今カナダは、下院の総選挙の真っ最中。
そんな中、トルドー首相が窮地に立たされています。なんのことかと思ったら、トルドー首相が首相になる前の2001年に行ったある行為が原因、だとか。
2001年ってもう18年も前のこと。そんな前のことがなんで今更、とも思いますが、当時教師を務めていたバンクーバーの学校の仮装パーティでアラビアンナイトのアラジン❓の格好をしていた、という事が問題になっているんだそうです。
首相になる前の事ですでに18年も経っているんですが、アラビアンナイトの格好をしたからって何が問題なのかと私は思いますが、人種差別に値するという事で、謝罪に明け暮れているんだとか。
もう、ヘェ〜としか思えない内容ですが、当時はこんな格好をしたからと言って人種差別になるなんて誰も思わなかったと思う。特に仮装パーティなんだから、なんだっていいんじゃないの、と私は思うのですが、現在の基準に合わせたらそうでもないらしい。黒人文化のこともあり、黒塗りは絶対にダメなんだそう。が、政策論争よりもこんな事での謝罪に追いまくられているトルドー首相も可愛そう、なんて思ってしまう。
こういう文化の盗用と叫ばれているアメリカなどの流れには良く分からない事が多い。
最近は着物を着たアメリカ人の女優さんが謝罪に追い込まれていたりして、一体なぜ、と思う気持ちの方が強いです。日本人からしたら、外国人が着物を着ていたって「文化の盗用」なんて深刻には考えないと思う。むしろ、着物を着てくれてありがとう、くらいに考える人の方が多いのではないでしょうか❓
がそんな風に思っているのは日本人だけで、ネイティブアメリカンなどが用いている羽飾りは神聖なものなので、ファッションで軽々しく使って欲しくないと思っているという事だそうです。こういう事が、「文化の盗用」という事なのでしょうか。
まあ、昔にファッションで着物をものすごく短くしたデザインを取り入れた物を見たとき、ちょっと❓のようには思いましたが、日本人の中からは抗議の声は上がらなかった、と思います。
しかし、今回のトルドー首相の一件は行き過ぎのように思える。何でもかんでも差別に結びつけて大騒ぎ。それも何年も前の事で。そしてこれに便乗した対立候補の野党保守党のシーア党首は「（写真に）大きなショックを受け、失望した」とか言っているようですが、あなたの2001年当時はどういう考えだったの❓と聞いてみたいです。
首相辞任にまで追い込まれるのでしょうか❓そうならなければいいですが。