goo blog サービス終了のお知らせ 

100日で習慣を変え、マインドセットを書き換える

迷いがなくなり、行動を加速させるマインドセットで新たな人生脚本を描く。

認知症の予防

2015-01-09 14:30:28 | お袋の認知症日記

こんにちは♪

昨日、友だちのコメントの中で、
「認知症の予防はできないのか?」という
質問がありました。 

私はこのブログを立ち上げた時、
生活習慣病と認知症とは
何らかの因果関係があるように考え、
「お袋の認知症日記」をカテゴリの中に入れました。

専門医師ではないので、
生活習慣病と認知症の関わりを
このブログで記したことはありませんが、

専門医の友人から追記として
認知症の予防としては、

生活習慣病の予防、老化の対応が必要 

と仰っています。

少子高齢社会に入っている現在、
私も含めて、認知症を発症する人は
今後も増える一方でしょうから、

自分たちができることがあれば、
今から対策しておくべきではないでしょうか。 

 

 

下記は先日の専門医の友人からのコメントです。



 

認知症の「予防」という面からいうと、
原因不明(いろいろな要素はわかってきていますが)で
細胞が減少していくことは今の所どうすることもできませんが、
そこに「加齢」「動脈硬化」という現象が
大きく関与していることは確かです。
そういう意味で、
糖尿病は血管の老化を進行させるため、
認知症を悪化させやすい、
認知症を発症させやすいと言えます。

私が診ている認知症患者さんも
かなりの確率で糖尿病の治療中です。

同様に、高血圧、喫煙も予防治療すべき生活習慣病です。
高コレステロール血症などの
脂質異常症と認知症の関連は強くはありませんが、
慢性的な脳循環低下、動脈硬化に関与するので
予防治療管理するにこしたことはありません。

米国の論文でしたか、
極論すると認知症の予防、治療は運動しかない、
というものがありました。
それは極端なのですが、要するに生活習慣病の予防、
老化の対応が必要であることは間違いありません。

また、楽器などの手、指を使う作業、仕事をしていると
認知症になりにくいという報告があり、尤もだと思います。
60の手習いでもいいから、
合唱でもするとか、ピアノ、アコーディオン、ハーモニカなど
音を出すのが難しくない楽器を始めるのもいいかもしれません。

あと10年経つと65才以上の5人に1人、
700万人の認知症患者がいるだろうと推測されています。
あと10年経つと高齢者である私にも他人事ではありません。
もともとやっていたピアノ、フルートに加え、
最近はヴァイオリン、笙、篳篥となんでも手を出して、
老化を予防?しております。



 

こんなに認知症を発症する人が増えてきた

原因のひとつに、

現代の食文化が影響している気がしてなりません。

 

 

 

 


ポチっといただけると嬉しいです♪ 
励みにさせていただきます
    ↓↓

 

コーチング ブログランキングへ

 

 


専門医からの伝言

2015-01-08 17:00:59 | お袋の認知症日記

お疲れさまです♪

今日の記事は少し長文になりますが、
先日の「最も近く寄り添うこと」を読んで頂いた、
専門医の友人から下記の
コメントを頂いたので紹介します。

 

コメントの中でご本人も仰っていますが、
全ての認知症患者に適応するということでは
ありませんが、希望の光になる
気付きがあれば嬉しいです。 

 

 


 


私自身は介護の経験がないので、
偉そうなことはまったく言えないのですが、
認知症患者を診ている医師として
少し発言させてください。

介護する側としては、
される側のことを親身に考えて
いろいろやってあげる、やってあげざるを得ない
という状況が毎日続くわけで、
心理的に本当に大変だと思います。

可能な限り、
デイサービスやショートステイを利用して
介護する側の肉体的心理的負担を軽減するとともに、
「年老いた」「呆けた」「親を」「介護してあげる」のではなく、
まだ正常だった頃の親子関係を演じるように、
「子どもと
して」「親であるあなたを頼りにしている」
「子供である自分を」「親として心配してほしい」
という心理的な接し方は、(いつもは無理でしょうが)
時に必要なのではないかと考えます。

アルツハイマー型認知症であれば、
レビー小体病や前頭側頭型認知症に比べれば、
人格性格の変化は大きくないはずで、
記憶障害、特に手順記憶の障害が中心のはずです。
すると20年前、30年前の
認知症ではなかった時期の親子関係を
「再現」しようと試みれば、
「認知症になってしまった今」のお母様ではなく、
何十年か前の正常だったお母様と
小橋さんの関係が少しの時間でも
築ける可能性があると思います。

そうすることで、
お母様にも「患者」ではなく「母親」としての、
子供を守ってあげなければ、という心理的な変化、
それに伴う行動の変化が生じる可能性があると、
自分が診ている患者さんと家族の関係を見て思います。

できないこと、
忘れたことをを何度注意しても、何回言っても、
認知症なのですからそれはほとんど意味がありません。
昔の、正常だった頃の話を、
写真を見ながらするとか、
何か昔の好きだった食べ物や趣味の話題をするとかで、
「介護する側」に対する「介護される側」の見方、
考え方が変われば、何か変わるかもしれません。

介護をするのは、本来家族の仕事ではなく、
家族は一緒にいて寄り添う立場のはずなのです。
介護事業も医療もその辺は遅れているというか、
思ってもなかなかできない葛藤があります。

最初から焦らずに、
ゆっくり試すように実践してみてください。

たとえば、小橋さんが子供のころの
お母様と一緒の写真などを見せて、
「これどこで撮ったんだっけ?」など、
答えられなくても、あまり興味を示さなくても、
眺めるようだったらまず成功、
ぐらいの気持ちでいいと思います。

それを少しずつ、回数や時間を増やしていくと、
「今」=H27年ではなく、「今」=S40年代という風に
お母様が、今を昔だと思うようになっても大丈夫です。
本当の認知症の方なら、
翌日には、またはその日のうちにそのことを忘れるか、
わからなくなります。
だ、その時間だけタイムマシーンのように
時間を巻き戻し、その時の親子関係を演じて
「介護してあげてる」感をなくす、
できればお母様が
「我が子を慈しみ育てている」気持ちを
思い出させてあげることが
変化のきっかけになるかもしれません。

これは、そういうことがあった、という
患者さんとご家族の事例から言っているだけで、
万人にうまくいくかどうかはわかりませんが、
脳の働きとしては昔の記憶は
保持されているはずなので何らかの良い反応が
得られるのではないかと思います。


 



以上がコメントを頂いた全文です。
もちろん、ご本人の許可を得た上で
掲載させて頂きました。 


あなたにも気付きがありますように





 

 


ポチっといただけると嬉しいです♪ 
励みにさせていただきます
    ↓↓

 

コーチング ブログランキングへ

 

 

 

 




最も近く寄り添うこと

2015-01-06 13:41:11 | お袋の認知症日記

こんにちは♪

京都に帰った早々、
朝から冷たい雨が降っています。
これから一雨ごとに寒くなっていきますよ。 

 

 

京都に帰り、改めて
お袋の介護のことを振り返ってみて、
今しか書けないと思って、
今日も「お袋の認知症日記」を書きました。

 

介護鬱は個々で症状も違えば状況も違います。


誰かに「よくやっているね」と
言われたい気持ちとは裏腹に
そう言われても、「他人には分かるはずがない」

そんな気持ちが錯綜するだけです。

そして、当の本人は、世話をしてもらって
本当に嬉しいのかどうか本心は分かりません。 

「味が薄い」とか「これはいらん」とか
言われると、最初は美味しく食べてもらおうと努力しますが、
徐々にちょっとしたことでイライラしてきます。 

言葉を交わしても
同じことの繰り返しなので、会話が
親しくない他人のようにめっきり減ります。

 

解っているんです。
認知症はこうなんだってね。

 

でも、頭で解っていても、
心が向き合おうとしないのです。 

 

やがて私自身が、自分の
気持ちの置き場所を探すのです。

そして、

自問自答をします。

「今、しておかないと後できっと後悔する・・」

「コーチの身でありながら、
自分の親を和ますこともできないのか・・」

「100%できなくてもいいから・・」

そうやって、

どんどん、自分を追い込んでいきます。

そして、

どこかで自分を悲劇のヒロインに祭り上げます。

そうしてまでも自分の居場所を探すのです。

 

 

幸い、私は一杯いっぱいになる前に
現状から距離をおくことができましたが、
それもできず、
家族から、「お前は努力が足りない」と責められ、
板挟み状態になっている方も多いのではないでしょうか。

 

私は前回、自分一人で背負わなくても
他者に委ねればいいなんてことを言いましたが、

一杯いっぱいになってからでは負のスパイラル。
抜け出すのは容易ではありません。

鬱状態になってからでは
気持ちを切り替える為に何某か試みたところで、
今度は「現状から逃げてしまった」という
自己否定が襲ってきます。

その繰り返し・・

 

 

気持ちを切り替えることは、
そんなに容易いなことではないと痛感しています。

 

認知症の介護、
「今回の経験を踏まえて次回はちゃんとしよう」
と思っても、現状は刻々と変わっていきます。
日々、対応していくしかないのです。

 

認知症の彼女を憎いと思うのも

可愛いと思うのも

紙一重。

 

通り一遍の理屈はいりません。

 


失敗しても、挫折しても、逃げても、

止まったり進んだりしながら、
向き合おうとする気持ちさえ、保っていれば

その積み重ねの経験は、形を変えて
あなたを助けてくれるはずです。 

 

今回の経験は、

私がコーチとして、
やっていく上で最も大切なことを
教えてくれているのかも知れません。

 

もし、私がコーチとして
あなたをサポートできるとしたら

一杯いっぱいになる手前なら、
あなたの最も近くで寄り添えるような気がします。 

 

 

 

 

 

 


ポチっといただけると嬉しいです♪ 
励みにさせていただきます
    ↓↓

コーチング ブログランキングへ

 

 


共倒れ介護

2015-01-05 08:09:45 | お袋の認知症日記

おはようございます♪

今日、京都に帰ります。
新幹線の指定が取れなかったので
高速バスで帰りますが、
いつもは空いているバスも
満席のギュウギュウ詰めです(^^)

 

 

 

今回は10日間実家に帰ってました。

あぁ~ 精神的に疲れたぁ
一仕事、終えた達成感です(^^)

 

寝ては起き、又、寝るお袋とは
とくに話題もなく。

SNSに向かうが、どうも現実から
逃げているようでしっくりこない。

パートナーと電話で話した際、
明らかに私のテンションが下っていると言われ、 

これは鬱状態に近いかも知れないなぁ・・・

 

こんな時、誰からどんな言葉をかけられても
余計に自己批判の気持ちが強くなる。

誰とも会いたくない・・・

そんな正月でした。

 

私の場合は、京都に帰れば、
スイッチを切り替えれるので
鬱状態から、容易に開放されるが、

もし、私と同じように、認知症の
介護を一人でしていたとしたら、
いつ鬱状態になってもおかしくないでしょう。

 

お袋の飼い猫に対して、
異常な嫌悪感を抱くほど、
通常の状態ではなくなってました。

 

もし、あなたが私のような立場で
認知症になった独居の親を
介護をするとしたら、

自分が100%できなかったとしても
けして、自分を責めないで下さい。

あなたが自分ができることを
精一杯、やっているのだったら
それでいいのです。 

あなたは、可能は範囲で他者に委ね、
気分転換に外に出て
思いっ切り好きなことをして
周囲の環境を変えて下さい。

その時は介護のことを
一切、忘れて下さい。

 

共倒れにならないために

決して、頑張り過ぎないで下さい♪ 

 

  

 

 


ポチっといただけると嬉しいです♪ 
励みにさせていただきます
    ↓↓

コーチング ブログランキングへ

 

 


正月な気分

2015-01-02 12:47:06 | お袋の認知症日記

おはようございます♪

大晦日は、お袋と二人で、
近所の氏神さまにお礼参りに行って
元旦は、誓いをたてに行きました。

 

 

お袋が認知症を発症して1年、
今ではできることが限られています。

料理、洗濯、買い物などは
できなくなっているので、買い出しや
大晦日の年越しそばと
正月のお雑煮は私が作り、

プチ御節は近所の方が
作って持ってきてくれましたよ。 

やってみると結構、大変な作業ですが、
彼女は、毎年、普通にやっていたわけですからね。

実家の正月は、
私が料理を作り、それを食べたら
彼女はコタツ潜り込んで寝るという
繰り返し、まるで猫です(笑)

 

会話といったら、「猫はどこにいった?」 

「今日は何日?」「寒い寒い」などなど

貴重な時間だと自分に言い聞かせつつ
彼女との時間を楽しむ方法を考えながら

自分ができることをするという
スタンスは変わりませんからね。 

 

 

 

 

 


ポチっといただけると嬉しいです♪ 
励みにさせていただきます
    ↓↓

コーチング ブログランキングへ