あっぱれ日本車 / されど日本車

世界に誇る日本のクルマの素晴らしさを感じて欲しーな

日産のクルマがやたらと高性能なわけは?

2014-03-08 | 日産ルノー
 「帯に短し・たすきに長し」という言葉があります。日本車は昔から個性がないなどと言われてきて、この格言に当てはまるようなクルマも連発してきました。日産の近年のラインナップを見ると、それに反発するかのように「帯に長し・たすきに短し」という少々極端なクルマが目立ちます。日産がそれらのクルマで表現したいものって一体なんなんだろ?日産のクラフトマンシップみたいなものを体現しているでしょうか?そしてこれらのクルマを日本で売ってる意味ってなに?そういう問いがいつも頭を駆け巡ります。

  最近では日産車を愛用しているユーザーは大きく2種類に分かれるのではないかと思っています。1つめのタイプは自分自身のマインドを日産車に適合させて、これこそが最良なんだと自分に暗示をかけているタイプです。まあこのタイプは日産ユーザーに限らず、あらゆるブランドでも大なり小なり起こっていることだと思います。ただ日産ユーザー、特にフェアレディZやスカイラインクーペに乗っている人々はその暗示の威力が凄まじいものになっているようです。まるでアメリカに住んでいるかのように何も臆することなく3.7Lエンジンのクルマを選択するわけです。

  そしてもう1つのタイプは、自分が乗っているクルマのことがよく分からないままに、良し悪しの判断を超越してクルマとはこんなものだと、あまり関心を示さないユーザーです。日産車とほぼ同等のスペックが他の国産各社のクルマにも当然にあるものだと思っていて、とりあえず何も分かってない人というのも結構多い気がします。

  例えばフェアレディZ乗っているという人がいたので「どうですか?」と話を聞くと、他のメーカーのクルマは車種すら判別できず、自分が乗っているZも32なのか?33なのか?34なのか?すら知らないという人は結構いますよ。当然ながら排気量が日本の平均を大きく上回っていて、多額の自動車税を払っているとも認識していません。実際に職場の同僚にはこういう訳わかんない人が複数います・・・。

  でも日本人というのは、本質的にこの2タイプのどちらかになりやすいという傾向があるようです。特に昔からの「殿様商売体質」が抜けきらない日産は、ユーザーにあれこれ負担を強いてクルマを買わせるという文化がまだまだ続いています。ちょっと極端な例ですがGT-Rの新車契約時には保証内容について細かい制約が付けられていて、ユーザーの立場なんて一切考えていないという批判もあるくらいです。

  GT-Rの性能を保証するために日産の純正部品で交換しないと保証が次々に消滅するという恐怖のシステムになっています。しかも多くの消耗品がサーキットを10回程度走ったら劣化し、交換を余儀なくされるように耐久性が計算されているのだとか。

  昔から日産の営業マンはヤ◯ザみたいな人が多いらしいですが、常に主導権を取って強気に営業を仕掛けていき、言う事を聞かない客には「私に任せておけばいいんです!素人は黙っといて!」くらいのことを平気で強弁してくるという話を聞いたことがあります(関西方面のディーラーにて)。「日産のクルマは最高品質だから黙って買っておけば絶対に損はしない。逆にあれこれ言いたいならば、トヨタでもホンダでも行けばいい!いくらでも話聞いてくれますよ。彼らはクルマで勝負できないですから!」なんて強面の営業マンにドスの利いた声でいわれたら「ひぃ~」って言うこと聞いてしまいますよね。

  もちろん営業サイドの意向を汲み取って、作る側もクルマを設計するわけです。上から目線の営業を仕掛ける為にもクルマは常にオーバースペックに作ってあって、「ウチが何でも一番なんだよ!そんなの業界の常識」という殺し文句を経験の浅いお客にドロップするわけです。まあ陶酔できるくらいに魅力的な語り口の凄腕営業マンならば、話はメチャクチャ面白いので若者が次々に喜んでその気になっていくのだそうですよ・・・。(日産関係者の方すみませんでした。)

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