イルミナート合唱団より、インスペクターの岸裕美さんです。
イルミナート合唱団
《インスペクター 岸裕美》
お世話になりまして、ありがとうございました。
ヴァチカン国際音楽祭に今年も参加し、歌う事ができました。皆さまに感謝の気持ちでいっぱいです。心より御礼申し上げます。
マエストロの指揮で、ソリストの皆様、オ-ケストラの皆様と音楽を奏でる幸福に酔いしれました。
またひとつ素晴らしい経験をさせていただきました。
合唱団、事務局、関係者の皆様、日本から応援してくださった皆様など、全員の気持ちがひとつになったのではないかと思います。
さて、もう次に向けて前進あるのみです。
常にベストパフォ-マンスできるように、努力を積み重ねて精進していく所存です。
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
岸 裕美
そしてメゾソプラノ野上貴子さんです。
サンパオロ大聖堂でのヴェルディ「レクイエム」のソリストの他、合唱指導も務めました。
2015年10月30日 サンパオロ大聖堂 演奏会
曲目 ヴェルディ「レクイエム」
「ヴァチカン国際音楽祭」に携われた全ての皆様へ
皆様、野上でございます。
この度は皆様に大変お世話になりました。
心の底よりお礼申し上げます。
少し私のお話にお付き合い下さいましたら幸いでございます-。
私はこの度、全公演出演させて頂く機会と大阪会場での合唱指導をさせて頂く機会を与えて頂きました。
私にとって貴重な機会を与えて下さいました西本マエストロへ、心よりお礼申し上げます。
神戸を皮切りに熊本、東京、そしてヴァチカンへ-。
各会場で、お一人お一人の「祈り」の歌を演奏を全身に感じながら、私も共に一生懸命「祈り」の歌わせて頂きました。
そして、70年前に起こってしまった事と、生きられなかった御霊を、私は忘れませんと-。
この度は宅急便でトランクを家へ。その日は私事の為、帰宅が0時を過ぎ…。
そして翌日の夕方、時差ボケの私の元にトランクが我が家へ帰ってきた。
荷物をほどくためにトランクを開けると-。
ローマの匂いと共に皆様との思い出が巡りました。
皆様、心より!ありがとうございました-。
以上、何卒宜しくお願い申し上げます!
野上 貴子
続いて、サンパオロ大聖堂におけるヴェルディ「レクイエム」で
ソプラノを務めた坂口裕子さんからです。
2015年10月30日 サンパオロ大聖堂 演奏会
曲目 ヴェルディ「レクイエム」
《ソプラノ 坂口裕子》
西本マエストロや日本やイタリアからの出演者とのヴァチカンでの共演は、
素晴らしく貴重な機会となり、未だに興奮冷めやりません。
関係者の皆様に心から感謝申し上げます。
ヴァチカンは、一歩足を踏み入れるとそこは全くの別世界で、
土地から受けるものから全然違うといいましょうか、
経験したことのないような、とても守られた神聖な場所でした。
ヴェルディ作曲のレクイエムのソロを務めさせていただきましたが、
サンパオロ大聖堂の5~6秒あろうかという長い残響を西本マエストロが効果的に生かされ、素晴らしく感動いたしました。
そして私は、何度も何度もマエストロの心から溢れる指揮に助けていただきました。
演奏後は長い静寂からの拍手が湧き溢れ、
ほぼ全員ではなかったでしょうか、スタンディングオベーションでした!
ブラーボの声ではなく、長時間の大きな拍手とスタンディングに包まれ、
"祈り"という部分で皆の心が通い合った素晴らしい瞬間なのだと思いました。
私の祖父母も戦争を経験しています。
スタンディングオベーションの間、
祖母が以前に詠んでくれた" ソプラノの 独唱おわる一瞬の 息のむ寂に 高鳴る拍手"の、
"息のむ寂に 高鳴る拍手" の部分が脳裏に浮かび、
また涙しました。
おばあちゃん、ありがとう。
ヴァチカン国際音楽祭2015の出演者にもお話を聞きました。
まず、「ローマ教皇の名による枢機卿ミサ」でソリストを務めた上島幸恵さんです。
2015年10月28日 サンピエトロ大聖堂 ローマ教皇代理ミサ
曲目 グノー「聖チェチーリア荘厳ミサ曲」より
オラショの原曲「グレゴリオ聖歌」
《ソプラノ 上島幸恵》
この度はヴァチカン国際音楽祭に参加させていただき、本当にありがとうございました。
帰国して数日しか経っておりませんが、既にもうずっと前の事のように感じるのが不思議です。
というよりも余りに現実離れした演奏でしたので、なかなか実感が湧きにくいのかもしれません。
私は音楽祭のオープニングのミサでのトップバッターのソリストという身に余る名誉なお役を務めさせていただきました。
世界で一番神聖な場所のひとつである サンピエトロ大聖堂というとてつもなく広く大きな空間での演奏では、
緊張しすぎて歌えるのだろうかという不安がありましたが、自分でも不思議な程落ち着いて歌う事ができました。
それは、マエストロとオーケストラ、合唱の皆様、スタッフの皆様のこころが文字通りにひとつとなり、
全員の魂を共鳴させての演奏であったからだと私は感じています。
ソリストとしてみなまさからの暖かな応援や後押しがこんなにも心強く思ったことはありません。
今一度皆々様に心より深く御礼を申し上げます。
サンパオロ大聖堂でのヴェルディ「レクイエム」の演奏も大成功に終わり、
いつも本番で必ず最高の演奏が出来るイルミナートの皆様とソリストの皆様にはとても感銘を受けました。
それは日頃の厳しい練習の積み重ねはもちろんのこと、全員が同じ目的意識を高く掲げて共有している事の裏付けなのだと感じました。
そして皆様が朗らかで協力的で心優しいメンバーであるからこそ、お客様のこころにすぅっと届けられる演奏が出来るのだと思いました。
目に見えない数々の御霊にも私たちの祈りが届き、きっと喜ばれていることと感じます。
今回の演奏は私にとって一生の宝物です。
この身を通して真の世界平和を一生かけて伝えていきたいと心新たに致しました。
かけがえのない素晴らしい経験をさせていただきましたこの度のご縁に感謝いたしまして、
イルミナートの今後の更なる繁栄とご活躍をお祈り申し上げます。