病気になったら、先生の言うことを聞いて
手術して注射して薬飲んで…
ほとんどの人が当たり前に受ける治療の数々。
だけど、かえるさんは違いました。
「私は治療をしてイヤな思いをするより楽しく暮らしたいだけです」
いわゆる標準治療は受けず、自分の納得した治療を選び
、
人生を楽しみ、生き抜いた闘病記
が
「かえるノート 乳ガンになって私が選んだ道。」
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かえるノート―乳ガンになって私が選んだ道 |
かえる | |
知玄舎 |
ひとつひとつを納得しないと先に進めないけれど
決心したら何事も楽しんでしまうタイプのかえるさん。
入院生活も、転移後の生活も、大変
なのにどこか楽しそう
。
亡くなるまで「自分らしさ」を大事にされていたことが伝わってきます。
そして、かえるさんのまっすぐな視点で見た
医療の問題には考えさせられることがとても多いです
乳がん体験者コーディネイターの講義でも学んだ通り
EBM(エビデンス・ベイスド・メディスン:科学的根拠に基づいた治療)が
大事だって、よーくわかっていますが
NBM(ナラティブ・ベイスド・メディスン:人生観に基づいた治療)も
同じように大切にすれば、さらに満足
のいく治療ができるのだろうな…と。
治療に関する参考本ではありませんが
こんな風に信念を持って病気と向き合いたいと思わせてくれる本です