気ままに 黒松内

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真珠まりこさん講演会 in マナヴェール

2007年06月02日 | イベント
黒松内町内にある「ふれあいの森情報館マナヴェール」で
年に1度開催されている絵本作家の講演会がありました。
 
今回来てくださった方は
「もったいないばあさん」の著者 真珠まりこさん


「もったいないには愛がある」というテーマで
まずは 「もったいないばあさん」の読み聞かせをしてくださいました。

どんなお話だったか・・・
いろんな話をしてくださいましたが・・・

☆まずは、「もったいないばあさん」を作ったワケ

ご自身の4歳の息子さんに「もったいないって何?」と聞かれました。
今までは、どんな言葉だって子どもがわかるように説明することができたのに
初めて説明できなかった「もったいない」
「もったいない」をお説教臭くなく子どもに説明できる本を作りたかったそうです。

※余談ですが・・・
この絵本が出版された後、2004年にノーベル平和賞を受賞した
ワンガリ・マータイさん。
国連で「もったいない」を世界に広げる宣言をしました。
しかし、その前に通訳の方がマータイさんに「もったいない」を説明するのに
5時間もかかったそうです。

☆なぜ「もったいない」を大事にしたい?

そもそも「物体~もったい」とは
仏教用語で「ものの本来あるべき姿」を意味するそうで
それが「無い」ということを嘆く気持ちが「もったいない」
そこから 真珠さんは命あるものを粗末にしてはいけない
「命の大切さ」にたどり着いたそうです。

☆もったいないばあさんが一番もったいないと思うこと

知恵があれば宝になる
知恵がなければゴミになる
知恵を伝えないことが一番もったいない!

☆真珠さんが一番もったいないと思うこと

小さい頃に大好きだったもの
それは宝物の種
大きくなるうちに 誰かに「そんなもの!」といわれ
自信がなくなり、なくしてしまう

その人らしくいられるもの
そんな宝物の種を手放すなんてもったいない!


「もったいないばあさん」の原画展が
マナヴェールで8日まで開催されています。
クラフト紙に手書きした淡い色合いで
何枚も切り貼りして重ねて出来た原画は
真珠さんの思いが伝わってくるようです。

ぜひ、足を運んでご覧下さい。

<間村 奈未子>



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