「おいら~はナァ、生まれながらの炭坑夫~♪」という
歌を知っているのは、年輩の方。
かつて、日本の産業を支えた人たちの
かぶっていたヘルメットが、
こんなヘナヘナのアルミ製だったなんて
信じられません。
シンプルで静かな佇まい。
弥生土器と間違えそうです。
縄文中期以降の、火焔土器などの激しさは苦手、
という人も、きっとこれには脱帽でしょう。
5000年前~6000年前につくられました。
高さは30センチです。
伊万里かな? と思っていたのですが、
磁器に詳しい人に聞いたところ、
清朝中期の白磁とのこと。
形も焼きも「完璧」。
やはり、中国のやきものは凄いです。
掌(てのひら)にすっぽり入る可愛さが魅力的です。