『任侠ヘルパー』（ネタバレあり感想）

『任侠ヘルパー』
任侠ヘルパー - goo 映画

弱きを助け強きをくじくそんな極道に…。
極道なめてんじゃねぇぞ！(#゜Д゜)ゴルァ!!

…見終わった直後の気持ちはこんな感じにw
きちんとした社会派のお話だったんですけど、
彦一はほんとヤバイですな！カッコよくて痺れました。
舎弟くん目当てなはずだったのに…翼彦一恐るべし。
極道賛美とかではなく、やっぱりフィクションの題材として魅力的だと思いました。
予告だけ観ると重くてシリアス描写しかない映画に思えますが、
ユーモアも救いもあるエンターテイメント作品となっています。

ドラマシリーズの最終回だけ見ると、←あくまで連ドラのみ
彦一にも優しい未来が待ち受けているかのように思われましたが…現実は厳しく、
再び極道の世界で生きることになる彦一のどうにもならない感じが切なくなりました。
カタギに戻れず、介護をビジネスだと冷徹に徹することもできず、
組から疎まれ居場所すら奪われてしまう。
それでも何かを守るために死地へと赴く漢（おとこ）を、
惚れるなっていうほうが難しいってもんです。

西谷監督や剛はシリーズ化したいという想いがあるようですが、
実現するとしても彦一が「うみねこの家」に戻ることはないのだろうな～なんて。
子分の成次は茜と所帯をもってヘルパーとして生きていきそうだし、
理解しあえた？八代や葉子は助けになってくれるだろうけど、
彦一が頼らないであろうことは明白です。
誰かに頼る心があるなら、昔の仲間にとっくに頼っていると思うので。
彦一が誰かに頼ることができるようになった時に、
安住の地が…って落ち着く日はこなさそうだなぁ。
できることなら成次がひっついていってほしいものですが…。
成次のアニキ愛はものすごく伝わってきたものの、
やっぱりなんというか憧れの気持ちが強く、
成次自身は極道になることはないカタギでいられる人間なので、
抜けようとしても抜け出せない絡まりつくもの、
哀しみがないことで彦一は救われることがあったのだろうなと思いました。
でも、カタギであるからこそ、
いつまでも一緒にいることはできないのかな～なんて。
ドラマだと山本裕典くんがやっていた和泉や、メイサちゃん演じるリコは、
他の道を選びたいと願っても逃れられない宿業を背負っていますが、
それゆえに手を貸すことはできてもともに生きることはできないという…難しいですねぇ。

介護問題に関しては希望がありすぎる終わり方になっているものの、
動ける人は役割を決めて施設をともに運営していくというやり方は。
1つの方法としてアリなんじゃないかという気持ちにさせられました。
これが正解などというつもりはないですけども。


さて、ここからは舎弟くんこと山際成次くんに関してのみの感想です。
成次、アホ可愛い！(≧∇≦)
お座敷シーンはちょっとやりすぎじゃ？とは思ったものの、
アニキのカッコよさを引き立たせるための雑魚っぷりに拍手!?
うるさいけど憎めない魅力的なキャラでした。
火事のシーンや後半の乱闘シーンなどきちんと男気も見せてくれて大満足♪
何だかんだ意中の女の子を確実に落とすよなぁ…風間ってw←役だから！
あと、映画で歌声を聞く率が高いような？？？
歌って踊らなくなって何年て感じなので嬉しいとはいえ、
心臓に悪いかな(爆)
朝ドラの愛くんや金八の健次郎で認識してる人にはわからないんじゃ？
という余計な心配をしてみたり。
そこで驚いてもらえたら掴みはOKってことですかねw

あと何回観に行けるかなぁ？


ではでは