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順天堂医院50年前の赤ちゃん取り違え事件 -- 事実は小説よりも奇なり。

2018-04-12 23:45:39 | 社会
先日報道された、順天堂医院の50年前の赤ちゃん取り違え事件
週刊新潮の記事を読むと、つくづく、些細なミスがその人や家族をも不幸に陥れる怖ろしさを感じました。

この取り違え、1967年に起こった模様です。それがどうして今頃、と思うのですが、被害者というか取り違えられた人の育てのお母さんが年を取ってきてボケてしまう前に、ようやく3年前に「お前は私の子供ではないかもしれない」と被害者の方に打ち明け明けたのだそうです。被害者の方も、薄々は感じていた様ですね。
お母さんがようやく打ち明ける気持を持てたという、そこまで至るのには物凄い心の葛藤とともに、夫と離婚せざるをえない現実的な苦難をも乗り越えられた様です。

最初は血液型が全く違う、ということから始まった疑念。
それが原因で、当然、妻が浮気したのではないのかと夫から疑われ、そして離婚。その後、妻は再婚をしますが、被害者の方は、継父から冷たくあしらわれ高校にも行かせてもらえない人生。生きていくために工場に務め、今は自分の会社を持って結婚もされている様です。

が、もしあの時あの場所で取り違えられる事が無かったら。。。。
この方は本当の両親の元で、家族としての普通の生活を遅れていたのかもしれません。高校や大学まで通い、今とは別の人生を送られていたのではないでしょうか。或いはその反対もあるかも知れませんが。。

今回の取り違え事件。まず疑問に思うのは、なぜ順天堂は隠蔽したいのか、ということ。なぜ、最初に発覚した時にニュースにならなかったのかしら?
45年前にも血液型に疑問を持った母親が、順天堂を何回も訪れていた様ですが、けんもほろろの扱いだったようです。

この方、話合いに疲れて和解してしまったようですが、最初にマスコミにでもタレ込めば、順天堂の態度も変わったかもしれません。

今回この事件が明るみになったのは、内部からのリークのようですが、そういうこともなければ、順天堂はこのまま隠し通すつもりだったんでしょうか❓くわえて、このことを公にすると裁判に訴えるようなことをこの被害者の方に通知したようです。そして、本当の両親を捜すな、とも通知したようで。

まるで、どちらが被害者なのか加害者なのかわからない構図になっています。
恐らく、賠償金などの支払いを怖れて、のことのようですが、あまりにも被害者の方の気持ちを無視したような対応。

今、多くのメディアにこの事件の事が取り上げられているので、順天堂の対応も今後かわってくるかもしれません。また、このニュースを見た当時の被害者の方からの連絡があるかもしれません。

それにしても、今回のケース以前にも同じ様な事がありました。裁判に訴えた人もいますが、そのあまりにも低い賠償金に驚いてしまいます。ある方は2億円以上の金額を裁判に訴えたのに、結局3800万円だったとか。
この人や周りの人が味わった精神的苦痛って、こんなもんなのかな、と考えてしまった。

もし取り違えられていたのが自分だったらと考えると、とても恐ろしいです。

50年もたって今更かも知れませんが、この被害者の方が自分のルーツを知る事が出来るようになりますように、と願っています。








4月11日(水)のつぶやき

2018-04-12 06:17:03 | 海外ドラマ