平御幸先生の弟子日記

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おちこぼれ

2012-06-16 21:19:40 | Weblog
ずいぶん怠けていましたよ。先生からはもう完全に見放されています。
当然です。先生には、お弟子さんと熱心な読者様とファンがたくさんいらっしゃるので、私など弟子失格の落ちこぼれです。
本を読むことと、ヨガと、お仕事と、編物と、金魚の世話は続けています。何しろ、継続は力、ですから。金魚は少し大きくなりました。編物は何回もほどきながら編んでいます。ヨガは、始めの頃できなかった柔軟が出来るようになりました。見違える大発見や大進歩はありません。ほんの少しづつしか進んでいません。
ある日、ぼろぼろの服を着たおじいさんが母の家にやってきました。遠い親戚の人で、もう何年も音沙汰のない人で突然やってきました。誰もが早く帰らそうとして、母と喧嘩したり、おじいさんに嫌味を言ったりしていました。私はただ見守って母の用事をしました。母は仕方なく面倒を見てあげました。何日も泊まっていましたが、約一ヵ月後におじいさんは新しい服を着て帰っていきました。
ぼろぼろの服といい、おじいさんといい、何かに似ているなあと思いました。昔話で似たような話ってありましたよね。ぼろぼろの服を着たおじいさんは、本当は神様だった、そして、お礼に宝物をあげた、という話。
どんな状況でも、目の前で困っている人を邪険にすることはできませんよね。お礼が欲しいのじゃなくて、人としてあたりまえのことです。私は、そういう人になりたいのです。