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昭和元禄落語心中 — とても切なくなる場面が、物理学的❓に理解できず悶々としているところ

2018-11-25 12:32:45 | ドラマ
昭和元禄落語心中もいよいよ佳境を迎えた第6話「心中」。が、肝心なところで、一体どうやったらこんなようなことになってしまうのか理解できず、ドラマに没頭できませんでした。
それは、助六とみよ吉が事故にあってしまう場面。
みよ吉が旅館の一部屋の出窓❓に一人座っています。出窓のすぐ下は崖になっていて海に続いています。つまり、ここから落ちたら絶対に助からないようなところに、出窓があるわけ。
こういうようなところ、昔は普通にあったんじゃ、と思います。
そして、その出窓が壊れてしまい、みよ吉が奈落の底に落ちてしまうのです。
ここでみよ吉だけが落ちて死んでしまうのは理解できるのですが、次の場面では、助六がみよ吉を胸に抱いて、その助六の着物の襟を菊比古が右手で掴んでいるのですが、こんな事、可能❓と疑問に思ってしまい、素直に感動というかしんみり出来なかった。

第一、出窓から一番遠くにいた助六がみよ吉を胸の中に抱いてって、これって全く不可能では❓助六はスーパーマン❓また、あの姿勢でみよ吉が転落したとしたら、まず、頭部から落ちるのではないでしょうか❓なのに、なぜ抱き合った姿❓







だから、こういう事故の場合、最低でも数珠つなぎになるのだと思うのですが。
みよ吉の足を助六が掴み、助六の帯あたりを菊が掴む、というように。

そこで、原作のコミックではどうなっているのか確認したら、ありました。コミック第5巻。ドラマと違うのは、出窓に菊とみよ吉の二人が座っていて、みよ吉のところだけ壊れてみよ吉だけが落ちていく。

が、コミックではその後に、1ページを使って抱き合って落ちていく助六とみよ吉、そしてその二人に向かって虚しく腕を伸ばしている菊の姿が描かれており、それだけでこの三人の遣る瀬無い気持ちが現れているようで、ドラマよりズシンと来る物がありました。とても美しい描写でした。

コミックだけではおかしいともなんとも思えなかったですが、実写だと、現実との不適合をより強く感じてしまいます。

更に、この事故は、完全なる旅館側の過失だと思うので、多額の賠償金とか請求できると思うのですが、それはどうなったのか、それも気になってしまった。当時は賠償金というものはなかったのか、とも考えてしまって。

というように、この回は物語の核心となる回だと思うのですが、ドラマに100%没頭出来なかったです。

残念。



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