汚染灰「人の住めない福島に」 桜田・文科副大臣が発言(朝日新聞) - goo ニュース
福島第一原発事故で放射能に汚染されたごみを焼いて出た焼却灰の処理をめぐって、桜田義孝・文部科学副大臣が千葉県北西部の市長や国会議員らとの懇談会の席上、「(焼却灰は)原発事故で人の住めなくなった福島に置けばいい」と発言していたことがわかった。
桜田氏は朝日新聞の取材に対して、発言を認めたうえで、「灰を一時保管している地元は困っている。そういう(=福島に置けばいいという)考えがあるのでは、という思いから、出席者に質問するつもりで発言した。私個人がそういった主張をしているわけではない」と説明した。
桜田義孝・文部科学副大臣が、千葉8区(ホットスポットが点在する柏市と焼却灰の一時保管場所のある我孫子市)選出の議員である事を考えれば、8,000ベクレル/Kg以上の焼却灰は国が処分する事になっているのに、まだ最終保管場所が決まっていないから、仮置き場や一時保管場所に溢れている現状を憂いて、思わず本音が出てしまったのかも・・・
私も、人が住めるまでの除染は不可能と思うので、最終保管場所を決められないのなら福島第一原発の周りに置くしかないと考えている。(詳しくは後日に?)
汚染灰の最終保管場所すら決まらないのに、高レベル放射性廃棄物の最終処分場は永遠に決まるわけがない。
柏市南部クリーンセンターで発生した、放射線物質を含む8,000ベクレル/Kg以上の焼却灰は、既にドラム缶に入れられた約300トンが保管されており、現在は千葉県一時保管場所(手賀沼流域下水道手賀沼終末処理場)に搬送している。
搬送月 搬送量 放射能濃度
(トン) (ベクレル/キログラム)
平成24年12月 7.94 39,300
平成25年1月 37.97 36,300
平成25年2月 69.19 24,700
平成25年3月 52.80 43,300
平成25年4月 57.60 51,200
平成25年5月 70.80 53,600
平成25年6月 0
累計 296.30
53,600ベクレル/キログラム(最大値)
これは、平成25年6月30日現在の数字で、放射能濃度の高さに驚いてしまうが、これが柏市の現状であることを再認識しなければならない。
ここには松戸市・流山市で発生した焼却灰も搬送されている。