昨年の暮れからPCの調子が悪かった。
電源を入れて暫く経つとブルー画面になったり、突然電源が落ちて再起動が始まるなど、その他色々な症状が出ていた。
購入したPC病院に数回持ち込んだが、そのたびに症状が出ないと戻される。
最近は起動後数分でそれらの症状が出るようになり、もう諦めて廃棄処分にしようと思っていたが、その前に駄目元で分解してみることにした。
これが問題のPC。Hp社のコンパクトディスクトップPC。
Win7の中古で昨年7月に21000円で購入。
12月頃からトラブルが出始めた。
友人からCPUとヒートシンクの接触が悪いと熱暴走する事があるとアドバイスを受けていたので、真っ先にマザーボードから調べる。
しかしネジの緩みもなく、ICシリコンも充分全面に塗ってあり、しっかり接触していて問題がないようだ。
次に過去の経験から疑ったのが電源ユニット。ここも熱の発生源。
このPCはディスクトップ型だがコンパクト設計なので、機内に熱がこもり易く、また設計容量にも余裕が少ないので発熱しやすい。
外形サイズも通常のものと比べて随分と小さい。高負荷が掛かっていると思われる。
電源ユニットのケースを外してみると、案の定6個のコンデンサーが膨らんでいた。
このために電圧不安定やノイズで誤動作していたものと思われる。
膨らんでいたコンデンサー6個の半田を外し取り除く。
分解ついでに基盤裏側の半田不良もチェックしておく。
因みに2箇所に発熱で半田が割れ、抵抗が基盤から浮いていた。
下が取り外したコンデンサー。上が新しく買って来たコンデンサー。
10V1000μFが5個、16V2200μFが1個、6個で530円。これで直れば安いもの。
耐圧の高い物に取り替えたかったがサイズが大きくなり、基盤にスペースの余裕が無かったので同等品を購入。
因みに抵抗には極性が無いが(有る物もあるようだ)、コンデンサーには有るので注意が必要。白い帯の有る方の足(短)が(-)と覚えておくと良い。
コンパクトPCのため内部が狭く、HD、DVD、クーリングユニットなど全て取り外さないと電源ユニットが外せなかった。
組立ては分解時と逆に電源ユニットを取り付け、HD、DVDを戻す。最後にクーリングユニットの取り付けで完了。
修理に使った工具類。
左から半田ごて、半田吸取り器、ルーペ、ドライバー等。特別なものは使っていない。
全て元通りに戻し、キャビネットを取り付けると完成。
後は電源を入れて正常に動作するかが問題。
今、起動後5時間を越えているが異常なし。
暫く使ってみないと良否の判断ができないが、期待している。
追記
今は午前3時、13時間連続して使っているが全く快調に動いている。
やはり電源ユニットが原因だったようだ。
今朝は珍しく4時前に目が覚めてしまった。
もう30年以上前から寝るのは午前2~3時、起きるのは午前8時と決まっている。
早くに目が覚めるようになったのは、そろそろ年寄りの仲間入りをしてしまったから
なのだろうか。
一度目が覚めるとなかなか寝付けない。
早く起きても何もすることがないし思い付く事もない。
しばらく考えていて思い付いたのが、以前から日の出を撮りたいと思っていた事。
思い付いたら即行動。
急いで服を着て顔も洗わずカメラを持って近くの海岸に向かった。
数日悪天候が続き海は荒れていて空は雲が多く、雲量は70~80%と言ったところか。
4時20分、三脚を立て望遠レンズを装着しているうちに薄らと朝焼けしてきた。
太陽が雲の間から顔を出すのを待ってシャッターを切ったのが4時33分。
AutoとManualで数枚撮った。
そのうちの比較的良く撮れたかなと思うのが下の一枚。
何の知識もなく初めてにしてはまあまあの出来と自己満足。
今度は恥ずかしくない写真が撮れる様に、少しだけ勉強をして知識を得て再挑戦したい。
拡大画像はこちら
撮影データー
Nikon D7000 (VRⅡ 18-200mm)
ISO Auto
絞り優先 F/15
ここ数ヶ月色々な事が重なり、落ち込む事が多かった。
そんな私を見かねてか、札幌の義兄から洞爺湖を一周歩くから自転車で伴走して欲しいと言って来た。
義兄は毎日20Kmほど家の周辺を歩いている。
洞爺湖一周は約42Km。私が毎日自転車で走るのは5~10Km。
急な話で私には完走する自信も無いので躊躇したが、義兄の私を思う気持ちが嬉しくてつい引き受けてしまった。
毎日運動のため乗っているマイ自転車。
42Km持ちこたえてくれるだろうか。いつもより念入りに整備した。
折りたたみ式の自転車なので車のトランクに入れて移動。
予定より出発が大幅に遅れ、9時にスタート地点の向洞爺に到着。
自転車の後ろには食事、水、タオルなどを入れたクーラーボックスを縛り付ける。
ちょっと太目の義兄。これでも毎日歩いた努力の結果かなり減量している。
歩くといってもかなりなスピード。競歩に近い。
上り坂も多くサイクリング車でもない重たい自転車で付いて行くのは結構大変。
天気は晴れで暑くも寒くも無く、歩くには好都合だった。
力強く歩く義兄を動画で。
湖畔で昼食。岸辺に打ち寄せる波の音を聞きながらの食事は格別。
居心地が良くて一眠りしてしまい、予定の時間をかなりオーバー
洞爺湖の中島をバックに快調に歩く義兄。
かなり長い時間を歩いているのに少しもスピードが落ちない。
結局スタート時間が遅れた事と昼食を楽しみ過ぎ、洞爺湖温泉に着いたのが午後6時。
ここまで30Kmを歩き終了となった。
一周は出来なかったが、私としては限界が近かったのでこれで満足。
もう少し鍛えて再度洞爺湖一周に挑戦しようと誓い合った。
自転車で一緒に走ってとても楽しかったし、達成感と爽やかな汗と心地よい疲労感が喜びを増す。
私を連れ出してくれた義兄に感謝している。
今度は新たな気持ちで洞爺湖一周にチャレンジしよう。
尖閣諸島沖の中国漁船衝突を海上保安庁が撮影したとみられるビデオ映像が
インターネット上に流出した事が連日報道されている。
この事件の基になる領土問題に対しての私見を述べると、色々と差し障りがあるので
避けるが、衝突事故のビデオ映像がYou Tubeにアップされていると聞き、生来の野次馬
根性が目を覚ました。
早速検索してみると、確かに編集された映像を幾つかに分けてアップされていた。
投稿者は「sengoku38」と名乗っている。
仙谷官房長官の対応の悪さを皮肉っての事なのだろうか。
このビデオ映像では故意なのか事故なのかはよくわからない。
しかし別の動画で巡視船のビデオ撮影者が「網を上げている所を撮影したいので、もっと
近づいて左舷に回って」と指示をしているのが音声として記録されている。
その後の動画がこれで、巡視船は漁船の右舷側から接近して、漁船の直前を左に回り込も
うとしているのが海面に残る白い泡立った航跡からも明らか。
漁船は停止していたが網を引き上げ終わったので、巡視船が通り過ぎた後ろをかわして
逃げようとしたが、目測を誤って衝突したのではないかと推察する。
監視行動だけならもう少し距離を保っていると、このような事故は防げたのではないか。
車と違って船はすぐには止まれないし、急な方向転換もできないのだから。
船長を逮捕時にアルコールの匂いがしたと報道されているが、それも今回の事故との関連
があるのかも知れない。
いずれ近いうちにこの映像は当局によって削除されるかも。
そうなればその時点でこの記事も削除する予定。
地デジ化に反対していたがついに負けてしまった。
昨年、13年間使っていた32インチのTVを廃棄処分した。
数度修理をして使っていたが、メイン基盤を交換しなければならなくなったからだ。
その後は古い15インチのTVを引っ張り出して使ってきたがそれも先月故障。
ついに新しいTVを買わざるを得なくなった。
元々意味の無い地デジ化には反対している。
総務省が言う地デジ化の最大の理由は、電波(UHF)の有効利用である。
しかし具体的に空いた電波を何に使うかも決まっていない。
デジタルにするとチャンネルを増やせるというが、増えたのはTVショッピングばかり。
地デジ化して良い事よりも悪い事のほうが多い。
アナログなら多少電波状況が悪くてもかろうじて映るが、地デジでは映るか映らないかだ。
電波状況が悪い地域では全く視聴出来なくなる。
アナログ放送はUHFとVFHの電波を使っている
地デジの電波は衛星からではなく、あくまでも従来と同じUHFの地上波。
UHFの波長は短く光に近いので、山や高い建物にぶつかると反射してしまう。
VHFのアナログ放送の方が良いと思うのだが。
B-CASカードと言う余計なものまで差し込まなければならない。
TVを購入すると同梱されてくるキャッシュカードサイズの赤いカードだ。
電気屋さんが設置する時に、TVの横に勝手に差し込むので気が付かない人が多い。
自分で設置するとすぐに気が付くのだが・・・
このカードを差し込んでおかなければ受信できない。
番組の録画、ダビング等の著作権保護の名の下に、全ての受信機に取り付ける事になる。
TVはもちろん、ビデオ、DVD、PC(TVチューナー内蔵のもの)等。
このカードを発行しているのは公共機関ではなく、一民間企業であることが問題だ。
電機メーカーの製品にはこのカードを使うための部品のコスト、カードの使用料が含まれている。
という事は間接的に我々ユーザーが負担していると言う事だ。
この会社の一存で利用料を決めることが出来、言い値で支配される危険がある。
この会社にはNHKの天下りが多数いるとか・・・
因みにこのカードはこの会社から貸与されているので、破損、紛失すると再発行に3,000円払わなければならない。
そもそも2011年7月にアナログ放送を完全停止するなど、強引なやり方に強い憤りを覚える。
国民に多大な出費を押し付けてでも進めなければならない施策なのか。
家庭には数台のTV、それだけでなくVTR、DVDなど使えなくなるものが多数でてくる。
6500万台あると言われるアナログTV、これらの処分はエコの観点からも納得できない。
デジタル化のコストは中継局だけで(NHK・民放で約1万局)1兆円以上かかるらしい。
衛星なら200億円でできるデジタル化を、1兆円もかけてやるのは非効率という声もある。
現在アナログ放送を完全停止したのはフィンランドだけで、アメリカも韓国も延期を強いられている。
そうは言ってもTVの無い生活は考えられない。断腸の思いで買ってしまった。
購入したのはBRAVIA(SONY)40型とAQUOS(SHRAP)26型、VTRも使えなくなるのでついでにブルーレイディスク(SONY)も購入。
猫にいたずらをされないように壁に取り付ける。
専用金具は高価なので30角アングルで自作し、コーチボルトで壁に固定した。
40型でも以外に軽く約15kg、それに力の作用の殆どが垂直方向なので
金具の強度はさほど必要ない。
壁に取り付けた金具に引っ掛けて固定するために、TVの後ろにも自作金具を
TV付属のM5ビス4本で取り付ける。
設置調整も終わり、とりあえず放送中の宮崎駿の「ねこの恩返し」を見る。
LANにも接続した。blogもTVで。
SONYを選んだのは画面の色作りが気に入ったせいもあるが、USB端子が
付いていたのが決め手。
しかし、これが思わぬ誤算。無線LAN子機はSONY純正品しか使えない
事が分かった。買う前に言ってくれよ!
SONY純正の無線LAN子機を買うのも腹立たしいのでLANケーブルでの
有線LANにした。
YAHOO検索も出来るがリモコンでの操作なので面倒くさい。
PCのキーボード、マウスに慣れているのでイライラする。
文字入力は携帯での文字入力方法と殆ど同じ。
You TubeもOK。
ダウンロードした音楽は2・1chサラウンドで迫力再生。
お気に入りのblogもチェック。
画面が大きいのでblogチェックも迫力がある。
民主党が推し進める高速道路無料化に賛否両論があるが私は大賛成。
問題点
その1. 受益者負担の問題
高速道路を走る人が利益を受けるのだから、通行料金を負担すべきとの意見もあるが、高速道路を直接利用しない人であっても、物流のコストが下がる事などで無料化の恩恵を受けられる。
また医療の過疎化が問題になっているが、そのような地域に住んでいても高速道を利用する事により短時間で移動できるので、設備の整った大病院を受診することが出来るようになる。
その2. 渋滞問題
無料化をするのは今でも渋滞が問題になっている首都圏の高速道路以外の地方の高速道路。
一般道を走っていた車が高速道路を走るようになると両道路を走る車の数がが平均化し、一般道の渋滞も緩和されると思われる。
また高速道路でも渋滞の一つの原因になっている料金所、ETCが無くなるので、渋滞は少なくなると思われる。
出入り口を増やすことによってさらに渋滞も緩和されるだろう。
その3. 環境問題
交通量が増えて地球温暖化に逆行するという意見があるが、無料化で高速道路を走るようになる車は主に一般道を利用していた車であって、無料化によって新たに車に乗るドライバーが増えるわけではない。
高速道路を走る事で燃費の悪くなる要因である信号での停止発進や渋滞が少なくなり、逆に二酸化炭素の排出量が減少することが予想される。
その4. 事故増加の問題
高速道路を走る車が増える事で、事故が増えるのではとの指摘がある。
狭い街中の一般道路で、トラック、ダンプなどの大型車両が起こす人身事故が増えている。
その多くの犠牲者は子供、高齢者だ。
これらの車両が高速道路を走ることで歩行者と分離される事になり、一般道での車対人の事故が大幅に減少する事が予想できる。
その5. 新規高速道路建設、維持のための財源
高速道路の建設費は主に一般道路建設の財源となっている「道路特定財源」から賄われている。
この財源の一部を高速道路分に振り向ける事により、過去の高速道路建設の借金返済と新規建設、維持費用が賄えるはず。
また、無料化し、出入り口の数を増やして高速道路を利用しやすくすると、高速道路と平行している一般道路の拡幅工事やバイパスの建設が基本的には必要なくなるので、これらの浮いた財源を当てる事も可能と思われる。
これらの問題が解決する前提には、高速道路のインターチェンジ(出入り口)をたくさん増やす事がある。
現在のインターは市街から遠く離れたところにあり利用するにはとても不便だ。
アメリカの高速道路の出入り口は、約3Kmに一ヶ所あるが、日本は約15Kmに一ヶ所。
街の中心地へ直接出入り出来るような場所に複数建設すべき。
ETCゲートも料金徴収設備、人員も必要ないので、新たに作る出入り口の建設費は従来より少なくて済む。
そうする事により出入り口の近郊が発展し、新たなビジネス、産業が興き雇用が増える事が期待される。
高速道路が出来て観光客が一般道を走らなくなったため、売り上げが激減している町がたくさんある。
出入り口を増やすことによって観光客が戻ってくる事も考えられる。
北海道の経済活性化のためにも、ぜひ早急に実施してもらいたい。
公共事業だけが経済発展に必要なわけではない。ただ建設業が潤うのみ。
政官財及び国民は発想の転換をして欲しい。
恐れていた事が現実味を帯びてきた。 [ 関連記事 ]
沖縄県で新型インフルエンザに感染した24歳の女性が死亡した。
女性に持病はなく、直接の死因はくも膜下出血。
持病のない感染者の死亡は大阪府の男性(45)に続いて2人目。20代では初の死者となった。
新型インフルエンザに感染したか、感染の疑いのある人の死亡は国内ですでに14人目。
政府、厚労省は新型インフルエンザは免疫力が低下する疾患を有していると重症になる事があるが、健康な人は軽症で済むとコメントしているがはたしてそうだろうか。
世界の医療現場からは健康だった人も多数死亡しているとの報告がある。
新型インフルエンザでは急激に肺炎が進行し呼吸不全になるほか,脳炎,心筋炎,腎不全,肝不全など多臓器不全を起こす。
これは細菌やウイルスなどの病原体が体内に侵入したとき、免疫機構の一つとして産生されるサイトカインが、免疫を持たない新型ウィルスの侵入によって過量に産生される。
ウイルスと戦って余ったサイトカインが今度は全身の血管や臓器を攻撃しダメージを与え、多臓器不全となり死亡に至る。
若い人の死亡率が高いのは、若い人ほどサイトカインを多く作り出すからである。
[参考にしたサイト]
新型インフルエンザの感染力は季節性インフルエンザと同程度と発表されているが、研究者の間では比較にならないほどの感染力があり、全く違う今までに無い強力なウイルスと言われている。
先日アメリカで感染した女性に特効薬と言われているタミフルが効かなかったとの報道があった。
関係機関はウイルスが突然変異したか調査を開始したという。
新型インフルエンザは,豚のインフルエンザウイルスがヒトからヒトへ効率よく感染するように変化したもの。
また感染した患者に特効薬タミフルを使っているうちに、体内でタミフルに強く変化したウイルスが飛び出し、感染を繰り返しているうちに全く効かないウイルスに進化してしまう。
新型インフルエンザウイルスに対して人類は免疫(抵抗力)を持たないため、ほとんどの人が感染する可能性がある。
有効な治療薬がなくなる事が恐ろしい。
秋、冬にかけて爆発的に感染が拡大する事が予想されているが、現在でも15万人ほど感染した人がいると言われている。
もし、感染が拡大した場合医療機関の受け入れのキャパシティが問題になる事は間違いない。
新型インフルエンザによる肺炎の治療に不可欠なICU、PICU(小児集中治療室)があるベッドは、自分の住んでいる町の病院にどのくらいあるだろうか。
恐らく総合病院にしかないだろうし、それも1病院に5~10ぐらいのものだろう。
感染が拡大して病院に殺到する患者で、有効な治療も受ける事ができずに重症化して、死に至る人が多数出るのは明らかだ。
ではこの事にどう対処すれば良いのか。
今から治療のための受け入れ態勢を大幅に増やすことは現実的ではない。
唯一の方法は感染者を極力増やさない事に尽きる。
そのためには政府は国民に事実を告げて、感染予防を徹底させなければならない。
出来るだけ外出は避けて人が集まるような所には行かない。
手洗い、うがいはもちろんだがそれで完全ではない。
感染者のくしゃみで2~3mはウイルスが飛んでいる。
髪の毛、衣服にもウイルスは付着している。
空気中に浮遊したウイルスはは2~3時間生きているそうだが、これは正確な情報か確認は取れていない。
5月ごろ厚労省は季節性インフルエンザと同程度と発表し、感染者の管理、監視を緩和した。
そのため国民の警戒心が緩み、何時しか忘れ去られるほどになっていた。
私が利用している全国チェーンの理髪店がある。
先日散髪しようと入ってみると、10人ほどいる従業員全員マスクをしていなかった。
もちろん店内には消毒薬など置いてもいない。
30~40分も息を止めている事は出来ないし散髪は諦めて出て来た。
これはほんの一例である。
喉元過ぎればなんとやら・・・は国民性だろうか。
従来の季節性インフルエンザウイルスは気温、湿度の低い冬にかけて強さを増して、春になり暖かくなると収束していた。
しかし、新型ウイルスは暖かい夏にも猛威を振るっている。
冬にかけてさらに強力になるだろう。
気温にも湿度にも影響されない強いウイルス、収束するのだろうか・・・
年寄りの取り越し苦労で済めば良いが・・・
衆院選が18日公示、30日投開票と決まった。
今回の選挙は政権交代で注目されているが、私は違った角度から注目している。
私が北海道の恥と思っている政治屋の面々の当落だ。
斡旋収賄罪等で刑事被告人の鈴木 宗男、軽薄なパフォーマンスと問題発言を繰り返す武部 勤 、超タカ派で上から目線で物を言う町村 信孝、泥酔会見で全国区になった中川 昭一等々。
その中でも1,2審で実刑判決を受けた鈴木宗男に特に注目している。
現在上告中だが今秋にも最高裁で判決が言い渡されるとされている。
2005年9月の第44回衆議院選挙で新党大地を立ち上げ、自分ができるだけ安全に当選して議員となるために、比例名簿1位に搭載させて衆議院議員復帰を果たした。
しかし、その時に私の記憶では同党から他に2人立候補していたと思うが、名簿1位しか当選できないことを承知で候補を立て、自分だけが当選しようとする姑息で非情な手段を使ったと私は思っている。
他の候補が代表を当選させようと犠牲になる思いがあったかどうかは分からないが、そうであれば有権者はたまったものではない。
刑事被告人であることへの批判には、「そうした声は承知しているが、選挙に出ることがルール違反でも規制されることでもない。 最終判決が出て初めて判断するべきことで、やましいことはしていない」
さらには「国策捜査だという思いでいっぱいだ」と検察、司法も批判して居直っている。
確かに現状は彼の言う通りだが、禁錮以上の有罪が確定すると失職する。
しかしなぜか釈然としない。
そうしたなか、民主党は鈴木宗男が代表を務める新党大地と、衆院選で選挙協力を続ける考えを示したが全く理解に苦しむ。
最高裁でも実刑判決が確実視されているのに、今なぜなのか。
もし実刑判決が出たら党としてのダメージが大きいのは覚悟の上か。
もうひとつ注目していることがある。
同郷のよしみからか鈴木宗男を擁護、応援している歌手松山千春の動向である。
逮捕され議員を辞めないと居直った時に、彼は「無実と信じている。もしも有罪判決が出たら俺が真っ先に議員を辞めるよう引導を渡してやる」というような趣旨の発言をしたとの記憶があるが、もしそうなった場合、影響力が大きい自分の発言に責任を持つものと期待をしている。
新型インフルエンザの感染者が日本国内でも急速に増えている。
豚インフルエンザが人へ感染した最初の発見はアメリカ陸軍基地内で1972年だった。
当時は基地内で約500人が感染し1人が死亡した。
それから37年経った今、メキシコから始まり今やパンデミック(世界的大流行)状態になっている。
日本でも空港での検疫強化による「水際作戦」をしいたが、1ヶ月も経たないうちに20日現在で238人が感染している。
この「水際作戦」は症状が表れる前の潜伏期の感染者を見逃す恐れがあり、厚労相は「一定の効果はあった」とコメントしているが、当初から効果を疑問視されていた。
感染してから発症するまでの潜伏期間が1~7日間あるので、空港でチェックを受ける時に発症していなければすり抜けてしまうからだ。
このような状況になっていても観光旅行や修学旅行で海外に出て行く輩が多い。
国内初の感染が確認された大阪の高校の男子生徒と教諭に至っては、現地でのマスク着用はなく帰路で着用したという。
着用をしなかった理由は現地の人達がマスクを着用していないので、自分たちがすると浮き上がって見えるからだという。
TV局が空港で海外旅行に出発する連中にインタビューしていたが、状況はわかっているが前から計画していたので中止するのが勿体無い、まだ渡航は禁止されていないから行くのは自由でしょ、と答えていた。
帰国時にウイルスを持ち込む危険性がある事、そのウイルスで多くの日本国民を感染させる事をどう思っているのかこの輩に聞いてみたい。
個人の自由、権利を主張する前に、他人に迷惑をかけないという義務を果たせと言いたい。
先週末あたりから首長、経済界などから規制を緩和して欲しいという声が出だしている。
この不況のなか影響が大きすぎる、弱毒性で季節性インフルエンザと同程度というのが理由だ。
厚労相も「感染力や病原性などは季節性インフルエンザと変わらないとの評価が可能」と述べ、感染者の入院措置を緩和するなど、新たな対策に切り替える方針を表明した。
しかし今この段階で早計に結論を出すのは非常に危険ではないか。
まだ正確な情報が少なく、色々な情報が飛び交っている。
新インフルエンザの毒性、感染力、ウイルスの性質。現段階ではまだ何一つ解っていない。
我々は政府発表の情報を鵜呑みにするのではなく、まだ少ない情報から正確な情報を選び出す事が必要と思われる。
「柔軟な対応」などとウイルスを軽視したのか、感染蔓延を諦めたかのような決定には疑問を感じる。
このような決定は国民に対しあたかも安全なような誤解を与え、感染に対する警戒心が薄れる気がしてならない。
「季節性インフルエンザによる死者の多くは高齢者か重い疾患のある人で、今回のは全く違う。ウイルスが直接死因になっている」と東北大学押谷教授は言っている。
いたずらに恐怖心を煽る事はいけないが、まだこのウイルスの正体がわからない時点では、万全の対策を怠ってはならない。
公式死亡発表人数は隠されている 現地で治療にあたっているメキシコの医師
プロ野球、サッカー、各種イベントなど、長時間人が集まる所は感染の確立が高くなる。
各コミッショナーは中止は考えていないという。
北海道も札幌で6月10日~14日に、観客動員220万人のよさこいソーラン祭りという大きなイベントを控えている。
期間中は海外からも観客が多数来る。
恐らくこれをきっかけに北海道初の感染者が出るだろう。
知事は中止はしないと記者会見をしていた。
ジョーズという昔見た映画を思い出した。
夏の間に海水浴客が落として行く金で、住民が細々と残り1年の生活を成り立たせているような小さな町が舞台。
海開き前日に出た溺死者を警察署長がサメに襲われたと確信し、遊泳禁止の立て札を立てようとした。
それを知った市長が顔色を変えてやってきて、海岸を閉鎖する事は死活問題だ。死因は鮫でなく漁船に巻き込まれたかもしれないと主張、海開きを強行した。
その結果サメに襲われ多くの犠牲者が出た・・・
新型インフルエンザは弱毒性と言われているが、感染力は非常に強いという見方もある。
また、世界保健機関(WHO)などの報告では、心疾患、高血圧、ぜんそく、糖尿病、リウマチなどの慢性疾患患者に死者や重症者が多い。
免疫力が弱いためで、乳幼児と妊婦も同様と指摘している。
ウイルスは動物からヒトへ、ヒトからヒトへと感染経路が変化するたびに特別変異する事が多いと言う。
今一番恐ろしいのはヒトからヒトへ感染を繰り返し感染が広がっている中で突然、特別変異した新しいウイルスが出てくる事である。
未知のウイルスに人間は免疫力も無いし、ワクチンも勿論タミフルも効かない。
この地球上で一番生命力が強いのがウイルスと言われている。
人類が滅亡してその後にウイルスが蔓延る・・・
北朝鮮が打ち上げるとしている、ロケットに関しての報道が各社過熱気味だ。
北朝鮮が「通信実験衛星」と称して発射を通告した長距離弾道ミサイルが、日本に向けて飛んで来るという。
そもそも人工衛星打ち上げと弾道ミサイルの発射は同じロケットの技術、運搬ロケットの先端に人工衛星を取り付けると衛星ロケット、核弾頭のような爆弾を搭載するとミサイルになる。
どちらが搭載されるかわからない現時点では、「ロケットの発射」 として報道すべきだと考える。
弾道ミサイルが日本に向かって発射されるなどと、国民の不安と恐怖を煽るような偏向した報道は厳に慎むべきであろう。
『北朝鮮は来月4日から8日までの間に、人工衛星の打ち上げを名目に、長距離弾道ミサイルの発射に踏み切る構えをみせていますが、発射に失敗して日本国内に落下してきた場合、10分程度で着弾するとみられています。』
【NHKニュースより】
アメリカの国家情報局長が「人工衛星だと認められる」と語るなど、発射準備の物体が人工衛星だという認識を示している。
また衛星写真を見ても発射台にセットされたロケット先端に、弾頭とは明らかに違う人工衛星に似た球状の物が取り付けられている。
日本政府は北朝鮮が2006年に行ったミサイル発射実験を受け、「弾道ミサイル計画に関連する全ての活動」を停止することを国連決議されている事を根拠に、人工衛星打ち上げもミサイル計画に関連があり、この決議に違反するとしている。
これは非常に乱暴で無理な解釈であると思う。
ロケットの開発実験がミサイル計画に繋がるからと言って、主権国家の宇宙開発技術を取り上げる訳にはいかないだろう。
そのような解釈をするなら、中国の人工衛星打ち上げはどう解釈するとよいのか。
中国だってミサイル開発はしている。
北朝鮮は宇宙条約と宇宙物体登録条約に加盟、登録している。
今回の打ち上げに関しても、4月4~8日の打ち上げを通報、危険区域を設定した。
日本の国土交通省にも同様の通報を行っており、国際法上の手続きは問題が無い。
しかし北朝鮮は1段目のロケットが落下する可能性がある地点として、朝鮮半島と日本列島の間の海域、2段目は太平洋を指定している。
ロケットの制御が成功すれば問題ないが、もし失敗した場合は日本領土、領海に落ちて来る事も想定しておかねばならない。
そのための自衛隊法に基づく「破壊措置命令」の発令であれば納得できる。
現在地球を周っている人工衛星は3、000個と言われている。
さらに壊れた衛星、使用済みのロケット本体などの、いわゆる宇宙ゴミは数知れない。
極端な事を言えば寿命が尽きて、姿勢制御が利かなくなった人工衛星の原子炉が落ちてくる事だって有り得る話だ。
現に過去に何度か衛星墜落の事実が報道されている。
北朝鮮のロケットだけが危険だと言う事だけではない。
首相は弾道ミサイルが発射された場合、国連安保理で北朝鮮制裁決議の採択を目指す考えを示したが、ロシアは「北朝鮮が打ち上げる発射体が衛星ならば、安保理決議には違反しない」という結論を下した。
また中国は「主権国家による平和的な宇宙利用権を国連で制裁するのは難しい」との立場。
制裁決議に前向きなのは日米韓ぐらい、採択は難しいだろう。
北朝鮮は「人工衛星打ち上げ」として国際法上の手続きを着実に進めており、ミサイルだったことを証明するのは至難の業となるからだ。
今回の北朝鮮問題に関しての一番効果的な対応は、完全に無視する事だったと思う。
今、北朝鮮は思い通りに事が進んで、日米韓があたふたしているのを見てほくそ笑んでいるだろう。
北朝鮮の強かで脅迫めいた外交に対応するには、完全無視しか無いと思っている。