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SMAPが出演した番組レポメインなブログです。たまに、ドラマや映画の感想などもあり。

『ケルベロスの肖像』&『白ゆき姫殺人事件』

2014-04-19 22:46:05 | 映画
◇ケルベロス
<作品概要>
日本初となる国際Aiセンター(Ai=オートプシーイメージング:死亡時画像診断)発足の目玉として、
MRI“リヴァイアサン”の導入が決定。顕微鏡レベルの解像度を誇り、
まさに現代医療の怪物としてふさわしい巨大な機器は世間から大きな注目を集めていた。
国と自治体、東城医大が三位一体で取り組む死因究明システムの一大改革に、
東城医大の心療内科医・田口公平(伊藤淳史)と厚生労働省でAi導入を推進する白鳥圭輔(仲村トオル)が奔走。
こけら落しとなる大講堂でのシンポジウムは10日後に迫っていた。
そんな中、東城医大に「三の月、東城医大病院とケルベロスの塔を破壊する」と記された脅迫状が届く。
ケルベロスとは、ギリシア神話に登場する三つの頭をもつ冥界の番犬で、
“ケルベロスの塔”は“死への入り口”、すなわちAiセンターを意味するものだった。
疑惑と謎を抱えながら真相を突き止めようとするバチスタコンビ。
時を同じくして、司法解剖では死因が判別できない前代未聞の集団不審死事件が発生。
白鳥のよく知る人物も犠牲となってしまう。そしてAiセンター始動の日。
それは医学界の根底を大きく揺るがす“最悪な日”となった……。



観るつもりはなかったのですが、時間の都合で仕方なく(爆)

ドラマの螺鈿迷宮の重要な設定を描いていなかったので、
そのキャラを犯人役にしちゃうんだ…とやや呆れたものの、
帰結の仕方はうまく収まっていたのではないかと。
バチスタ過去シリーズの『ブラックペアン』ネタを白鳥にやらせるのも悪くはないとはいえ、
原作の摘まみ食い映像化はなんだかな~という感じ。
まぁ、ぶっちゃけ映画館で観る作品じゃないとは思います。
『ジェネラルルージュの凱旋』で爆発ネタを使ってしまったので、
同じ展開にはできないという考えからなのか最後のクライマックスがショボく…ゴホゴホ。

桃李くんの役がなかなか良かったです♪
速水ラブなものの、ドラマ版よりキャンディーが気になってしまう自分が哀しくなりました。
不衛生なんじゃ…とか頭が固いこと言いたくないのにぃぃ(/_;)



◇白雪姫殺人事件
<作品概要>
日の出化粧品の美人社員・三木典子(菜々緒)が殺害された。
典子と同期入社をした地味な女性・城野美姫(井上真央)に疑惑の目が向けられ、
美姫の同僚やかつての同級生、家族らワイドショーの取材を受けた関係者は彼女について衝撃的なことを語る。
やがて報道やインターネットで過熱気味に取り上げられ、噂が一人歩きしていく……。



原作を読んだ時の読みづらさが映像化ですべて解消されていて、
映像とTwitterの親和性の高さを感じました。
湊さんは脚本家志望だっただけあって最初から画が浮かびやすいということもあるのかもしれませんが。

人の記憶のいい加減さと嫌な面、
そして面倒な女同士の関係性がこれでもかと描かれていて、人間不信に拍車がかかりますが(爆)、
そこがリアルで嫌な気持ちにさせられまくるからこそ、ラスト(正確にはラス前)が活きるのだと思います。
原作にはない映画オリジナル部分なんですけど、とても素敵で涙腺直撃でした。
その後のラストも皮肉?風刺?が効いていて良いのですが。
物語の大事な要素の一つに「赤毛のアン」が関係してきて、
小学校の時にうっすら読んだ記憶があるだけのこの本を読み返してみたくなりました。
朝ドラも『花子とアン』なのでタイムリーですしね。

綾野剛くん目当てで観に行ったものの、女優陣が全員ハマり役で見応えがありました。
真犯人の殺人場面とかゾクゾク♪
綾野くん演じる赤星はクズでゲスいのですが、
契約社員の悲哀もあったりして面白い役だったと思います。
なんかもう1回観たいかも。←しんどいけど




ではでは

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