イルミナートバレエ「白鳥の湖」総稽古
芸術監督を兼任する西本智実氏はじめ、振付け家玄玲奈氏、照明家原中治美氏、舞台監督澁谷文彦氏が勢揃いし「白鳥の湖」の総稽古が行われました。
各幕が終わるとダンサー達にマエストロ西本から演出的な指示が出されます。
例えば、第2幕。 背景は深く暗い森の湖のシーンです。王子は森に迷い込んできました。
マエストロから「王子は呼び寄せられたように森に入ってきます。(照明も)暗いシーンではあるけれども、もっと王子が来た事への喜びを羽で表現するように」と。
演出意図を細かくダンサーたちに説明していく事で踊り方が変わっていきました。
また、今回の舞台では主役を1人や2人に絞らないように演出をする事と話されていました。
誰もが主役になりうると言う演出です。
「そのかわり、出演者全員が各自のドラマツルギーを常に意識するように」との言葉もありました。