テンペラ画

ヘラクレスもライオンも、
背景の火を噴く山々も、
古格があっていいですね。
ルネッサンスもまだ始まったばかりの、
１４世紀イタリアのテンペラ画です。

奈良時代の「せん」

粘土を素焼きにしただけのレンガのような形。
存在感のあるオブジェのようですね。
左は唐招提寺、右は平城京出土といわれています。

パキスタンの木の大鉢

小麦粉でもこねたのでしょうか。
さんざ使われて、
木の表情抜群の50センチもある大鉢です。

ブロンズの盤

43センチのブロンズの盤。緑青が見事です。
インドネシア東部ジャワ出土。
マジャパイト王朝時代14～15世紀のものといわれています。

渥美の壺

渥美は、地味なところがよいですね。
これは平安時代の長頚壺です。
店内の多くのモノの中にあって、
いつもひっそりと姿を消しています。

泥塔

高さ3.5センチのちいさな土のカケラなのですが、
透明感が漂います。
中世以降の泥塔は沢山ありますが、
これは白鳳時代といわれている珍しいもの。
北野廃寺跡出土の円形段泥塔です。

銅製扁壺

図録で探しても類例のない扁壺です。
シャープな形をしています。
どこの国のものだろうか？　
いつの時代のものだろうか？
想像する楽しみいっぱいです。
群馬県出土という伝来があるので、
質の高い金属の副葬品が大量に出土した
観音山古墳のものでしょうか？？

絵馬

それほど時代があるとは思えない、
多分大正～明治時代の、岩手県の絵馬です。
お馬さん親子のほのぼの感で、
幸せになりそうです。

ドゴンの扉

西アフリカ・マリ共和国、ドゴン族の穀物倉庫の扉です。
装飾的なものはなにもない、ただの木の板。
それが、いいですね～