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いだてん 女子の体育の歴史 & 女子に対する偏見が今でも。

2019-06-03 16:06:13 | ドラマ
いだてん では、今、女子の体育の歴史の始まりを描いているところ。

金栗四三さんって、ストックホルムで行方不明になった選手という事は良く知っていましたが、箱根駅伝とか女子の体育の教育に携わっていた、という事ははっきり言って良く知りませんでした。

ですから、最近のいだてんの内容は、私にとっては目新しい内容になっています。

明治大正の女子って、あまり体も動かしてもいないイメージしか持っていなかった私。ですから、 シマさんのような「走りたい」という気持ちが強い女の子も普通にいた、というのは新鮮でした。
私自身、あまり体育が得意ではないので(自慢ではありませんが、逆上がりが絶対に出来なくて、居残りさせられたことを未だに覚えている私。)、英語が勉強したいとか数学が勉強したいという女子があの頃にもいた、というのは理解というか想像ができますが、陸上でオリンピックに出たいという希望を持っていた女子、というのはどうも、想像が出来ないのが事実です。

今後、あの人見絹枝さんがドラマに登場してくるわけですが、ということは人見さんもこの頃の人、という訳です。なぜこんなことを書くかというと、自分の中では勝手に、人見さんはもっと後の時代の人なんて思ってしまっていたのです。
が、1928年のアムステルダムオリンピックに出場して、800メートルで銀メダルとなりました。また、世界記録保持者でもあります。

今更ながら、あの時代にこういう女子もいたんだということを再認識しました。要するに陸上で世界に通用するような選手が日本にもいた、という事実です。それに、体格も欧米人と負けない日本の女子。

また、彼女の最後はどうやって描かれるのかな、というのにも興味があります。
人見さんは、その後、喀血して肺炎を併発して、なんと、24才で亡くなってしまうのだそうです。当時、肺結核は不治の病だったわけですが、オリンピック後、短期間の間にものすごい数のレースに出場したり、講演会などで各地を飛び回っていたようで、その無理がたたったような感じです。
人見さんの最後を聞く限り、もっと他の方法がなかったのか、と、大変残念に思います。せっかくの才能をムダにしてしまったように思えます。

またメダルは取ったは良いのですが、あの頃、女子が陸上をする、というような偏見は受けていなかったのでしょうか?

最近のtwitterで話題になっているのがこのtweet




未だにこんなことを言う親もいるんだという驚き。
まあ、就職とか結婚、出産を心配して手の親御さんの意見だと思いますが、「女の子らしく」ってなんなんでしょう。
看護師さんには男の人もいますが。昭和の頃の親御さんの発言のように思えてしまいます。

こういう人たちには映画「ドリーム」でも見せておけば?



未だにこういう意見があるので、あの頃はいかばかりか、と思ってしまう次第です。
そう言うような女子のオリンピック選手の苦悩、とかも描かれるのかな?

このドラマ、日本のスポーツ史を知る上でも秀逸です。