A&A Vectorworks 木造BIMの福岡説明会と言うより、4時間セミナー

2016年09月30日 12時35分28秒 | BIM

昨日、楽しみにしていた、
A&A Vectorworks 木造BIMの福岡説明会と言うより、4時間セミナー、
このソフトは、良くできていた。
受講者は多かった、BIMへの関心の高さを感じられた.




■ 伝統構法で、耐力壁の壁倍率(耐震性)の算定をしてみた。

2016年09月20日 20時22分29秒 | 木造の耐震

今日は、脳が、ご機嫌だったので、
かねてから、やりかけていた、伝統構法で、耐力壁の壁倍率(耐震性)の算定をしてみた。
想定以上の結果が、良い方向に出た、
計算を立証する必要が有るので、後は、県の技術試験場で実証するのみ、資金を作らねば! 
県の技術員から共同でやる方法もあると言われたこともあったので、再度、訪ねてみよう! 
既に、住木センターで評価を取った、S-カム内蔵式こみ栓(特許)があるので、
実証できれば、木造建築の接合金物を95%減らすことができる。
しなやかな木造建築を現行基準法に適合させることができる。

地震は動荷重(ガル・カイン)なのに、
一般に通用している耐力壁は静荷重データで算定されている、
筋かい金ものを取り付けて、熊本地震の150カイン(cm/s)で試験をすれば、
接合部が外れることは自明の理、
しかし経済と言う大河が流れている世の中の流れを変えることは、大変。
九大の構造の教授から聞いた話、耐震とはコンクリートのように力で耐える建物のこと、
この定義からすると、木造は耐震になりえない。

■ 倒壊から命を守る考え方を、1000年の伝統技術に学んで見直す時期が来ていると思っています。

2016年09月19日 19時14分59秒 | 木造の耐震

■ 建築基準法 施行令 木構造(構造耐力上主要な部分である継手又は仕口)の第四十七条には、
強い材料との接合は接合箇所に応力が集中がするので補強するとある。
すなはち、地震のような(動荷重)衝撃荷重に対して、
構造材の木材より約25倍強い金物の接合部材の接合は、
私は、割れ裂け破壊を誘発すると読み替えできると考えている、

告示第1460号の接合の仕様規定は、
震度6(250超~400ガル)、震度7(400-ガル超)に対しては、
柔の木に対して+剛の鋼はエンドレスな耐震工法では?
柔剛の接合の、縛りつければ縛りつけるだけ、応力が集中することは自明の理なのに。

倒壊から命を守る考え方を、1000年の伝統技術に学んで見直す時期が来ていると思っています。

■ 地震荷重は動荷重、接合金物の標準試験は静荷重?

2016年09月08日 18時15分28秒 | 木造の耐震
(財)日本住宅技術センターで行う、
Z金物の柱の「ほぞ抜け」その、筋かいのせん断の試験法は静荷重で、
加力速度は0.1~10㎜/min(住木は3~6mm/min)で行う、
したがって、接合金物は地震のような動荷重で検証されていないので、
熊本地震のような震度6~7の衝撃荷重を建物が受けると、
主要構造材より約25倍強い鋼製で緊結した接合箇所に局部応力が生じ、
弱い、柱、横架材が強い接合金物によって主材が割れ裂け破壊を起こす結果となる
新耐震で建てられた建物の破壊形状がこのことを如実に物語っている。
約9年前、Eディフェンスで東京都市大の教授主導で行った、
耐震基準1.8倍の木造住宅の震度6の振動試験での倒壊が、
逆にこのことを証明してしまった。
リーダーの教授は否定しているが、私は当然の結果と考えている。
震度5までは従来の接合方法で倒壊しないと考えているが、
震度5を超えると、この破壊形状が起きると考えています、
震度1~7までの耐震方法の一律の静荷重の試験のデータでは解決できないと考えています。木造建築に卓越した技術者たちは、問題が大きくなるので、公然と言葉にしていないだけと考えている。金物接合部の建物の倒壊の原因が立証されたら、大きな社会問題になるので、
金物接合を主導してきた、国や試験機関、施工業者も倒壊の要因を、はぐらかして、
何とかすり抜けようとしているかのように見える。
最近出てきた、フレキシブルな筋かいの接合金物は、
一つの合理的な解決策の方向と考えています。
木の年輪は優れた免震構造、もともと、木と鋼材の剛接まがいの接合には無理がある。

■ 新耐震の木造住宅倒壊の原因?がんじがらめ(剛接)の金物接合の耐震は基準法に抵触?

2016年09月05日 10時38分55秒 | 木造の耐震
(47条抜粋)
柱と鉄骨の横架材とが剛に接合していること等により柱に構造耐力上支障のある局部応力が生ずるおそれがあるときは----

建築基準法 施行令 木構造
(構造耐力上主要な部分である継手又は仕口)
第四十七条  構造耐力上主要な部分である継手又は仕口は、ボルト締、かすがい打、込み栓打その他の国土交通大臣が定める構造方法によりその部分の存在応力を伝えるように緊結しなければならない。この場合において、横架材の丈が大きいこと、柱と鉄骨の横架材とが剛に接合していること等により柱に構造耐力上支障のある局部応力が生ずるおそれがあるときは、当該柱を添木等によつて補強しなければならない。

上記の柱と鉄骨の横架材とが剛に接合していることにより

上記の赤文字の箇所を金物と置き換えて考えることができる、
柱、土台、梁より約27倍も強いZ金物で、がんじがらめ(剛接)にした金物接合の耐震接合は基準法に抵触していると考えています。