最初っから、くたびれたおっさんふうのリーアム・ニーソンが登場。この「くたびれた」というのが意味あるのかな、と思いましたが、もしかしたらこいつが犯人かも、と観客に思わせる手口だったんですね。
所謂、犯人探しの映画です。
予告編では、飛行機の中だけの映像だったのであまり面白くないんじゃない、と思っていましたが、それなりにはらはらドキドキする映画でした。
という事で、
🍎🍎
でしょうか。
こいつもあいつもあの人も怪しい、主人公も怪しい、と思わせてくれる多彩な登場人物。さて、その犯人はというと、えっ、こいつが、と思うくらい拍子ぬけの感じです。ネタバレですが、複数いるのですが、その中の一人はそれなりに怪しい感じはありましたが。
犯人探しの部分にかなりの時間が割かれてしまっているので、この犯人達、一体どういう目的でこのような事を考えたのか、良くわかりませんでした。最後、早口で犯人がしゃべっていた部分があるのですが、ぼーっとしていたら聞き逃してしまったかんじ。なので、少し消化不良のような後味です。
最後の犯人vsリーアムの部分で、何かもうちょっとひとひねりが欲しかったです。最後が普通に終わってしまったような印象なので、もうちょっとあっと思わせるような事もあっても良かったのでは?
サスペンス映画が突然2時間サスペンステレビドラマのようになってしまった印象です。
それにしてもほぼ飛行機の中の映像なので、コスト的には安かったのかもしれませんが、演じる俳優さんたちは大変だったでしょうね。
映画「フライト・ゲーム」予告編