アートフラワー(造花)専門店・マーガレットハウス。造花・アーティフィシャルフラワー・コサージュ・ブライダルブーケ

静岡西武・沼津西武・松坂屋静岡店での花屋経験37年。現在は静岡市の路面店に戻り、ネット通販と店頭販売に励んでいます。

造花って?

2011-05-30 09:39:38 | 松坂屋富士ギフトショップ・マーガレットハウス
私が造花をビジネスにと思ったのが、今から30年ほど前、
家内は更にその10年前からアートフラワーの勉強をして
おりました。

今20代30代の方はご存じない世界でしょう、ちょっと
ご説明します。これも伝えておかないといけないことでしょうから。

その頃、造花というと・・・・

ペーパーフラワー、紙の造花ですね、現在では上質の和紙で作る
造花も注目されています。

リボンフラワー、リボンを切り抜いて葉っぱや花びらを
作り、それを組んで行きます。専用の濃淡のリボンを使うと
更にリアル感が出ます。

パンフラワー、おそらく簡単に言うと小麦粉の粘土に
染料を入れてこねて作り上げるのだと思います。

クレイフラワー、これは名前の通りです。

セラミカルフラワー、セラミカル素材をオーブンで
焼き上げます。

アメリカンフラワー、金魚すくいに使うアレって
針金の輪に紙が貼ってあるでしょ?あれ式にもっと繊細な感じに、
紙の部分は綺麗な樹脂を薄く伸ばした感じ、大きなシャボン玉
を作る時の感じといった方がわかるかな?それを1枚の花弁にして
お花を作ります。

レザーフラワー、薄い皮を染めて作ります。

そして主に中国製の造花類、出発点はホンコンフラワーだと
思いますが、その後シルクフラワーとか呼ばれ現在に至ります。
フランスも盛んでしたが、現在ではタイ、ベトナム、インドネシア
などでも作られます。シルクフラワーも現在では「アーティフィッシャル
フラワー」(造花を英訳しただけですが・・・)に統一されて
しまったようです。

歴史は古いのですが最後に登場はアートフラワー、
ほぼ100%手作りに近い工程で作り上げる、最高品質の造花です。
今日の中国を中心とした造花業界の発展に大きな影響を
与えたのだと思います。それが飯田深雪アートフラワーです。



マーガレットハウスは、深雪アートフラワーの専門ショップ
として出発したのですが、あまりにも時間がかかりすぎ
(7輪くらいのお花が付いているコスモスを1本作るのに
8時間くらいかかってしまいます。)、主に教室業に
力を注いでおりました。その頃、アートフラワーの感覚に1番
近い造花会社asca商会さんと出合い、
今日にいたっています。

アートフラワーってこうして作るんですよ。
なかなか根気のいる作業です。

そしてこちらも中国製ではない本物の?アートフラワーです。

写真だとその差は分からないかもしれませんが、生花にも見えますよね。
上のタンポポの胞子もアートフラワーです。1番上の写真は東京の
アートフラワーの展示会で「賞」をいただいた時のものです。

もし機会があれば、こちらなんかもご覧になると、
「上には上が・・・・」とお思いになるかもしれません。
なかなか、本物の?アートフラワーをご覧になれる機会って
ないものです。