子猫の里親さん

　去年７月、のら母さんが５匹の子猫を生んで、例のごとくベランダに連れて来た。
里親募集のポスターを見て、新婚のご夫婦がわざわざ我が家まで合いに来てくれた。
お見合いの結果、どの子にするか迷っていたようだが、３匹も養子に迎え入れてくれた。
　その後、子猫が取り持つ縁でお互いの家を行き来するようになった。
とても気さくで優しいご夫婦で、私達夫婦もすっかりお気に入りで、何十年ものお友達のようなお付き合いをさせてもらっている。
　ご夫婦は心から猫を愛していて、結婚を契機に家を新築されたが、猫と快適に生活することを考えて家を設計したそうである。
　子猫達もご夫婦の限りない愛情に育まれ、のびのび、すくすくと育っている。

最近の子猫達。ちょっと見ない間に大きくなって・・・
左からむぎ、きらら、ももちゃん。

左からむぎ、もも、きらら、先輩のたんぽぽちゃん。
先輩達に遊んでもらい、毎日を楽しく暮らしている。

安心しきってゴロリ、お股を広げて・・・
遊び疲れてお昼ね中のむぎちゃん。

左からももと先輩のたろうちゃん。右端はむぎちゃん。
たろうちゃん（実は女の子）は生まれつきのハンディを
持っているが、子供達の親代わりをしているそうだ。

　のら母さんが連れてきて２日目の
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　不安そうな子猫達。

　まだ名前の無かった頃のむぎちゃん。

　ベランダにのら母さんが来ていて気に
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なる・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　左後ろはむぎ、その前はももちゃん。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　右は我が家に残った姉妹のアン。

争奪戦

　猫は何でも遊び道具にする。
トイレを洗って乾燥させている間に中に入って大暴れ・・・
同時に６匹入っていたが、シャッターチャンスを逃してしまった。 

マイブーム

どらみ♀２歳。幼い時はライオンみたいに毛が
長くて格好良かったが、成長するにつれ短くなり
今ではただの猫。

あん♀０．７歳（籠の中）と順番待ちのミー♀４歳　　　　

　今、我が家では猫族の間でちょっとしたブームが起きている。
縫いぐるみを入れていた小さな籠に入って寝る事である。
なにもこんな狭い所に入って寝る事はないと思うのだが・・・
元来、猫は狭い所が好きらしく、今までも小さなダンボール箱を見つけると無理やりもぐり込んでいた。大きな箱にはあまり興味を示さない。
　籠が空くのを待って猫の行列が出来る。

興味津々

　くろ助２歳。
最近、CRTのマウスポインタや動くアイコンにはまっている。
時々我慢が出来なくなり手を出すが、捕まえられなくて不思議そうに首を傾げている。
私がPCの前に座るとどこで見ていたのか飛んできて、キーボードの横に陣取り早く見せろニャンと催促する。

　一昨年の５月、のら母さんが３匹連れて来た。
ちょー助、ぶー、くろ、とそれぞれ名前が付けられ家に居座っている。
　３匹とも人懐っこく従順ではあるが性格は全く違う。
くろは大人しくおっとりした性格、食べ物に執着しない。頭が良さそうでマイペース。


ぶーはいたずら好きでごみ箱の中身を出すのが大好き。
時々マーキングをして妻に追いかけられている。

 
ちょー助は甘えん坊で目が合えばみゃー
みゃーないて、すぐ撫ぜろと腹を出す。

　我が家は毎日が運動会みたいだ。
猫たちはあっちこっち走りまわり、ごみ箱をひっくり返し中身は散乱、テーブルの茶碗、皿を落として粉々。
その度追っかけ回す妻の金切り声が、今日も町内に響き渡る・・・

のらの親子

　

　のら母さん２匹と、９月の末に生まれたその子２匹が、ご飯を貰いに来る。
手前真中の茶色と後ろの白黒が子猫だ。どちらがお母さんかはわからない。
朝昼晩３回、雨が降っても、雪が積もっても、ベランダの窓の外で待っている。
家に入れて里親を捜そうとしているが、警戒心が強くて捕まえさせない。
生まれてすぐ連れて来てくれると、簡単に捕まえさせるのだが、こう大きくなっては難しい。
なんとか手なずけようとしてはいるのだが、窓越しに覗くだけで逃げてしまう。
家の裏のビニールハウスにねぐらを構えているが、寒さが増してきて子猫には厳しい季節になる。
暖かい春になるまで風邪を引かないで、なんとか生き延びてくれると良いのだが。
里親も早く捜してやりたい。
このブログを見に来て、この子達の里親になっても良いという人・・・いないだろうな・・・

　秋口に生まれた子猫が越冬できる確率は極端に低い。

我が家の子供達

　１２年前、のら母さんが生まれて３～４日の子猫を３匹、玄関の前に連れてきた。
胎児のようにまだ毛も生えていない、かなり弱っていて危険な状態だった。
妻が２週間ほど昼夜、３時間ごとにスポイトでミルクを飲ませた。
昼間はのら母さんもオッパイを飲ませに来ていて、日ごとに元気になってきた。
３匹は、ちゅうじ、ごえもん、さくら、と命名され、初めて我が家で猫を飼う事になった。
１ヶ月後、一番元気でやんちゃだったごえもんは、友人の所へ養子に行った。
　その後はみんな元気に育っていったが、さくらだけはその時の影響か体が弱く、病院通いが続いた。

　　　さくら0.5ヶ月

さくら１ヶ月

 

ごえもん１ヶ月****

　　　　　

ちゅうじとさくらはいつも一緒

　今月５日、そのさくらが逝ってしまった。
昨年３月、癌と診断され余命１～３ヶ月と宣告されていた。
　それからさくらは頑張って頑張って、１年７ヶ月あまり生き抜いて・・・力尽きた。

澤田家の長男、ちゅうじ。
外に出たがっていたので、気晴らしに出してやろうと
したが、今日の気温は－１度。
風除室で戸惑っている。

出てはみたが寒くて慌てて家に逃げ込んでしまった。
　　もう１２歳のおじいちゃん。寒さには勝てないようだ。

家に入って速、ストーブの上で温まって、うとうと・・・

去年６月のさくら。この時はまだ元気そうだったが、今年
の夏ごろからは痛々しくて、とても写真は撮れなかった。
享年１２歳