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マンション管理士日記

地域を守る:マンションと地域の融合

2012年 富士高原研修 ④

2012年02月27日 | 喜働

どうしても、これだけは 写さずには いられません。

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誤解を生じるので、講義内容を書くことは禁止されています。 だけど、この詩は既に出版された 山口先生の著書に載っているものですから、書かせて頂きます。

 

    わたしを見つめてください

                      山口 健次

あなたがわたしのお父さんなら

赤ちゃんのわたしをじっと見つめてください。

そして微笑んでください。

それだけでいいんです。

わたしの小さい体の中で

勇気と愛の種が

ふくらみはじめます。

あなたがわたしの未来を

照らしてくれるから

わたしは今日も安心して

おっぱいをたくさん飲んで

すやすやと眠れます。

       ※

あなたがわたしのお父さんなら

わたしとたくさん遊んでください。

おふろに入り 泡いっぱいのタオルで

わたしの体を洗ってください。

言いつけが守れたら

「えらいなぁ よくできたね」と ほめてください。

ひどいわがままを言ったら やめなさい!

ときっぱり言ってください。

だから けっして

どなったり たたいたりしないで!

だってあなたは

正しい生き方を教えてくれる

たった一人のお父さんだから。

お父さんがわたしをみとめてくれるから

わたしはじぶんの道を

見つけはじめることができるんです。

       ※

あなたがわたしのお父さんなら

思春期のわたしを

注意深く見守ってください。

努力したくても できないとき。

何度チャレンジしても だめなとき。

そして 独りぼっちになったとき。

元気なときも 心を閉ざしているときも

同じように見守って下さい。

苦しさに耐えて出かけるわたしを

わたしの背中が見えなくなるまで

見守ってください。

いざというときは

お父さんが助けてくれる。

そう思うたびに 力がわいてきます。

お父さんとお母さんを支える

わたしになれると

感じることができます。

       ※

わたしが母親になっていたら

どうぞ この子を抱っこして下さい。

膝に乗せて絵本を読んであげてください。

肩車したり お馬さんになって

遊んであげてください。

泣きべそをかいたときは

「だいじょうぶ いい子だ」

と言って

優しくはげましてください。

そして

幸せに包まれたわたしの笑顔を見て

祝福してください。

そのとき わたしの家族が

すべての存在から 祝福されていることに

気づきます。

       ※

わたしがあなたの年老いた母親なら

わたしの腕にそっと手を置き

微笑みながら

語りかけてください。

わたしの話を最後まで聞いてください。

愚痴をこぼしても

同じ話を繰り返しても

わたしの手を握り わたしを見つめて

優しくうなずいてください。

もし わたしが話せなくなったら

そのときは あなたの嬉しかったことを

いっぱい聞かせてください。

あなた達の 幸せな顔を

わたしの魂に刻んでおきたいのです。

それがかなえば

長かった人生のすべてを受け容れられます。

この世に生まれ これまで生きてきたことに

心から満足できます。

       ※

わたしが一人では動けなくなった父親なら

つらかったことも 悔しかったことも

何でもわたしに 吐き出してください。

わたしは充分に幸せな人生を

生きてきました。

失敗もしたし

苦労もかけました。

だからどんな話でも

今は素直に聞くことができる。

 

愛しいあなただから わかってほしい。

 

たとえ話せなくなったとしても

最後まで あなた達を見つめ

あなた達の役に立ちたい。

 

どうぞ 役立ちながら魂の故郷に

わたしを旅立たせてください。

 

 


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