瑞原唯子のひとりごと

完全なる報復


妻子を殺された男が、10年後、司法取引で罪を軽くした検事と犯人に復讐する話。

やりすぎ。妻子が殺されたことには同情するけど、あんまり関係のないひとまで殺してしまってるし、報復にしては度が過ぎていてドン引き。10年で達人になりすぎたあたりとか用意周到すぎるあたりとかは面白かったけど。

司法について問題提起して社会派っぽくなるのかなと思ったら、そこらへん最後の爆発とともに吹っ飛んでしまった感じでモヤモヤ。せめて検事が司法取引や被害者遺族について深く考えようとしてくれればよかったんだけど、ただ家族が無事でハッピーエンドってのはなぁ。

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