LOVE - GOLDEN APPLE

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NHKドラマ「どこにもない国」を見て疑問に思った事。

2018-03-26 12:04:33 | ドラマ
前後編で土曜日にははその前編が放映された、

どこにもない国

久しぶりに見る戦争ドラマ。戦後、満州に取り残されてしまった日本人同胞が帰ってくる事になったきっかけはなんだったのか、を描いているドラマ。
原作があり、その主人公、丸山邦雄さんは元々長野県出身の方。そういうこともあって、今、オンデマンドで見ています。

内野聖陽さん、迫真の演技。特に、鉄格子越しに必死に英語で訴える場面は涙なしには見れません



ポツダム宣言の9条にはこんなことが書かれているんですね。初めて知りました。

このドラマの中で疑問に思ったことが一つ。原田泰造さん演ずる新甫さんが現地の中国人が略奪する姿を見て、「今まで日本人がしてきたことを思うと文句の言える筋合いではない」と言う場面があります。
この一言を聞いて、私の頭の中は?で埋まりました。
今までは、このような略奪行為を映画とかドラマで見てもなんとも思わなかったのですが、これも戦後教育の賜物かとも思っています。

ロシア兵が戦後のドイツで行った卑劣な行為を考えると、満州でのああ言う行為は頷けます。が、満州の場合、現地の中国人たちはどうだったのでしょうか。
一説によると、現地の人の日本人に対する略奪、陵辱行為は、日本軍(日本政府)が日本人の移民のため、土地を買収して現地の人を強制移住させたということが挙げられています。それも納得のいかない金額に不満があったようです。
でもここで疑問に思うことが一つ。それは、満州と言う広い土地。当時、150万とも言える日本人がいたと言うことですが、そういう人達全てに与える土地を買収したのでしょうか❓
でも、満州から引き揚げてきた人たちの手記には、未開の地を耕したという事を書いている人もいます。
また、土地買収後や強制移住後、日本人と現地人の人たちの間柄ってどうだったんでしょうか❓

それだけでなく、不満があるではあろう土地買収や強制移住という理由だけで、あれほどの略奪や婦人に対する陵辱をすることができるだろうか、という事が疑問。

という事でちょっと調べて見たら、一説には土地買収の恨みというよりも

単に物が欲しかったという追い剥ぎ的行為

の方が多かったような事を書いてある人もいました。
確かに、あの反日デモの騒ぎを見ても、そういうことがあってもおかしくはないような民族には思えます。

また、当時の中国では未だに売買婚が行われており、貧民は一生結婚できなかったということ。そこに大量の日本人女性が現れたのですから、 襲われて当然の社会情勢だったようです。結婚できない=セックスできないですから、多くの女性を見ると、当然、オスの力が発揮されるでしょう。それに、日本人男性は根こそぎ動員されていたわけですから、その場にいない。で、頼る人もいない守ってくれる人もいない女性なんて、性に飢えているオスから見たら襲うのは簡単だったでしょう。

原田さんのセリフの一つで、「今まで日本人がしてきたこと」とはどういうことだったのか、それが知りたいと思いました。
単なる追い剥ぎ的行為だ、とも言って欲しかったのですが。。

ちなみに、今中国で良質なお米が取れる黒竜江省って、この時代、日本人が入植してお米を作ったところなんですって。こうやって今でも、日本人が残した技術が残っているのですね。皮肉です。

3月25日(日)のつぶやき

2018-03-26 05:25:20 | 海外ドラマ