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どうなる?北朝鮮。金正恩とハンソルくん。

2017-02-23 12:07:26 | 海外
今年も騒がしい一年になりそうです。



突然飛び込んできた、金正男暗殺事件。そのおかげというか、正男さんにハンソルくんという息子さんがいるということを初めて知りました。
金正男のことを知っている人でも、このハンソルくんは全く知らなかったという方が多いのではないでしょうか。
一躍、世界的に有名になりました。

現在、22歳。ですが、事件後、行くへ知れずの状況です。一家皆殺しが金正恩のスタイルだから、おそらく暗殺を恐れてマレーシアも当局も動向については絶対に秘密にすると思います。

金正恩(私はかりあげくんと勝手に呼んでいる)とハンソルくん。叔父と甥の関係にはなるとおもいますが、全く対照的な二人ですね。正男とも金正恩は全然違うタイプです。
かりあげくんも若い頃はジュネーブとかドイツの学校に通っていたはず。当時、北朝鮮の指導者の息子が、西側の学校に通っていて資本主義に染まらないのかな、と私自身も心配なんかしてしまったのですが、案の定、お父さんの金正日に呼び戻されたとか。
留学中は北朝鮮の大使館の人がお目付役でぴったりとくっついていたので、資本主義に興味はあったけれど、染まらなかったのかもしれません。

それに反し、ハンソルくんはそういう厳しいお目付役もなかったのでしょう。ボスニア・ヘルツェゴビナのインターナショナルスクールに通っていたということですが、なぜこの学校に?という疑問はあります。何か意図があったのでしょうか。

とにかくこの事件以来、連日テレビで彼の写真を見ない日はないという状況になってしまいました。
ハンソルくん、北朝鮮人といっても風貌は長い海外暮らしを思わせるものがあります。清潔感に溢れ、北朝鮮人には見えません。
ですが、大変イケメン。インタビューに答える姿にも知性を感じます。英語はほとんどネイティブですし。また、ピアスが最近の若者らしい風貌です。

お母さんは普通の北朝鮮市民ということで(どうやって正男と知り合ったのかしら?)、バランス感覚を持ち合わせ、かつ、北朝鮮をよくしたいという希望を胸に秘めているようです。政治学も学んできました。
こういう人が北朝鮮を治めたら、国も変わっていくのかなと思わせるものを持っています。

この二人、同じように西側に留学していたのに、この違い。
金正恩がジュネーブの学校に通っていると聞いたときには「これで北朝鮮も変わるかな」なんていう淡い希望も持ったのですが、いつの間にか、かりあげくんでdictatorになってしまいました。

かりあげくんには、dictatorの遺伝子があるのでしょうか??
そのかりあげくん、ジュネーブ留学中は成績があまり良くなかったということ。

頭の良さというか知性が、二人を違ったものにしたのかもしれませんね。
かりあげくん、学校の成績も良くなく、周りからも注目されず、ようやく自分が自分として認められる場所に座ることができ、それがかえって、dictatorとしての凶暴性を強めてしまっているのかもしれません。この場所を失いたくない、という感じで。

それにしても、今回の暗殺事件。北朝鮮の終わりの始まりのように思えます。
かりあげくん、こんなことしなきゃよかったのに。そうすれば、北朝鮮ももうちょっと続けることができたかもしれないのに、なんていう感想です。

フィンランドの政治家、Elizabeth Rehnによるインタビュー動画です。字幕はありません。英語で行われています。

Kim Han-sol interviewed by Elisabeth Rehn (1/2)



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