秋津竹陵先生の著書『書道芸術』から。
『書が好きになりたい上手になりたいと思う方々は、小さい捉われた仮の己を、きれいさっぱりとかなぐり捨てて、書道と自分との間に横たわっている、己をえらく見せようとする心を追い払ってしまうことが、最初の仕事ではないかと思います。
そうするにはまず、自分がこれまで上手であったとかいう心を全く捨て去って、初めて書に対する心、小学一年生が字を習う気持ちになってみましょう。
一年生となりましたら、なにもかも新しいことです。筆の持ち方も墨のすり方も、点のうち方も、すべてが初めてのことで、そこには上手も下手もなく、至純至高、唯一絶対、他に比すべき何物もない、真の己のうぶな創作のみがあるのです。これが芸術でなくて何でありましょう。』
まさしく、これぞ小学校一年生の気持ちになって学んでいる我が姿であります。
『書が好きになりたい上手になりたいと思う方々は、小さい捉われた仮の己を、きれいさっぱりとかなぐり捨てて、書道と自分との間に横たわっている、己をえらく見せようとする心を追い払ってしまうことが、最初の仕事ではないかと思います。
そうするにはまず、自分がこれまで上手であったとかいう心を全く捨て去って、初めて書に対する心、小学一年生が字を習う気持ちになってみましょう。
一年生となりましたら、なにもかも新しいことです。筆の持ち方も墨のすり方も、点のうち方も、すべてが初めてのことで、そこには上手も下手もなく、至純至高、唯一絶対、他に比すべき何物もない、真の己のうぶな創作のみがあるのです。これが芸術でなくて何でありましょう。』
まさしく、これぞ小学校一年生の気持ちになって学んでいる我が姿であります。
