今、小諸の街が若者で賑わっているらしい。
長野県の東信地区には、軽井沢町や佐久市や上田市がありますが、私はどちらかと言うと、小諸市が一番好きです。というのも、それほど多くの人でガヤガヤとした雰囲気がなく、寂れた感じはするものの、古の落ち着いた雰囲気を感じさせてくれるから、です。
北国街道は車も通る現代的な通りになってしまっていますが、周囲には古く落ち着いた雰囲気の建物のお店が多いです。また、小諸城址の懐古園も落ち着いていて良いですね。
要するに、人があまりいなくて静かで、古き時代を感じることができるから、ですね。
その寂れたような小諸に今、多くの若者が訪れているらしい。理由は、これ⇩
【MV】初恋/戌亥とこ
私からしたら、戌亥とこって誰❓ぐらいの感覚しかないのですが、若者の間では結構な人気だそう。にじさんじって、何❓というような状況で、一体どうしてこういう企画が若者の間で人気なのか、サッパリ訳わからず。
今回の企画を考えたのは、小諸市観光局だそうです。
シミュレーションでは、将来的に誰も小諸を訪れなくなるという結果が出てしまい、こういう状況を打破するには、若者をターゲットにした企画を考えないとダメだ、ということで今回の戌亥とこさんのところとコラボになったという事です。
【MV】初恋/戌亥とこ https://t.co/IBRpEZbNHF
— こもろ観光局@長野県小諸市 (@komoro_tour) October 26, 2021
【「初恋」戌亥とこ】島崎藤村の詩が最新コンテンツでよみがえる にじさんじプロジェクト×こもろ観光局オフィシャルページhttps://t.co/7z1LM3gNy4#初恋の日 pic.twitter.com/CTXblUUlKk
そして、この初恋の歌のおかげで、島崎藤村の足跡をめぐる、と言うような事も流行っているらしい。
小諸市は以前から島崎藤村を前面に押し出すような企画を行っていましたが、私としては、イマドキ、島崎藤村なんてみんな読むのかなあ、と大変懐疑的でした。
が、今回は、小諸で書いた 破壊 ではなく、初恋 を持ってきたのはとっても良かったと思います。破壊 とか 夜明け前 では、どうしても社会問題が話題にしかならないと思うし、第一、若者は誰も興味を持たないと思います。
10代、20代だったら、初恋 という言葉だけでも、誰でも胸キュンかもしれません。
こんなブームが長く続いて、小諸市に興味を持ったり、島崎藤村に興味を持つ人が増えるといいですね。
ちなみに、島崎藤村は しまざきとうそん と読むんですよ。