気ままに 黒松内

地域の十人十色の魅力に出会う農村の暮らし訪問ブログ

羊毛てしごと 

2008年02月29日 | イベント
2月29日

黒松内ぶなの森自然学校で
「1からはじめる羊毛てしごと」と題して
なんと3泊4日の気合の入ったセミナーを実施いたしました。

3泊4日羊の毛と向き合うと色々なものがみえてきました。
(少し学生時代の合宿を思い出すストイックさもありました…)

暮らしの中で行われてきた手仕事ですが、
現代では多くが機械化され、既製品が流通するので
ものが出来上がっていく行程を知る機会はあまりありません。

セミナーでは学校で飼っている
サフォーク種の羊の毛(昨年5月に刈りました)を
材料として使ったため、
本当に羊毛の手仕事として必要なことを「1からはじめ」ました。

まずは 原毛の選別&ゴミ落とし

毛の長短、藁などのゴミが付いている、糞尿が付いているでわけます。
固まっている毛を丁寧にほぐしてゴミを落とします。
ここで毛糸用、フェルト用、座布団用?など用途ごとに仕分けも。

そして 原毛洗い が始まります。



はじめはぬるいお風呂くらいのお湯に漬けます。
そうして、ザルあげるのですが、
ガサっと一気に がさつ にあけてはいけません。
(以前は大量にそうやって洗っていましたが…)
手でそっとザルにあげます。

お次は粉石けんの洗剤をぬるいお湯に溶かし、
そっとザルから羊毛を戻し漬けおき。

汚れに応じてたっぷりと漬けおきしたら
同じ要領でザルにあげ、ぬるま湯ですすぎ

そして、今度はウール用洗剤で漬けおき
すすぎ

少しの柔軟剤にさっとくぐらせて(後の行程で毛をいためずらいらしい)

ザルで水をよくきり
新聞紙のうえに広げて 乾燥!!

黄色い茶色い毛が真っ白になりました~~
これでフェルト作りや毛糸作りの下準備完了です!

いやいや、毛洗いを丁寧にすれば8割の行程終了といっても
過言ではないようでした。

2日目につづく

 




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