陶芸小屋本体もなんとか完成し、中で使う水周りの配水管埋設工事を始めた。
北海道はこの時期になると地面が凍って硬くなり掘る事が困難になる。
テスト堀りではまだ表面が少し凍っているだけだったので作業を開始した。
陶芸小屋から玄関横の既設下水マンホールまで約14mを手掘りする。
凍結する事を考えて60~70cmの深さを掘らなければならない。
掘り始め。小屋の奥の角にマンホールを埋設する。
粘土が混入した排水はそのまま流すと配水管がすぐに詰まる。
粘土を沈下させ上水だけを流す必要があるので、市販のマンホールは使えず
自作することにした。
玄関前を掘り進む。
勾配を付けるためレベルを出し、掘る深さを調整する。
全長約14mなので高低差は5cmぐらいで良いと思うが、余裕を見て10cmにした。
水の入ったバケツとビニールパイプを利用したレベル(大工さん用語で水盛りという)
サイフォンの原理を利用した簡単なものだが安価で確実だ。
ビニールホースを長くするだけで広い範囲のレベルを出せる。
昔、大工さんから教えてもらった事を思い出し利用した。
所々地盤が弱く崩れてくるので土留めをしながら掘る。
途中何箇所か大きな石が埋まっていて真っ直ぐには掘れない。
しかしパイプを真っ直ぐに埋める事が出来る溝の幅は確保できた。
排水パイプを繋ぐ既設マンホール(汚水枡)まで掘り終わる。
このマンホールに穴を開けて排水パイプを接続する。
ここまで掘るのに3日間を費やした。機械で掘ると2~3時間で出来るのに・・・
管材屋さんに注文していた材料が届いた。
75mm塩ビ管(VU)、接続用のソケット、曲がりのエルボ、マンホール自作用のチーズ等。
マンホール自作のために150mmの塩ビ管80cmほど必要だが、一本4mもあるものを
購入するのは無駄が多い。
そこで知り合いの設備屋さんに半端物を頂けるようにお願いした。
しかし、まだ届かないし雪もちらついて来たので今日はこれで作業終了。
疲れた・・・