「癌ってなに?」~癌と家族の記憶~

母が癌になりました。
癌など縁がないと思っていた日常が、全くひっかりかえりました since 2005/3/12~

母へ告知(嘘)

2005-03-18 13:46:07 | 卵巣癌
14時になり いよいよ退院

姉はガン告知のショックから 母の顔をみるたびに泣いている。

父は休憩所からでてこない。

先生から母へのお話があった。父も一緒である。

先生「実は、こないだの手術でみつかった透明な細胞ありましたよね?
   あれが検査結果、前癌細胞だとわかりました。
   とりあえず、卵巣は全部とりましたが、もし他にとんでいると
   癌になると 困るので再手術が必要です。」

 母「また 切るんですか?いやです!!」

 父「いやっていったっておまえ切らないと癌で死んじゃうんだぞ!」

 母「他人の腹だとおもって 簡単に切る切るっていいかげんにしてよ!」

先生「いやでも ちゃんと今のうちに切ってしまえば間に合いますから
   まにあわなかったら 切ることもしないですし、、。」

 母「なんでそんな検査になんてだしたんですか!
   出さなきゃよかったのに!余計なことを!!」

 父「おまえなに バカなこといってんだ!」

 母「うるさいね!」


  って 感じで パニックで喧嘩状態になり
  先生が気をつかって 退出するに至った、。

  それでも まず 退院はしたわけだが、、。

  うちに 帰ってきて

 母「私だめだったわ もういっかいだって、、、」っと 沈んでいる

 私「しかたないでしょ こればっかりは 覚悟するしかないでしょ」

 母「人ごとだと思って!!」


   こういう時 人間どう声をかけばいいのか、、
 
   どう反応していいのか、、、
   
   前癌じゃなくて 癌なんだけど、、、。 
  
   とりあえず 意味もなく 涙が出た。
 

医者との対面

2005-03-18 11:33:24 | 卵巣癌
12時になり、姉と父は病院に到着した。

外来窓口の方で先生と待ち合わせをした。

先生「どうもごくろうさまです。えー検査結果がでました。
   ボクも意外だったんですけど クリアバージョンの癌でした。」

 父「そうですか、、、、。」

先生「それで ですね。今後のお話もしなくてはいけないんですけれども、
   卵巣はとってしまたんで いいんですが、子宮の方に転移している可能性や
   腸にも癒着していたので、転移している可能性はあるとおもいます」

 父「じゃあ、また切るんですか?」

先生「お歳も歳ですし、今のうち体力があるうちにやっておいた方がいいと思います」

 父「わかりました。よろしくおねがいします」

先生「それで ですねー ご本人には、告知はしないで、
   癌の前段階の中性の細胞ってことで前癌症候群っと説明しようと思いますが、
   いかがでしょうか?」
 
 父「癌だとは言わないでください。がっくりくるとおもいますので、、、」

先生「わかりました。とりあえず、一度退院してまた今後のことは病室の空き具合も
   ありますし、20日に相談しましょう」

 父「じゃあ、今日退院できるんですか?」

先生「ええ 昼から退院できますよ」


  って 感じでお話しは 終わった。

 その後 姉号泣 

 私にきた電話でも ただ「だめだった」としか言わず

 でも ネットでみてたので、「やっぱり、、」っという 感じであった。

 それにしても うちの家系に癌はいない。

 心臓肥大 高血圧 糖尿病 の関係で ほとんどがなくなっている。

  遺伝ではないのだろうか、、、
 
 

医者からの電話

2005-03-18 11:10:06 | 卵巣癌
 朝から 落ち着かない

 っというのは この日にやーっと検査結果がくるから

 そして 母の退院の日だからでごある。

 朝から 我が家では

 「結果どうだったろうね。でも先生大丈夫っていってたし昼から退院できるよね」

「 これで結果が悪くて、延長かけられたらどうしよう、、。」

 っとか いろんな 憶測がとんでいた。

 
 朝母からの 電話では昼には退院できるっとのことだったし 

 大丈夫だろう!!


 ところが 10時になり
 担当医から 電話がきたのだ、、、

 先生「本人に言うまえのご家族にお話がありますので、本人には内緒で
    ボクの所に12時くらいに来てください」

 姉 「わかりました。伺います、、。何かあったんですか?」

 先生「ええ ですから先にお話があるんです」

 姉 「わかりました。。。。」


 以後 姉 パニック

 ”なんか あったんだ!!!” っと 職場に電話がきたけれども
  
 わたしは仕事のため 行けない、、、

 と いうことで 姉と父で病院へ

  
 その間わたしは インターネットで検索しまくった

 もしや あのゼリーみたな 透明の腫瘍が なんかだったのか?

 「あれは なに?? 」

 そして それらしき物にヒットした、、

 検索項目は 「卵巣嚢種 悪性」で、、

 江端病院のHPをみて そのページの最下層にあった ”卵巣癌”の写真である。
 http://www.ebata.or.jp/disease/fujinka/shik3.html

  これの 色違いの小さいバージョンでは、、、、

  もっとも 母の場合上皮等も全部きれいだったけど、、、

  さらに 「卵巣癌」で検索を続けていく

 「卵巣胚細胞腫瘍」
  http://www.ncc.go.jp/jp/ncc-cis/pub/cancer/010229.html

   まさに これでは? 見かけは間違いなく胚細胞だったし、、、

   では 母は 癌なのか? しかも調べているうちに
   
   卵巣内の腫瘍の90%は悪性などとでてくる
 
  先生の92%の確信が
  
   これで 10%しかないように 思えてきた。。。