知識・見識・胆識
衛藤晟一首相補佐官が安倍晋三首相の靖国神社参拝に
「失望」を表明した米国への批判を動画サイト「ユーチューブ」に
投稿していたことが19日、分かった。「むしろ我々が失望だ。
米国はちゃんと中国にものが言えないようになっている。
中国への言い訳として(失望と)言ったにすぎない」と指摘。
「同盟関係の日本をなぜ大事にしないのか」と述べた。
(以下、略)
正しいことを言ってるんじゃないか。
首相補佐官にもなっていれば、きちんと表明した自分の意見を
簡単に撤回なんかしちゃダメだろ。
ここは、職を降りてでも自説を曲げちゃダメな場面だ。
「役職」とは、そういうものだ。
職責を賭してでも諫言するのが、役職というものだ。
毒は甘く 薬は苦し。それを認識して行動するのが「役職」というものだ。
撤回したということは、我が身の保身を優先したことになり、
所詮、知識だけで昇りつめただけの、胆識のない器 ── 役人に
多いタイプだ。・・・給料 いいからなぁ。
議員と違って選挙で落ちるという心配もないし、・・・
胆識・・・知識・見識とともに、安岡正篤の書には必ず出てくる語だ。
知識は、体験や直観を通じて「見識」となる。
「見識」は、複雑な事態に直面した際の判断力となる。
「胆識」は、肝を据えて 実践的な判断をする力であり、
困難な事態にぶつかった場合に、あらゆる抵抗を排除し、
断乎として自分の所信を実践に移していく力である。
(『安岡正篤一日一言』から編集)
要するに、首相補佐官としては「肝」が据わっていなかった。
TPPも難航しているようだが、
こういう時にこそ、ロシアとの平和条約締結に向けて動けば、
外交センスも磨かれるというもの。これが「時機」というものである。
アメリカが驚くのは当然として、中国・韓国もびっくりするだろうし、
ドイツも焦るだろう。東南アジアは大歓迎するだろうし。
以前、「キャロル」で指摘していたのだが、
靖国「失望」…発信源はケネディ大使 という記事が出された。
数時間後にオバマ政権が「失望」という声明をあわてて発表したことも
暴露されている。
あ~ぁ.... だめだ、こりゃ・・・。
どこの国もミンス党というものは・・・
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「宇宙」 でコメントし、その後も同じような主張を何度も
繰り返していたように思うが、[すごいぞ!ニッポンのキーテク]
(産経2014.2.16)に、「発電鍋」の記事が出た。
鍋に火をかけるだけて、直接、発電できるため、いちいち湯気を
作って羽根を回す必要が無い。
開発元の「TESニューエナジー」のオフィシャルサイトでは
「宇宙」 のところで、
「180年前に発見された電磁誘導に基づく磁石の回転による
発電の仕組みは、そろそろ他の仕組みで」とコメントしていたのは、
こういう、「磁石の回転以外の方法」による発電方法であり、
これを契機に、もっと多様な発想の出現を期待したい。