私が造花をビジネスにと思ったのが、今から30年ほど前、
家内は更にその10年前からアートフラワーの勉強をして
おりました。
今20代30代の方はご存じない世界でしょう、ちょっと
ご説明します。これも伝えておかないといけないことでしょうから。
その頃、造花というと・・・・
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ペーパーフラワー、紙の造花ですね、現在では上質の和紙で作る
造花も注目されています。
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リボンフラワー、リボンを切り抜いて葉っぱや花びらを
作り、それを組んで行きます。専用の濃淡のリボンを使うと
更にリアル感が出ます。
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パンフラワー、おそらく簡単に言うと小麦粉の粘土に
染料を入れてこねて作り上げるのだと思います。
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クレイフラワー、これは名前の通りです。
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セラミカルフラワー、セラミカル素材をオーブンで
焼き上げます。
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アメリカンフラワー、金魚すくいに使うアレって
針金の輪に紙が貼ってあるでしょ?あれ式にもっと繊細な感じに、
紙の部分は綺麗な樹脂を薄く伸ばした感じ、大きなシャボン玉
を作る時の感じといった方がわかるかな?それを1枚の花弁にして
お花を作ります。
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レザーフラワー、薄い皮を染めて作ります。
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そして主に中国製の造花類、出発点はホンコンフラワーだと
思いますが、その後シルクフラワーとか呼ばれ現在に至ります。
フランスも盛んでしたが、現在ではタイ、ベトナム、インドネシア
などでも作られます。シルクフラワーも現在では「アーティフィッシャル
フラワー」(造花を英訳しただけですが・・・)に統一されて
しまったようです。
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歴史は古いのですが最後に登場はアートフラワー、
ほぼ100%手作りに近い工程で作り上げる、最高品質の造花です。
今日の中国を中心とした造花業界の発展に大きな影響を
与えたのだと思います。それが
飯田深雪アートフラワーです。
マーガレットハウスは、深雪アートフラワーの専門ショップ
として出発したのですが、あまりにも時間がかかりすぎ
(7輪くらいのお花が付いているコスモスを1本作るのに
8時間くらいかかってしまいます。)、主に教室業に
力を注いでおりました。その頃、アートフラワーの感覚に1番
近い造花会社
asca商会さんと出合い、
今日にいたっています。
アートフラワーってこうして作るんですよ。
なかなか根気のいる作業です。
そしてこちらも中国製ではない本物の?
アートフラワーです。
写真だとその差は分からないかもしれませんが、生花にも見えますよね。
上のタンポポの胞子もアートフラワーです。1番上の写真は東京の
アートフラワーの展示会で「賞」をいただいた時のものです。
もし機会があれば、こちらなんかもご覧になると、
「上には上が・・・・」とお思いになるかもしれません。
なかなか、
本物の?アートフラワーをご覧になれる機会って
ないものです。