そらやの水

時折に「そらやさんのお水ておいしいね」とお褒めいただけることがある。どちらかというと鈍感な部類に属する

私は、明らかに味やニオイに異変があれば兎も角、今まで水の品質に頓着することがなかったというのが正直な

ところである。ところが商売ともなるといささか事情は違ってくる。水を使って珈琲やハーブティーを淹れる。そして、

水を使って米を磨ぎ味噌汁やスープを作る。提供するすべての商品とサービスに水が関わる。そこで、開業に

あたって自宅で使っている浄水器と同じものを取付けることとした。

健康や食品に関しては人一倍こだわりを持つ相方が選んだ浄水器。これが正直高額である。単品の設備機器の

中でガスオーブンや冷蔵庫よりもこれが一番高いものとなってしまった。ところが建屋の完成近くに製氷機の水は

どうするという話になった。先の浄水器から水を引くのは無理とわかり「水はおいしくても氷がまずい訳にいかない」

と急遽ビルトインタイプの業務用浄水器を取付することとなった。

そんな苦労の末のお水を一度飲みに来ませんか。

半年先のことではあるが

喫茶そらやは冬が来ると薪ストーブを焚く。薪ストーブには当然ながら薪が なければ役には立たない。

 

凍てつく冬に薪の燃える様を楽しみにご来店いただいたお客様も多かった。 何もこれから夏を迎えようとするこの

時期に話題にせずともよさそうなものだが現実は違う。今から薪の手当をしなければ間に合わなのである。先日も

ストーブを取付した業者から薪の予約受付の案内が届いた。月内に予約せねば 販売できかねるとも受取れる

文面に正直驚いた。震災以降あちら方面の薪が 売れずに、一方ではもの不足が続くとも聞いた。

 

今はスカラカランの薪棚であるが寒くなる前に満タンにせねばならない。 その支払いを考えるとチト頭が痛い。