NNA ASIA
2024年5月22日
米アップルが中国でスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」シリーズの大幅な値引きに乗り出している。中国のスマホ市場で国内勢とのシェア争いが激しくなる中、値引きで販売をてこ入れする狙いだ。
中国電子商取引(EC)最大手、阿里巴巴集団(アリババグループ)のECサイト「天猫(Tモール)」のアップル公式店は20日から、最新機の「15」シリーズを含む一部モデルの値引きを始めた。値引き幅は最大2,000元(約4万4,100円)を超え、2月に行ったセール時の1,200元前後を上回る。定価より2割以上安い計算だ。
アップル公式店によると、今回のキャンペーン向けに「15プロ」と「15プロマックス」は計8万584台、「15」と「15プラス」は計3万8,784台などを用意しているという。「14」シリーズや「13」、タブレット端末「iPad(アイパッド)」なども値引きする。
iPhoneの中国での売れ行きはさえない。調査会社カウンターポイント・リサーチによると、アップルは2024年1~3月の中国でのスマホ販売台数が前年同期から19.1%減少した。一方で国内勢が存在感を高めており、中でも華為技術(ファーウェイ)は69.7%増えた。
第一財経日報(電子版)によると、アナリストは「アップルの中国販売は既にピークを過ぎた」とみている。
*左横の「ブックマーク」から他のブログへ移動
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます