ぶんぶんのひとり言

文鳥達とのふれあいと
その他いろいろ綴ります。

御先祖様

2022年09月21日 | ひとり言
宗教と政治の話は
するものではないと言うけど


若い頃勤めてた会社の上司が
とある宗教団体の幹部だった

社内での勧誘はしないという
社長との約束があったようだけど
フロアの半数は「宗教の人」だった

でもなんとか勧誘されることもなく
過ごしていたけど
父、母が立て続けに事故にあった時
上司が言った

「先祖の供養をしていないだろう。
だから事故が続くんだ。ちゃんと供養しないと身内の誰かが◯ぬぞ。」

ちゃんと仏壇にご飯やお花をあげてるし
手も合わせてるって言ったら

「そんなのは供養って言わない。供養の仕方ってもんがあるんだよ。」

その供養の仕方を教えてくださいって言ったら

「信者以外には教えられない。」

ときたもんだ
じゃ、
聞かなくていいですって言ったのさ


父にそんな話をしたら
父が言った

先祖が子孫に祟ってどうすんだ。
子孫が居なくなったら誰が先祖の供養をするんだ。
困るのは先祖の仏たちだ。
うちには俺たちを不幸にするような先祖は一人もいない。

って力説してた

なるほど
すっごい説得力あるな〜

それと
来るものは拒まず
去る者は追わず
損得なく
みんなの幸せを願うのが
良い宗教なんだと
信者以外には教えないって事は
良い宗教ではないな
とも言っていた

何十年も前の話である

信仰している人がいるんだからと
教義も知らず毛嫌いしちゃいけないと
若気の至りで
宗教に自ら近づいたり
向こうから近づかれたり

そんなこんなでいろんな宗教の人の
話を聞いてきたけど
何処かがなんとなく変なんだ
その「変」に気づくことが出来たのは
あの時の父の話のおかげだと思う