静岡松坂屋に於いて開催中の第17回「中部いけばな展」は本日が最終日です。
私はこの「いけばな展」は時間が取れれば、必ず見るようにしています。
30数年アートフラワー業に就いておりますが、生け花を意識し始めたのが
ここ10年くらい、更に熱心に見るようになったのがここ5年くらいです。
得るものは多すぎます。もっと早くから気が付けば良かったと思いますね。
友人のワールドカップチャンピオンのM氏はかなり早い時期から、フラワーデザインと
いけばな(草月流)を並行して勉強していました。K屋崎氏もその道だと思います。
「あたしらンやっているのは、こういうのとは違うから」と無関心の方々もいらっしゃいますが
“違うから”ではなく、プラスになることの方が多いと思います。
“見るポイント”は回を重ねるごとに変わってきます。
流派は小原・草月・池坊・安達・国風・古流・広山など様々ですが、どの流派も素晴らしいです。
先日、このブログの記事でも取り上げましたが、東北大震災で海岸線にお住まいだったので
全てを流されてしまい、静岡市に移転された「いけばな師範歴60年」という高齢の
女性から感激の言葉をいただきました。「あたしはね、お花はみんな好きなの、
ドライフラワーや〇〇フラワーというもの、作られたもの、生きているもの
全てが“お花”なのですよ、どれも可愛い。」
そこで、私は永年溜まっていたものをその方にぶつけてしまいました。
私は毎日売り場のカウンターに立っております。通路で話す声は殆ど聞こえてきます。
それを承知で声を出しているのだと思いますが、「いいよ、造花なんか」というご主人、
「埃がついちゃってしょうがない」「あたし造花嫌いなの」と見向きもしない、
「造花やドライフラワーというのは“死に花”だぞ」「偽花」「嘘花」
仏花需要も増え、もう普通にお使い下さる方も多くなっているのに、恐る恐る
申し訳なさそうに、悪いことでもするかのように墓地のお花を買い求めに見える方、
時代はいつも動いているのです。
「いけばな師範歴60年」という高齢の女性は「私はね、それは人種の差別に似たように
感じるの。」とおっしゃってくださいました。30年前に男性の生け花の先生が夏場の教材に
時々アートフラワーを仕入れに来てくださいました。ご高齢の女性の先生とは
少し考え方が違っていましたが、「お宅の花はいいんだよ、これなら充分生花の代品と
して使える。あんたも段々上手になってきたね。」とおっしゃり、真っ向からの
造花否定はありませんでした。考え方は人それぞれですから、世の全ての方に
アートフラワーを好きになってくださいというのも難しいことですけどね。
展示会場内では、チケットを受け取ってくださる方、一般のお客様など
何人かマーガレットハウスのお客様もいらっしゃり、私に声をかけてくださいました。
「あら、こういうのも見に来るの?」って、当たり前です。
幼稚園児が作る折り紙のお花もアートフラワーもドライフラワーも生花も道端の花も
全て好きです。取り敢えず「じ~~~っと」見ます。
縦横25センチの壁掛けです。
----------------------------------------------------------------------
こちらがマーガレットハウスのインスタグラム入り口です
お花自体をご自分で白い布から染めて作ってみたい方に
「深雪アートフラワー材料のページ」が、リニューアルしました。
アートフラワー材料とは白い布をカットして染めてコテをあててお花を
お作りになる方々の材料です。現在国内でも品揃えよく取り扱っているショップが
少なくなり、皆さん、販売店探しにお困りのようです。
そんな方が貴方のまわりにいらっしゃいましたら、是非ご紹介ください。
「コサージュのページ」もリニューアル完成しました。
松坂屋・静岡店 北館2階 マーガレットハウス
ブログ掲載の作品も通販させていただきますので、お気軽にご相談ください。
ご相談には
「お問い合わせ・メールフォーム」を用意いたしましたのでご利用くださいませ。
----------------------------------------------------------------------
「花言葉」
ご自分が生まれた月日の
「花言葉」をお調べになりたい方はこちらにどうぞ、
1年365日、1日1日に花言葉があります。楽しいですよ。
----------------------------------------------------------------
【その他】
ブライダルブーケやコサージュのブログ
深雪アートフラワー材料HP
ブライダルブーケHP
コサージュHP
「フェイスブック」