平御幸先生の弟子日記

平御幸先生 公式応援サイト

悲劇の崇徳院

2012-01-09 21:55:55 | Weblog
新しい大河ドラマが始まりましたね、平清盛は有名すぎて誰もが知っているストーリーですが、初回に白河法皇と鳥羽天皇と璋子と登場していたので、この三つ巴のどろどろした人間模様が、どのように展開していくのかがすごく楽しみになりました。初回では、平清盛は白河法皇の子供の設定になっていたと思いますが、真相はわからないみたいです。
でも、確かなのは、この三人です。

璋子は、白河法皇の猶子という名目の愛人です。鳥羽天皇と結婚した後も、白河法皇との関係は続けられていたのです。そして、璋子は第一子を産みましたが、その子の父親は、白河法皇と言われています。その子が、悲劇の崇徳院です。
白河法皇が亡くなった後、鳥羽天皇は、院政をひき、自分の子ではないと思われる崇徳院を皇位継承からはずし、間違いなく実子である、崇徳院の異母弟を天皇(近衛天皇)とします。近衛天皇が亡くなると、崇徳院は自分の子を即位させることを熱望しましたが、鳥羽上皇は、次に、崇徳院の同母弟を天皇(後白河天皇)とします。鳥羽上皇の死後、崇徳院は、兵を上げたが反乱は失敗し、平清盛によって鎮圧され、讃岐に流される。そこで、仏教に帰依し、自らの血で綴った御経を何処かの寺に納めて欲しいと願ったが、受入れられず、その後は、髪も切らず、爪も切らず、日本の大魔王になって呪い続け、恐ろしい怨霊となっていくのです。
日本三大怨霊の1人ですから、すごいです。

生まれながら悲劇の人だと思っていた崇徳院のことを、思いがけず書くことが出来て、ちょっと嬉しいです。
来週も楽しみです。