スタッフ 制作日記

芸術監督西本智実とイルミナート
による舞台の制作日記です

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第25回 イルミナート教育プログラム  「オペラワークショップ 修道女 アンジェリカ」~感想~

2017年12月13日 | イルミナート教育プログラム

2017年12月9日(土)

東洋文庫ミュージアムで行われた

第25回 イルミナート教育プログラム  「オペラワークショップ 修道女 アンジェリカ」を

ご覧になられた方から感想をいただきました。

一部ご紹介いたします。

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修道女アンジェリカのワークショップを拝見しました。


プッチーニの音楽は本当に美しいですね。粗筋だけでは分からなかったことが伝わってきました。

敬虔で理知的なアンジェリカが、どうしても子供への愛を断ち切れないこと、

その子を失って悲しみのあまり自ら死を選んだことを、

「それは罪ではない」と聖母マリアは許すのだと。

愛する者を抱きしめたいと望むこと、絶望して罪を犯すこと。

追い詰められた人々の苦しみをマリア様は共に悲しみ、愛をもって包むのでしょう。

私はカトリックの教えを知らず、マリア信仰についてよく分かっていませんでした。

このオペラを見て、苦しむ者に寄り添い、愛と共感をもって救う存在と感じました。

またその悲しみと苦しみの深さを思いました。

ロシア語にペレシバーニエという言葉があるそうですね。

芸術作品に込められた想いは何度も時を越えて繰り返されるのですね。

1000年前の和歌も、100年前の物語も、その時に一瞬でつながってしまう。

今このときに、同じ空を見て、同じ涙を流すように。

今年も残り少なくなりました。寒さ厳しい折、どうぞご自愛くださいますように。

M


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☆ヴァチカン国際音楽祭に参加して   

2017年12月12日 | 演奏会

イルミナート合唱団に入団後、3年目にしてようやくヴァチカン国際音楽祭参加が実現しました。

しかも曲目が私の好きなモーツァルト「戴冠式ミサ」と「レクイエム」です。

特に「モツレク」は15年前に私が初めて歌ったレクイエムで、

それ以来、私のお気に入りの上位に位置している曲なので、練習にもいつも以上に力が入りました。

練習では、先生方の熱いご指導のもと回を重ねるにつれ、

ヴァチカン参加の方々とイルミナート合唱団員との調和が深まり、

ヴァチカンへの期待が膨らんでいきました。

 

そして直前に開催されたアルカイックホールでの記念演奏会は、

尼崎まで駆けつけてくれた友人たちから大いに賞賛され、ここで、ヴァチカンへの期待はピークに達しました。

この高揚感とともにいざヴァチカンへ!

 

ローマに到着した次の日、サンピエトロ大聖堂を訪れました。

クーポラを見上げていると、天まで届く私たちの声が聞こえてくるようで、気分がさらに高まりました。

 

本番当日、

席に着いた時、遠くから見ていた「聖ペテロの司教座」の真ん前で歌えることに、

とても感激したことを覚えています。

 

さあ、本番です。

マエストロの登場で一瞬にして大聖堂の空気が緊張しました。

今まで以上にマエストロのオーラが感じとれました。

歌っている途中何度も天を仰ぎ、クーポラまで届けという思いで歌いきりました。

最後の響きは大聖堂にいるすべての人達が分かち合えたのではないかと思っています。

そして静かに執り行われたミサは、崇高であくまでも厳かで、

深い敬虔の念が私の中に生まれた気がしました

 

翌日、サンパウロ大聖堂へ向かう足取りは、

前日の達成感の余韻も助けとなって、雨にもかかわらず軽いものでした。

リハーサルでは、折しも「credo」を始めようとした瞬間雷鳴が轟き、息をのむ瞬間がありました。

しかし、全曲終了した時には天窓から明るい陽が差しこんでいました。

まるで天から神が降りてこられて、聴いておられていたような感じがしました。

大聖堂での「モツレク」の響きは想像をはるかに超えたものでした。

いつまでも続く響きの余韻が消えるのを待つ間、

息を殺して参加者全員がマエストロに視線を注ぎ、

マエストロの指揮で全員一丸となってもう一度演奏を始めることができました。

マエストロ、オーケストラ、合唱が一体となった証ではないでしょうか。

大聖堂での響きもさることながら、

今までの経験以上の一体感、そして演奏後の客席からの惜しみない賞賛の拍手にも大変感動しました。

 

ヴァチカンの大聖堂での経験は、

私の中の余計なものを洗い流してくれ、心が軽くなったような気がしています。

もう一度聖地ヴァチカンに戻れる機会が訪れることを願っています。

 

先生方、スタッフの皆様の多大なるご尽力に感謝しています。

 

藤田 晶

 


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「仲間が支え、いざ出陣」

2017年12月12日 | 演奏会

 岩手県・北上のイルミナート合唱団が初デビューしたのは、

2014年の「西本智実  五木ひろし スペシャルコンサート」。

私達夫婦ももちろんデビュー。クラシックの殿堂であるあこがれの「サントリーホール」での公演は、

オーケストラの動きが新鮮で、とても感動的。

特にも、指揮者である西本智実さんの指揮の格好よさが際立ち、まぶしく、強い芸術性を感じる素敵な演奏であった。

実際に歌って緊張しながらも、とても心地よいものであったことが忘れられない。

この西本さんの指揮中に、目が合ったとして、嬉しくなったのは、私だけではなく、皆さんが異口同音に述べる。

 

  北上のイルミナート合唱団は、ヴァチカンに行く、行かないにかかわらず、

ヴァチカン参加の団員のために、皆で一生懸命練習してくれました。

本年は十数名という団員の中で、6名がヴァチカンに行くことになった。

私達夫婦(バスとアルト)は、1度目の好印象に基づき、また行くことに決めた。

ただ、私達夫婦は、高校、大学、一般と若い頃の合唱経験があるものの、

教員退職後、60代から始めたので、曲を仕上げるのに時間がかかるのが課題。

今回はモーツアルトの「戴冠式ミサ曲」「レクイエム」。

本年4月から練習が丁寧に開始された。月に3~4回、1回あたり3時間である。

パートごとの練習でも、互いに声をかけ、次第に1つになっていく。

何より、合唱の自己学習の習慣化がされていて、曲や範囲が指定されると、その曲を覚えてくる団員が多いのも誇るべきことである。

ソプラノがけっこう高い音まで綺麗に出すと、皆で声援する雰囲気ができている。

アルトがまとまって聞こえると、皆が認める雰囲気。

バスやテナーは人数が少ないが、困ることがあれば、こうすればいいと周囲の団員から声がかかる。

私達の特色は、合唱団どうしの絆の強さであり、

雰囲気のよさであると言っても過言ではないと自負している。

 

  さて、私達の指導者の一人は、

西本智実さんとロシアの国立サンクトペルブルク音楽院で一緒に学び、研鑽を積んだ、

とても親しい関係にあるピアニスト「名須川明子」さん。

東京のイルミナート合唱団と緊密に連絡調整を図っていただいている。

もう一人は、指揮者である「佐藤智恵子」さん。

東京音大卒で、現在二期会所属の素敵なソプラノ歌手。

別の合唱団の指揮者でもある。

現在、二人とも県内外で大活躍している音楽家である。

けっして偉ぶらずに、時にユーモアを加え、楽しく、

しかし、厳しく指導・助言をする。

しかも、人間性、専門性の高い実力のある演奏家である。

この二人のおかげで、この合唱団が自己学習をする習慣を醸し出し、

細やかで、大胆に演奏するレベルにして、ヴァチカンで歌えるまでに何とか上手く仕上げてくれるのである。

 

  更に、何度も駒井先生等の優秀な指導者に、中央講師として、教えに来ていただいている。

時には、図解入りで発声法を教えてくださり、曲作りを丁寧に指導していただいことが、

一層、音楽性を高めてくれたと思う。

こうして、私達の合唱団は、この難解な2曲を次第に楽譜なしでも歌えるようになっていったのである。

 

  お陰様で、東京公演、ヴァチカン国際音楽祭を極めて満足に歌うことができたのではないかと思う。

そして演奏の場では、西本智実さんの素晴らしい指揮を全て、どれも完全に見て歌いたいと思う。

 

多数の団員は、思いっきり歌えたという達成感、満足感でいっぱいであった。

私達夫婦にとって、あくなき挑戦が大きな生きがいとなった。

そして、音楽を通して仲間との絆が拡がったり、深まったことも嬉しいことであった。

また、多様な問題にも快く対応してくださったイルミナート合唱団関係者の多くの皆様に感謝しても感謝しきれない。

 

 

昆    芳  男

昆     ヒサ子

 

 


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ヴァチカン国際音楽祭2017 ~合唱団に参加して~

2017年12月12日 | 演奏会

11月2日~9日、ヴァチカンのサンピエトロ大聖堂での「戴冠式ミサ」演奏とおミサ、

そして翌日のサンパオロ大聖堂でのモーツアルトの「レクイエム」の演奏では、

ほんとうに貴重な経験をさせていただきました。

特に、サンピエトロ大聖堂でのローマ教皇代理ミサは、あの高い天井から慈悲深い声が降ってきたような気がして・・・、

私のような無宗教の者でも身体が震えるような感動でした。

ヴァチカンで歌わせていただいたことはもちろんですが、

普通に観光で訪れたのではけっして出来ないような素晴らしい経験がとても心に残っています。

私は大昔、神戸の中山手カトリック教会の幼稚園に通っていたのですが・・・、

お御堂の中にいると、今でもなんだか“ほっ!”と息をしている自分を感じます。

ステンドグラスの暖かい光と色にも癒されます。

でも、さすがにカトリックの総本山ヴァチカンは圧倒的でした。

素晴らしい!を何度言っても足らない気がします。

今更ですが・・・、

これまで、讃美歌や宗教曲を歌う折に、何故か最後の「アーメン」を歌うことにためらい?のようなものがあって、

どう歌ったらいいか分からず・・・、終いにはパスしたりしていて・・・💦 

それがなんだか、この度は、とても自然に「アーメン!」が歌えたことに、我ながら驚きました。

ほんとうに、今更ですが・・・。

これからは、「アーメン」をパスしないで歌えそうな気がします・・・!

ヴァチカンには、きっと世界中の人々の想いが溢れているのでしょう。

素晴らしいパワーをたくさんいただいたような気がします。

マエストロ:西本智実さんとすべてのスタッフの皆様に、この素晴らしい機会を与えていただいたことを感謝しています。

ありがとうございました!

仲良くご一緒させていただいた合唱団の皆様にも感謝しています。

ありがとうございました!

演奏会の後は、今回初めてのアッシジ~フィレンツェ~ピサを観光して、イタリアを満喫して戻ってきました。

これも、今更ですが・・・、私・・・、ピサの斜塔は1本だけ立ってるのかと思い込んでいましたが・・・、

大きな洗礼堂と聖堂もあって・・・。 

やはり、なんでもその場に行ってみないと分からないことだらけと痛感しました。

 

森本加代子


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ヴァチカン演奏会に参加して感動と感謝の気持ちでいっぱいです。

2017年12月12日 | 演奏会

モーツアルトの’レクイエム’は私にとり10回目の演奏会であり、西本マエストロの指揮のもと

しかも、ヴァチカンのサンパウロ大聖堂で歌えて大変感慨深いものでした。

ヴァチカン音楽祭参加は1年おきで、今回で3回目ですが以前は練習を都度上京しておりましたが

今回、名古屋での指導となり大変ありがたく思いました。

 

前日のサンピエトロ大聖堂での教皇代理ミサは’戴冠式ミサ曲’と’オラショ’でしたが

フラットなスペースでの演奏は、背の低い私には指揮が見えにくい場ではありますが、

時々、隙間からマエストロの指揮の様子が瞬時 '天女の舞’ のように神々しく見えました。

 

翌日のモーツアルトの’レクイエム’は

マエストロの指揮をはっきりとみて歌い上げることが出来ほっとしました。

 

マエストロは第九、ヴェルレク、カルミナブラーナ等ダイナミックな曲がお得意と思っていましたが、

今回のモーツアルトの曲で指揮をリズミカルかつダイナミックで、今まで経験した数多くの

指揮者の中で最もエレガントで繊細な指揮をされ、独特のオーラに引き込まれ最高のスタンスで

歌い上げることができ自身として満足安堵。

 

カトリックの総本山、ヴァチカン大聖堂での演奏はその巨大さ、荘厳さ、内部装飾の豪華さで

圧倒されるが、かって歌ったザルツブルグ大聖堂の天井の高さで残響音の大きさに驚愕したが

ヴァチカンでは更に心の魂が震えるほどのスケールの大きさに感動した。

この経験はかって歌ったコンサートホール(ベルリンフィルホール残響1.95秒、ウイーン楽友協会残響2.1秒等)

の箱モノの共鳴音とも全然違うと思いました。

 

モーツアルトは器楽、声楽(オペラ、宗教曲)とあらゆるジャンルの曲を作曲し宗教曲は60曲ほど

あるがその中で秀美の2曲を歌えたことは光栄と思っております。

モーツアルトの魅力は優雅で軽やかな旋律の親しみやすい’戴冠式ミサ曲’と起伏に富み劇的

であり荘厳でミステリアスな部分もある’レクイエム’であり、その終曲の’Lux aeterna’

(永遠の光を)私たち自身のためとして歌い上げることが出来ました。

 

普段はバッハ、ヘンデル、モーツアルト、ドヴォルザーク 等の宗教曲、ミサ曲を中心に歌って

おりますが機会があれば今後もイルミナートの皆さんと一緒に歌いたく思います。

 

イルミナートの西本マエストロはじめオーケストラ、合唱団、事務局の皆様にはこの素晴らしい

機会をいただき心から感謝申し上げます。

 

伴野 勤

 


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