて台無しにするところだったんだぞ。たまたま代役ができる人がいたからよかったけど、そうでなかったら幕も上がらずにぽしゃってた。でも舞台がどうなってもいいと思ってたわけじゃないんだろうな。舞台のことなんか考えられないくらい追い込まれていたんだろうな。自分のことでいっぱいいっぱいになっていて。だからといって許されるわけではないけれど、彼女が幼いころから閉じた世界で生きてきたことを思うと、あんまり責める気にはなれない。クラスメイトも結果オーライと思ってる人が多そうな。あのミュージカルは純粋に彼女の叫びであって、母親への当てつけという気持ちはなかったように思うけど、母親は当てつけに感じたかもしれない。それでもいたたまれない気持ちになったのならまだ救いがあるわけで。自分が娘にどんな仕打ちをしたのか、そしてそれがいかに重大なことだったか、すこしは思い知っただろうか。坂上くんはまだ高校生なのに立派すぎる。好きな子にならまだわかるけど、そうじゃない子にここまでできるなんて。男としてというより人として立派。包容力がありすぎる。それゆえ誤解を受けやすいタイプなのかもしれないけど。

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