蔵直採り生酒

蔵直採り生酒 
 
神戸に行った時に立ち寄った蔵元（酒心館）で、お酒をその場で瓶詰にして販売している光景に出合いました。更に、そこで売っているお酒が「大吟醸」の「生酒」ということで、大いに興味をそそられました。
 
非常に残念なことに、当日は車で行ったので試飲はできませんでしたが、「冷蔵しても10日しか持ちません」という説明に気絶し、気がつくと、4合で3,672円（袋代含む）を手にしてました。
　
そもそも生酒自体飲んだことないし、冷しても10日しか持たないって、なんでも腐りにくいこの世の中で、すごくないですか？
 
購入してから自宅の冷蔵庫にたどり着くまでに、一晩ホテルの冷蔵庫で保存し、その間、リュックに入れてウロウロする時間もあったので、質が変化していないか心配。でも、元の味を知らないので・・。
 
日本酒に合いそうな肴と一緒に晩酌。おぉぉぉぉ（神の雫の遠峯君のように）、なんじゃこりゃ！飲んだ後に息を吐く時、「もあっ」とした日本酒感が全くありません。でも、口に含んで飲んだ感じは明らかに日本酒なのです。ちゃんと酔います。こんなお酒は、日本酒以外も含めて生まれて初めて飲みました。
　
基本的に私は飲兵衛ではありません。なので、口当たりが良い酒をおいしいと表現する傾向にあります。その意味では、酒心館の生酒は、最高峰ですね。
 
もったいないので、初日は3合飲んで、二日目に残りの1合を・・あれっ！味が変わっている！！昨日の味を無色透明とするならば、二日目（購入から三日目）は多少日本酒感があります。これがもっと進めば、私が愛飲してる「越後桜」にどんどん近付くような気がします。でも、その結果を知る前に、あっという間になくなりました。
 
ということで、貴重な体験をさせていただきました。値段が高いので日常酒ではありませんが、たまには良いかも。他の銘柄の生酒も試してみたいですね。