写真は20年以上も前のものとなりました

つれづれなるまゝに日ぐらしPCに向かひて心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつづっていきます

胆識

2014年02月20日 | 書・ことば

 

 

知識・見識・胆識

 

 

日経新聞2014/2/19では、

 衛藤晟一首相補佐官が安倍晋三首相の靖国神社参拝に

 「失望」を表明した米国への批判を動画サイト「ユーチューブ」に

 投稿していたことが19日、分かった。「むしろ我々が失望だ。

 米国はちゃんと中国にものが言えないようになっている。

 中国への言い訳として(失望と)言ったにすぎない」と指摘。

 「同盟関係の日本をなぜ大事にしないのか」と述べた。

 (以下、略)

 

 

正しいことを言ってるんじゃないか。

首相補佐官にもなっていれば、きちんと表明した自分の意見を

簡単に撤回なんかしちゃダメだろ。

 

ここは、職を降りてでも自説を曲げちゃダメな場面だ。

 

「役職」とは、そういうものだ。

職責を賭してでも諫言するのが、役職というものだ。

 

毒は甘く 薬は苦し。それを認識して行動するのが「役職」というものだ。

 

撤回したということは、我が身の保身を優先したことになり、

所詮、知識だけで昇りつめただけの、胆識のない器 ── 役人に

多いタイプだ。・・・給料 いいからなぁ。

議員と違って選挙で落ちるという心配もないし、・・・

 

 

胆識・・・知識・見識とともに、安岡正篤の書には必ず出てくる語だ。

 

知識は、体験や直観を通じて「見識」となる。

見識」は、複雑な事態に直面した際の判断力となる。

 

胆識」は、肝を据えて 実践的な判断をする力であり、

困難な事態にぶつかった場合に、あらゆる抵抗を排除し、

断乎として自分の所信を実践に移していく力である。

(『安岡正篤一日一言』から編集)

 

要するに、首相補佐官としては「肝」が据わっていなかった。

 

 

TPPも難航しているようだが、

こういう時にこそ、ロシアとの平和条約締結に向けて動けば、

外交センスも磨かれるというもの。これが「時機」というものである。

 

アメリカが驚くのは当然として、中国・韓国もびっくりするだろうし、

ドイツも焦るだろう。東南アジアは大歓迎するだろうし。

 

 

 

以前、「キャロル」で指摘していたのだが、

靖国「失望」…発信源はケネディ大使 という記事が出された。

数時間後にオバマ政権が「失望」という声明をあわてて発表したことも

暴露されている。

 

 

 

あ~ぁ.... だめだ、こりゃ・・・。

どこの国もミンス党というものは・・・

 

 

 

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宇宙」 でコメントし、その後も同じような主張を何度も

繰り返していたように思うが、[すごいぞ!ニッポンのキーテク]

(産経2014.2.16)に、「発電鍋」の記事が出た。

 

鍋に火をかけるだけて、直接、発電できるため、いちいち湯気を

作って羽根を回す必要が無い。

 

 

開発元の「TESニューエナジー」のオフィシャルサイトでは

発電のしくみや、各種商品の紹介などが掲載されている。

 

 

宇宙」 のところで、

「180年前に発見された電磁誘導に基づく磁石の回転による

発電の仕組みは、そろそろ他の仕組みで」とコメントしていたのは、

こういう、「磁石の回転以外の方法」による発電方法であり、

これを契機に、もっと多様な発想の出現を期待したい。