大家族・長期村の日々奮闘記

ぶなの森自然学校の,子ども長期自然体験村の日々のできごと報告です。

この気持ちは せつない というのでしょう・・・

2005-08-15 15:21:28 | Weblog
子ども達は、みんな家路に着きました。
残ったスタッフ達も明日にかけて皆、自分達の地域へ帰ってゆきます。この2日間でたくさんの人たちを見送ります。

 自然学校にいると、年間にたくさんの人たちを出迎えますが、たくさんの人も見送ります。 なかでも、一度にたくさんの人たちとお別れするのが、長期村の後です。

 そして、帰る人が遠ければ、遠いほど、なんか・・・切ないんだなあ・・・

 この3週間は、いままでの長期村と比べると、何か短く感じました。そんな感じを持っているスタッフ、子どもが多いように思います。 なぜなんだろう?

子どもの中、スタッフの間でも大きな溝はできなかったように感じています。 お互いに安心して、「信じあえる」関係性が徐々にでき、仲間と共にここに居ることが普通にできる「居心地」が出来ていたからでしょうか。
 スタッフ合計50名もの「大家族」の毎日ですが・・、ここに居ることが当たり前になっていたんですね。

しかし・・・、それは、気がつくと、やはり・・・
夏だけの 僕らのワンダーランド だったんです。

その当たり前になっていた「大家族」がなくなるのも、せつないなあ・・・

でも、ここで起こっていたことは、映画でもドラマでもなく、現実でした。

嬉しくて・・・、流した涙も
くやしくて・・・・・、流した涙も
人と向き合うことがつらくなって流した涙も
分かれるのが せつなくて流した涙も・・

どうして流れるのか分からなかった涙も・・

みんな 全身全霊で感じて、流れた涙でした。
これを 「感動」といいます。

物事に 心が震えるから 涙が 流れるのです。

涙を流す時、本当の自分が そこにいます。
だから・・・、
自分に 戻る水と書いて、涙 といいます。

ここで、体験し感じたことは、
将来、ぶつかる、乗り切らなければならない困難、
その困難を乗り切るための、エネルギーの源泉に
なります。

 スターウォーズの世界でなく、皆、現実の世界で
暮らし、20日間もの たいへんさを のり切った
のですから。

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長期村にお子様を 送り出してくださった 保護者の
方々に、感謝申し上げるととも、敬意を表します。

関われたスタッフも子ども達に関わることで、
成長することが できました。

本当にありがとうございました。







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