昨年末に、未整理だった長渕を整頓しました。
2007年に聴いていた…といいつつ、実は殆ど2006年に買ったものだったり。
長渕自身の方向性は変わったりしますが、結局長渕ということで一貫しています。
ために、誰の参考になるとも思えませんが、興味があればどうぞ。
傑作、傑作、傑作…いろいろありました。
(左上から)
1:風は南から
デビューアルバム。
現在とは異なる痩身・美声の長渕。
この頃は所謂、和製フォークソングブームの影響下にある。
やはり『巡恋歌』が聴きものか。
『僕の猫』という素朴な佳作があるが、意外にもギターのフィンガリングが上手い。
2:逆流
セカンドアルバムにして既に反逆の志が垣間見られる長渕。
『順子』が有名だが他にも良い曲が多い。
『酔待草』は松本隆作詞。
タイトルトラックの『逆流』は歌詞が痺れる。
3:乾杯
3rdにして初期作品群の頂点に立つキラーナンバーを叩きつけた長渕。
何をおいても『乾杯』を聴くべきであろう。
長渕を知らない人でも知っている名曲。
4:Bye Bye
前作と比較すると渋い音調の長渕。
ファーストトラックの『碑』がよい。
郷里への愛着と決別、東京への愛憎半ばする複雑な感情。
長渕の長きに渡る自家撞着が赤裸々に表明されたアルバムといえるだろう。
5:時代は僕らに雨降らしてる
初の海外レコーディングを敢行した長渕。
本作以降、徐々にロック的な楽曲が前面に出始める。
『どしゃ降りRainy Day』はどしゃ降りなのか雨の日なのかはっきりしないタイトルである。
『青春は手品師』は故・阿久悠氏を偲んで聴こう。
6:HUNGRY
長渕ロックの頂点を極めた長渕。
80年代中盤という時代背景が若干気恥ずかしい歌詞に垣間見られる。
『Queen』では「お前はイカしたRock`N`Roll Queen!」とシャウト。
…どうだろうか、フレディ・マーキュリーもかくやと思える長渕ロック全開である。
『勇次』は名曲間違いなし。
『明日へ向かって』も隠れた良曲だ。
7:STAY DREAM
前作から一転、アコースティックギターでの弾き語りスタイルと削ぎ落とされた長渕。
『レース』、『俺たちのキャスティング・ミス』『ひとりぼっちかい?』と良作がズラリ並んだ充実の一作。
タイトルトラックの『STAY DREAM』は個人的に最も好きな曲のひとつだ。
8:LICENCE
『泣いてチンピラ』に象徴される人生観や、家族観、価値観を味わえる長渕。
『何の矛盾もない』での言い切りの潔さに心の鱗が落ちる思いだ。
9:昭和
過ぎ行く昭和に時代の節目を鋭く抉り取った長渕。
『いつかの少年』、『シェリー』、『激愛』、『昭和』とどこを切っても名曲揃い。
その中でも『とんぼ』は長渕の代名詞的な傑作曲。
本作を長渕の最高傑作と評する者が多いのもうなずける、鉄板の一枚。
10:JAPAN
九州を捨て、東京を制した長渕が「日本」をテーマに据えた長渕。
前作『JEEP』の風のような軽やかさから一転、『JAPAN』、『何ボの者じゃい!』と骨太路線に回帰した。
さらに本作には『しゃぼん玉』という大名曲が収められている。
『Bay Bridge』は長渕にしては意外…とも思えるキャッチーな作風。
11:Captain of the Ship
遂に日本を飛び出しインドにまで行ってしまった長渕。
生き様、あるいは存在証明を叩き付ける『人間になりてえ』、インド体験を血肉とした『ガンジス』、初期路線に近い佳作『純情地獄の青春は』など、楽曲のバリエーションも豊富な名盤。
『RUN』ではRUN《動詞》をそのままサビでランララランランランと大胆に使用してしまう長渕節に驚かされる。
また、10分を超える大作であるタイトルトラックにノックアウトされた者も多いだろう。
お前が舵を取れ。
12:家族
事務所の裏切りによる怒りを力に変える長渕。
『三羽ガラス』、『一匹の侍』といった怒りや憤りをあらわにした楽曲群が多い一枚。
一方で『家族』に歌われるやさしさや孤独がしみじみと心にしみる。
以上、唐突に長渕アルバム紹介でした。
興味が湧いて…きたでしょうか。
2007年に聴いていた…といいつつ、実は殆ど2006年に買ったものだったり。
長渕自身の方向性は変わったりしますが、結局長渕ということで一貫しています。
ために、誰の参考になるとも思えませんが、興味があればどうぞ。
傑作、傑作、傑作…いろいろありました。
(左上から)
1:風は南から
デビューアルバム。
現在とは異なる痩身・美声の長渕。
この頃は所謂、和製フォークソングブームの影響下にある。
やはり『巡恋歌』が聴きものか。
『僕の猫』という素朴な佳作があるが、意外にもギターのフィンガリングが上手い。
2:逆流
セカンドアルバムにして既に反逆の志が垣間見られる長渕。
『順子』が有名だが他にも良い曲が多い。
『酔待草』は松本隆作詞。
タイトルトラックの『逆流』は歌詞が痺れる。
3:乾杯
3rdにして初期作品群の頂点に立つキラーナンバーを叩きつけた長渕。
何をおいても『乾杯』を聴くべきであろう。
長渕を知らない人でも知っている名曲。
4:Bye Bye
前作と比較すると渋い音調の長渕。
ファーストトラックの『碑』がよい。
郷里への愛着と決別、東京への愛憎半ばする複雑な感情。
長渕の長きに渡る自家撞着が赤裸々に表明されたアルバムといえるだろう。
5:時代は僕らに雨降らしてる
初の海外レコーディングを敢行した長渕。
本作以降、徐々にロック的な楽曲が前面に出始める。
『どしゃ降りRainy Day』はどしゃ降りなのか雨の日なのかはっきりしないタイトルである。
『青春は手品師』は故・阿久悠氏を偲んで聴こう。
6:HUNGRY
長渕ロックの頂点を極めた長渕。
80年代中盤という時代背景が若干気恥ずかしい歌詞に垣間見られる。
『Queen』では「お前はイカしたRock`N`Roll Queen!」とシャウト。
…どうだろうか、フレディ・マーキュリーもかくやと思える長渕ロック全開である。
『勇次』は名曲間違いなし。
『明日へ向かって』も隠れた良曲だ。
7:STAY DREAM
前作から一転、アコースティックギターでの弾き語りスタイルと削ぎ落とされた長渕。
『レース』、『俺たちのキャスティング・ミス』『ひとりぼっちかい?』と良作がズラリ並んだ充実の一作。
タイトルトラックの『STAY DREAM』は個人的に最も好きな曲のひとつだ。
8:LICENCE
『泣いてチンピラ』に象徴される人生観や、家族観、価値観を味わえる長渕。
『何の矛盾もない』での言い切りの潔さに心の鱗が落ちる思いだ。
9:昭和
過ぎ行く昭和に時代の節目を鋭く抉り取った長渕。
『いつかの少年』、『シェリー』、『激愛』、『昭和』とどこを切っても名曲揃い。
その中でも『とんぼ』は長渕の代名詞的な傑作曲。
本作を長渕の最高傑作と評する者が多いのもうなずける、鉄板の一枚。
10:JAPAN
九州を捨て、東京を制した長渕が「日本」をテーマに据えた長渕。
前作『JEEP』の風のような軽やかさから一転、『JAPAN』、『何ボの者じゃい!』と骨太路線に回帰した。
さらに本作には『しゃぼん玉』という大名曲が収められている。
『Bay Bridge』は長渕にしては意外…とも思えるキャッチーな作風。
11:Captain of the Ship
遂に日本を飛び出しインドにまで行ってしまった長渕。
生き様、あるいは存在証明を叩き付ける『人間になりてえ』、インド体験を血肉とした『ガンジス』、初期路線に近い佳作『純情地獄の青春は』など、楽曲のバリエーションも豊富な名盤。
『RUN』ではRUN《動詞》をそのままサビでランララランランランと大胆に使用してしまう長渕節に驚かされる。
また、10分を超える大作であるタイトルトラックにノックアウトされた者も多いだろう。
お前が舵を取れ。
12:家族
事務所の裏切りによる怒りを力に変える長渕。
『三羽ガラス』、『一匹の侍』といった怒りや憤りをあらわにした楽曲群が多い一枚。
一方で『家族』に歌われるやさしさや孤独がしみじみと心にしみる。
以上、唐突に長渕アルバム紹介でした。
興味が湧いて…きたでしょうか。
趣味が多岐に渡っていて感心します。。。
長渕はうちの母親が昔はまっていて車の中でひたすら聴かされたので、タイトルとかわかんないけど知ってる曲はけっこうあるよ。
歌詞が初期の女々しい恋歌から急にマッチョな路線になったのが三島っぽさを感じましたw
三島か…その視点は無かったな。
確かにそんな感じもあるね。
やっぱ身体鍛えたら路線もガッツィーになったんだろうか。