
(NHK)グレート・リセット 脱炭素社会 最前線を追う 11月7日放送
世界経済フォーラム会長 クラウス・シュワブ
「今こそ、行動を起こすときだ!グレートリセットが必要だ!」

2020年1月、ダボス会議でのクラウス・シュワブ(世界経済フォーラム会長)の掛け声とともに、グレートリセットが始まった。グレートリセットとは、持続可能な社会の仕組みの実現(SDGs)のために、経済や社会を根本から変える試みのこと。中でも「脱炭素社会に向けてのリセット」がその最大テーマ。
世界中の先進国が、10年以内に炭素排出量を半減させる野心的な計画を打ち出した。


米国は52%削減

日本は46%削減

中国は2060年までに0%にするという。
フランスに至っては、旅客機移動を減らし、夜行列車を復活させる。前世紀の移動手段に戻す。
あと2度気温が上がると、アマゾンの壊滅や永久凍土の解凍、メタン層の崩壊によるメタンの放出などにより、暴走温室効果が起こり、地球には破局が訪れる。短期間にさらに2度ほど地球の気温は上がってしまう。そうなると、人類がどれほど努力をしても元には戻せなくなる。

是が非にでも、それを阻止しなければいけない。

各国では、既に気候変動訴訟が相次ぎ、2020年だけでその件数は1550件。ロイヤルダッチシェルも訴えられた。そして、判決では、シェルは2030年までに2019年比で二酸化炭素の排出量を45%減らすよう命じられた。10年間でCO2半減が、国家でも企業でも目標になりつつある。

一方で懸念もある。世界では今、極端なエネルギー価格の高騰が進行中。脱炭素の動きが進めば、さらに数倍に上がりかねない。米国は、国有地での石油の掘削を禁止し、パイプラインの建設も禁止した。やがて、石油の供給が減り、需要を満たせなくなる。
世界各国が石油禁止に舵を切る中、LNGガスの世界的な争奪戦も起きている。価格はうなぎのぼりに高騰中。需要に供給が追い付かず、中国では深刻な停電が進行中、地域によっては1日に10時間が停電、生産現場も停止。

日本にも影響が。中国は結果的にLNGガスの爆買いに走り、日本は購買量を縮小、そして購入価格も高騰を余儀なくされる。

そこで注目されたのがアンモニア。これを石炭に混ぜて燃やせば二酸化炭素の排出量を減らせるし、コストも4分の1に削減できる。

しかし、目標通り、2030年までにCO2排出量を約半減させることができても、地球の気温は2.7度上がってしまう。1.5度を超えると危ないのだが。そこで、さらに工夫が必要になる。冷却機器の冷媒の変更や電気自動車の導入、食糧廃棄の削減や動物性食品消費の削減などは有効な手段か。
各国でリセット案が考えられ、フランスでは149もの新たなリセット案が提出された。

(感想)少なくとも、NHKで報道されている内容自体には、どれにも賛成なのですが・・・10年間で二酸化炭素排出量を半減させるのは急激が過ぎます。しかも、その為に原子力を使わず、自然エネルギーを主に使うとなると、よっぽど激しい改革を各分野で余儀なくされるでしょう。陰謀論では、マイクロチップを使った総背番号制とか、いろいろ言われているのも知っていますが、どうやっても世界大戦並のエネルギーを消費し負担を強いる大事業になるであろうとは感じました。また、効率化の名の下で、ヨハネ黙示録のような展開が来ないことを私は願っています。
世界経済フォーラム会長 クラウス・シュワブ
「今こそ、行動を起こすときだ!グレートリセットが必要だ!」

2020年1月、ダボス会議でのクラウス・シュワブ(世界経済フォーラム会長)の掛け声とともに、グレートリセットが始まった。グレートリセットとは、持続可能な社会の仕組みの実現(SDGs)のために、経済や社会を根本から変える試みのこと。中でも「脱炭素社会に向けてのリセット」がその最大テーマ。
世界中の先進国が、10年以内に炭素排出量を半減させる野心的な計画を打ち出した。


米国は52%削減

日本は46%削減

中国は2060年までに0%にするという。
フランスに至っては、旅客機移動を減らし、夜行列車を復活させる。前世紀の移動手段に戻す。
あと2度気温が上がると、アマゾンの壊滅や永久凍土の解凍、メタン層の崩壊によるメタンの放出などにより、暴走温室効果が起こり、地球には破局が訪れる。短期間にさらに2度ほど地球の気温は上がってしまう。そうなると、人類がどれほど努力をしても元には戻せなくなる。

是が非にでも、それを阻止しなければいけない。

各国では、既に気候変動訴訟が相次ぎ、2020年だけでその件数は1550件。ロイヤルダッチシェルも訴えられた。そして、判決では、シェルは2030年までに2019年比で二酸化炭素の排出量を45%減らすよう命じられた。10年間でCO2半減が、国家でも企業でも目標になりつつある。

一方で懸念もある。世界では今、極端なエネルギー価格の高騰が進行中。脱炭素の動きが進めば、さらに数倍に上がりかねない。米国は、国有地での石油の掘削を禁止し、パイプラインの建設も禁止した。やがて、石油の供給が減り、需要を満たせなくなる。
世界各国が石油禁止に舵を切る中、LNGガスの世界的な争奪戦も起きている。価格はうなぎのぼりに高騰中。需要に供給が追い付かず、中国では深刻な停電が進行中、地域によっては1日に10時間が停電、生産現場も停止。

日本にも影響が。中国は結果的にLNGガスの爆買いに走り、日本は購買量を縮小、そして購入価格も高騰を余儀なくされる。

そこで注目されたのがアンモニア。これを石炭に混ぜて燃やせば二酸化炭素の排出量を減らせるし、コストも4分の1に削減できる。

しかし、目標通り、2030年までにCO2排出量を約半減させることができても、地球の気温は2.7度上がってしまう。1.5度を超えると危ないのだが。そこで、さらに工夫が必要になる。冷却機器の冷媒の変更や電気自動車の導入、食糧廃棄の削減や動物性食品消費の削減などは有効な手段か。
各国でリセット案が考えられ、フランスでは149もの新たなリセット案が提出された。

(感想)少なくとも、NHKで報道されている内容自体には、どれにも賛成なのですが・・・10年間で二酸化炭素排出量を半減させるのは急激が過ぎます。しかも、その為に原子力を使わず、自然エネルギーを主に使うとなると、よっぽど激しい改革を各分野で余儀なくされるでしょう。陰謀論では、マイクロチップを使った総背番号制とか、いろいろ言われているのも知っていますが、どうやっても世界大戦並のエネルギーを消費し負担を強いる大事業になるであろうとは感じました。また、効率化の名の下で、ヨハネ黙示録のような展開が来ないことを私は願っています。
